マクラーレン今度はル・マン制覇25周年記念モデル

マクラーレン、去年はA・セナ死んだ25周年だったが、今度はル・マン制覇25周年で記念モデルを出した。ダルマスや関谷やレートに何か恩恵あるのかな?

あの当時のクルマはゴードン・マレーがデザインしたマクラーレンF1、エンジンはBMWの6リッターV12、当時F1で奮わなかったダルマスとレートに日本でトヨタのドライバーだった関谷が勤めた。日本のGT選手権でもラルフ・シューマッハでチャンピオンを獲った。

今のクルマは、ゴードン・マレーでもBMWでもV12でもなく、マクラーレン(F1でメルセデスがパートナーシップを取り消すに価する何かをマクラーレンがしたと言われている)V8ターボ。何1つ継承したモノはない。記念モデルとして、コレほど意義の薄いクルマはないように思う。

マクラーレン、展開が厳しくないか?メルセデスのデッドコピーなV8ターボをブースト調整して使い回して、パワー数値で車種を区切っている。(ホントに制御を変えているのかも疑問)だから、違う車種を演出するのに顔や尻を変えなくてはいけない。カーボンモノコックのクルマには、致命的な手間とコストだ。

いっそ、嘗てのマルカツやら今のビーマックみたいに、自社の汎用シャシーに自由にエンジンやミッションやデファレンシャルを選択できるようにし、調整しておカネを取るようにする方が賢くないか?シャシーが1種類でも、ミッションをMT/AT/DCT、デファレンシャルを機械式/電子制御式/トルセン式、エンジンはF1イメージのフォードV8/ポルシェV6ツインターボ/ホンダV6ツインターボ・V10・V12/プジョーV10/メルセデス(イルモア)V10・・・勝手にエンジンだけで、バリエーションも乗り味も個性も変わる。