プロ野球監督の評価とは?

日ハム栗山監督が4年連続で優勝を逃しているのに、契約更新されたコトについてブーイング報道されている。確かに、日ハムは優勝できない年、意外とBクラスも多い。だから、負けが混んでるイメージがあるのかも知れない。セ・リーグには巨人、パ・リーグにはソフトバンクと、肥大戦力球団がある。その中でシーズン最多勝的なリーグ優勝、ないしCS勝ち抜き日本シリーズ進出するのは、ハードなミッションになるかも知れない。

ただ、おかしくないか?

プロ野球は本来、支配下選手や1軍登録やベンチ入人数も統一、ドラフトによる新人獲得均等化、起用外人人数にも制限があり、ちゃんとした戦力分析・補充されていれば、最悪1軍のチーム戦力は均等なハズなのだ。所詮、フィールドに出られる選手は9人、ベンチ入27人、最悪1軍登録40人の選手が選抜されて整備されていれば見掛け問題ないし、ソレ以上は1軍起用できないなら、余剰戦力でしかない。EXILEのように、増えた分だけ出られるワケではない。

戦力均等であるなら、6年に1度のリーグ優勝ないしはCS勝ち抜き日本シリーズ進出、12年に1度の日本一があれば、プロ野球チームとして問題ないし、監督任期中の評価として何も言われる筋合はないのだ。

栗山監督は、5年前、大谷の日本最終年の前年にリーグ優勝&日本一になっている。つまり、期間移動で評価すれば、あと1年はリーグ優勝ないしはCS勝ち抜き日本シリーズ進出なくても、何も言われる筋合はない。あと7年は日本一なくても、何も言われる筋合はない。むしろ、Bクラスに終わる年に、翌年以降の戦力育成のヒントがある。

マスコミは、日ハム栗山監督を取り上げる以前に、他球団をそうした目で評価しているのか?6年で優勝してないないしはCS勝ち抜き日本シリーズ進出してないチームは?12年日本一になっていないチームは?

もっと言うと、肥大戦力チームの評価をドコに置く?6年に1度のリーグ優勝ないしはCS勝ち抜き日本シリーズ進出と12年に1度の日本一、という以上の戦力に見合う結果を出しているのか?つまり、ココ6年に2度以上リーグ優勝ないしはCS勝ち抜き日本シリーズ進出したか?ココ12年に2度の日本一ができたか?は、外から見た最低限の評価基準であるし、使ったカネがその+1回程度で見合うかを見てみればわかる。

今回、ココ6年12年で考えて、

・日ハム栗山監督は言われる筋合はない。

ソフトバンクはまあまあか。

・ロッテは監督違うが、6年12年で考えると、3位から日本一があった。

楽天は監督違うが、6年12年で考えると、マー君での日本一があった。

オリックスソフトバンクを追い詰めた1年があっただけで、全くダメ。

・西武は6年12年で考えると日本一もリーグ優勝もある。

・巨人はソフトバンクより遥かに成果は低い。リーグ優勝してもCSを落とし、遥かに戦力差があっても日本シリーズすら落としている。

阪神は6年12年で、和田監督でのCS勝ち抜きがあっただけ、疑問。近年は?

・ヤクルトは6年12年で日本一がない。リーグ優勝1。

・横浜は6年12年で日本一がない。CS勝ち抜き1。

・広島は3度リーグ優勝、CSを2度落とし、日本一がない。

・中日は落合時代の日本一やリーグ優勝やCS勝ち抜きがあっただけ。落合GM以降ヒドい。近年は?

つまり、成果を問われるべきチームは、全くダメなオリックス、落合GM以降の中日、全く補強に見合わない阪神&巨人のハズ。