ラミレス監督、今季限り

ラミレス監督、今季限りとなった。4年の任期ながら、1度CSを勝ち抜き日本シリーズにも出ている。

このチーム、本来は中畑監督最終年にもチャンスはあった。フロント・中畑監督共、「集大成」と公言してシーズンに入ったところ、首位を走る快進撃だった。しかし、選手達が「監督最終年に花を添える!」ために頑張った光景を、勘違いしたフロントが「来年も中畑監督が続投」と発言してしまい、選手達の熱は急速冷却、最後はCSにすら残れなかったのではなかった?

諸悪の根源は、阪神オリックス中村元GMと並び称される高田GM。中畑監督時代、キューバ選手を導入して成績向上したのに、キチンとした契約をしてなかったため、無一文でチームを去られて、最低のムードでシーズンインしたりもした。今、巨人でも取り上げられる大量戦力外も、高田GMが先鞭をつけた。普通、GMには親会社から託されたミッションがある。数年後を見越した若返り、コストダウン、早期リーグ優勝日本一など。しかし、カレは中村サンと並び、ヤクルト・日ハムと何の成果もないどころか、むしろドン底に落としただけのGMだ。挙げ句、親会社サイドの野球を知らないヒトの現場介入で、揉め事すら頻発させた。

そんな中で、親会社の現場介入を断固拒否できたラミレス監督は、一貫して戦った。当たり前なのだ。GMはチーム運営を負うが、現場を把握し得られる限り勝つのは監督の仕事だし、障害になる介入を撥ね付けるのも裁量なのだ。この4年、バカ田GMのコメントも殆ど見ずに済み、チームは3位以内にいる。日本に来た外人監督として、ブレイザーやルーツやバレンタインやブラウンらと比べても、元の状況や成績で、素晴らしいと思う。

いっそ、巨人が原監督を辞めさせて、カレを据えないかとすら思う。