ニッサン、Zがあんなだから、シルビアは?

どうやら、ニッサンは新型Zをあんな形で出す気らしい。

元々、国内ユースひいてはレースを見据えた使い勝手を考えたスカイライン/GT-Rに対して、インターナショナルスポーツカーとして、特にアメリカなどをターゲットにした高速直進を考えたZという位置付だった。だから、Zはスカイラインと同格かそれ以上のエンジンを与えられ、より空力的に優れたデザインを与えられた。

本来は、RB26DETT、VG30DETTがあれば、GT-RもZもより研ぎ澄まされた方向を与えられるべきだった。GT-RはR34GT-RをベースにFRにし、空力向上と伝達ロスと寸法プロポーション調整すれば良かった。ZはZ32をベースにホイールベース延長し、各部パーツのアップデートを図れば優れたクルマになったハズ。

それが、カルロス・ゴーンによって、いやそれ以前のリストラによりZ好きの社員が減ったコトにより、Zが歪められた。同じく歪められたGT-Rより下の位置付、スカイラインクーペと同格、エンジンである。唯一はZ34に与えられた、MT初のオートマチック・レブ・コントロールくらい。エンジンは4リッター近くの6気筒、大重量。確か、ルックスもダイハツビークロスのデザイナーではなかったか?GT-Rは4リッター近くの6気筒をツインターボによるエンジンパワー、パワーを伝える4WD、大抵のヒトは限界で扱うワケでない事情を確信犯で大重量にし、軽量化しないコトがむしろ穏やかなクルマになった。

スカイライン、Z、GT-Rが大排気量、大重量になった分、シルビア/180SXの席は広めに空いている。必要な要素は、元よりの5ナンバーサイズに最高の運動性。2リッターまでの直列4気筒でも、席が広く空いているため直列/V型6気筒ですら良いかも知れない。今の技術なら、4気筒でも300~400馬力出せるし、フロントミドシップのFR、1,100キロ、2+2、オープン共用ビジョンにしたクルマ作りができれば良い。

2ドアクーペ/3HB前提なら、サイドシルやや高めのフレーム構造に立ち上げれば良い。

三菱には、スタリオンとして提供すれば良いし。