中谷明彦は、1度は所有して欲しいクルマは、フェラーリ348tb以降のV8フェラーリと、ポルシェの空冷911(特に964)と言ってるみたい。確かに、近年のV8フェラーリは、なくなったV12ミドシップフェラーリをもカバーするモデルになっている。ポルシェ964、空冷独特の音やビート感やレスポンスは、確かに他のクルマでは味わえない。
しかし、そうだろうか?
今のフェラーリ、明らかにフェラーリらしさをなくし、大馬力大重量に傾いていないか?その傾向は、エンツォ死後のモデルからではない?平気で1気筒当たり500ccを超し、馬力と一緒に大重量も抱えたのでは?エンツォは、F40や348までは関わっていたハズでは?当時は、セミATも市販化されてなかったし。ソコまでを含めて、フェラーリの味ではないの?だから、ワタシ個人は348までのV8フェラーリだと思う。
ポルシェ911として、レスポンスや切れ感など、空冷の独自性は素晴らしいモノとは思うが、空冷であるが故のネガもあったように思う。水冷化され、ツインカム化され、直噴化されたシリンダーヘッドが装備されたのは、997ではない?991以降の拡大路線は好みではない。GT3用NAの4リッター水平対向6気筒が500馬力を突破したのも、トピックスだった。