阪神にGM復活を!広岡提言

日本でGM上手くやったヒト、いるか?
阪神オリックスをドン底に落とした中村、ヤクルト・日ハム・横浜で数々の迷走をした高田、巨人で裏ガネを暴露した清武、楽天で選手獲得は上手くやってるが私情運用の石井一、ロッテで伊良部やバレンタインを上手く処理できなかった広岡、ソフトバンクで選手と軋轢を起こした小林、中日でコストダウンとランクダウンをやった落合と、失策以外に成果が出ないヒトばかり。日ハム山田は上手くやっていると言って良いのか、ダメな年が結構ある。

アメリカでもホントに上手く行ってるか、疑問なのだ。メジャーや色んなスポーツでも、GMは善し悪しある。マネーボールに見るような考え方もありだが、野球をつまらなくするきらいもある。NBAブルズのJ・クラウスはモロにビジネスオンリーに走り、M・ジョーダンやS・ピッペンやP・ジャクソンとの関係を悪化させ、解体時期を早めてしまったし、以後の戦略はあまり上手く行かなかった。エージェントとの交渉に後手を踏み、MLBやNBAは年俸高騰が止まらない。
球団側の評価基準も、わからない。中村は何も成果ない内に亡くなった。高田は、単にその座にあったと言うだけで、チームの成績も年俸や年齢の構成是正もチームイメージ向上もちゃんと成果を評価できるものではないのに、まだ居座っている。むしろ、"キューバ危機"を(当時の)中畑監督や新人山崎に救われた感すらある。初のCS進出の可能性を、GM&フロントの最終年撤回宣言で逃しもした。今の横浜の好成績は、ラミ監督がフロント介入をハネつけ、毅然とチーム運営をやり徹したからだ。GMやフロントの功績ではない。
フツ~に考えれば、球団としてあるべき姿は12年に1度の日本一、6年に1度の日本シリーズ進出(優勝ではなくCS勝ち抜き)、選手年俸総計の平準化と抑制、FA選手を補償出ない海外より補償の出る国内、少なくとも5年メドの戦力平準化維持。コレらを管理するには、事務処理やデータ解釈力は必須であるし、そのデータベースを作るために継続的調査ができていないと、稼働までに数年かかってしまう。
バカにはムリだ。野球自体を知るコトや選手を知るコトは善し悪しだ。GM一人で遂行させるにはバランスが悪くなる。東大出でロッテで選手生活を送り、ソフトバンクでマネジメントに就いた小林ですらダメだったのだ。GM管理部署を作り、データ管理側と運用処理側を分けて均衡させ、やり取りさせる運営が必要に思う。