大阪都構想パンフレット

大阪都構想パンフレットが来た。

府知事と大阪市長がゴリ押しするだけあって、もっともそうなコトは書いてある。しかし、根幹は、現在は大阪府大阪市の下に24区ある。それを、大阪市をやめて24区を4区に統合し、大阪府に4区がぶら下がる。東京都の区と同じ感じにする。それにより二重行政の弊害を解消すると述べられている。

疑問はある。

元々、政令指定都市はドコも同じ構成だ。他都道府県でこのような問題は起きているか?大阪府以外、いや、大阪の維新以外にこのシステムに文句を言ってる公共団体はない。つまり、運用している大阪府大阪市に問題があるのではないのか?

その問題は、大阪府大阪市の政治家や公務員が、好き放題に血税ハコモノバブルゲームをやって失敗した、第3セクターによる莫大な財政赤字。コレにより市民1人当たり子ベンツ買えると府や市がマスコミに吹聴しているが、紛れもなく府や市の失政である。府でも1人当たり新車が買える赤字になっていると聞いたように思う。

コレについて認識する限り、府や市で企画の失敗で責任を問われた者は1人もいない。内々に逃げ、財を為して役目からフェードアウトしたか、今も居座っている。

こんな24区を4区にして、4区分新たなハコモノを作り、新たな周辺バブルを起こそうという浅薄な発想に思われる。単に、第3セクターリバイバルに過ぎない。自分達なら上手くやると、周りで見ていたら誰でも思うようなコトでしかない。

こんなコトで大阪は良くならない。

二重行政を廃するなら、24区をやめ、大阪市1本にすれば良い。マネーゲームやバブルゲームを維新にやらせる余裕はないのだ。政令指定都市を返上したら良い。それなら、大阪の呼称を変えたりするコトを国や他都道府県に迷惑かけるコトもない。

また、第3セクターによるマイナス数字を洗い出し、政治家や公務員に至るまで関係者全てを洗い出し、責任金額を私財から徴収するべき。背任なのだから。コレを裁くどころか、自分達にもマネーゲームやバブルゲームをやらせろと言うのは、明らかな筋違いだと思う。