マセラティー・ボーラについて、サーキットの狼を引き合いに出すなら、筑波や流石島で走った切替徹の名前を出すべきではないの?ホンモノはレーシングサービスディノの代表だし、常磐道でフェラーリF40を324キロで走らせたビデオを売ってたのが、ファンの警察官が買って見たところを上司の警察官から騒ぎになり、書類送検された。実物は、今でも中古車雑誌に載ってる。
ボーラ自体、意外と信頼性は高かったクルマかも知れない。イタリア車は、アメリカ車やイギリス車やフランス車同様、カタログスペックは目安程度なのだ。だが、日本の谷田部テストで約270キロを出した。アルピナB12-5.0BMWは、カタログ270キロに対して谷田部で275キロだったが。
巨人時代の駒田は、このボーラを愛車にした時期があったのを、おぎやはぎの愛車遍歴で言ってた。
このライター、ちゃんとサーキットの狼を読んだのだろうか?このクルマの記事において、谷田部のおやっさんはサラサラ関係ないし、サーキットの狼にエッチな絡みはほぼない。Ⅱのモデナの件をごっちゃにしたのか?
作品内でのハイライトは、東名での謎のGCマシン対ボーラ対早瀬&風吹の930ターボ、GCマシンすらブチ抜いて見せた。最後はインの早瀬のパワースライド、アウトの風吹の慣性ドリフトに抜かれたが、大井松田から御殿場インターまでを競り合った。
ちゃんと書いて欲しい!
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「サーキットの狼」のあの名車、マセラティ・ポーラ伝説! ランボルギーニ・ミウラのライバルとして生まれた。
12/14(月) 7:01 Yahoo!ニュース
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皆さんこんにちは。中年B、ノリシゲセイイチ(56)です。
スーパーカーブームの入り口はやはり少年漫画“サーキットの狼”が多数派だと思います。ワタシも熟読していました。
【10連発】マセラティ・ボーラの画像をもっと見る!
多数登場する超絶カッコいいスーパーカーたちのなかで、主人公は非力なマシンを駆り悪戦苦闘。そんな悶絶の日々を癒してくれるのは、ちょっぴりエッチぃヒロインとのアレコレ。素敵です!
しかし、連載が進むにつれストーリーに不釣り合いな“謎の中年”が登場します。そう、“谷田部のおやっさん”です。
大人になった今ならこの中年の正体が超絶金持ちの上級国民であるとわかるのですが、このオッサンが主人公の“太いスポンサー”になるのです。
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愛車は『マセラティ・ボーラ』。なんだかペリカンのクチバシの様な異質のデザインです。
BBやカウンタック同様にミッドシップとの知識を得ましたが、エンジンは8気筒しかないショボいスーパーカーらしきモノ。
スーパーカーの双璧であるフェラーリとランボルギーニは戦後に躍進しました。
一方、マセラティは戦前から存在するヴィンテージ組。わずかな勝利数ですがF1でも勝利した名門であります。大人(中年)になるってこんな歴史を知ることでもあるんですよね。
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さて、『マセラティ・ボーラ』です。どんなクルマなんでしょう?
現在のマセラティの公式見解によればタイムラインは1971年から1978年。同社初のミッドシップ・グラントゥーリズモということになります。
また、同時にV6エンジンを搭載した弟分の『メラク』(下にあるイエローの車両)を1971年から1982年まで生産。
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中年になってもココロはスーパーカー少年。まずは2機種あるエンジンスペックと最高速度です。ちなみにV型エンジンのバンク角は90度。
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【Bora Tipo AM117】
総排気量:4,719cc
最高出力:310hp @ 5,200rpm
最高速度:270km/h
生産期間:1971年-1973年
【Bora Tipo AM117/49】
総排気量:4,930cc
最高出力:330hp @ 5,500rpm
最高速度:285km/h
生産期間:1974年-1978年
さて、ココからは大人になってからの分析です。車名の由来は相変わらず風のネーミングなのですが、ボーラはアルプスからアドリア海に吹くめっちゃ寒い風の名前なんだそうな。いわゆる季節風です。
ボーラ開発のキッカケは、ランボルギーニ・ミウラの存在です。格上意識のマセラティのケツに火が付いたのでしょう、マセラティをミッドシップ・スポーツカーの開発に駆り立てます。
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デザインはイタルデザインを設立した直後のジョルジェット・ジウジアーロ。
ウエッジシェイプのデザインは同氏のお約束ですが、伝統的FRグラントゥーリズモであるセレブのスーパーカー『ギブリ』(1969年-1972年)のエンジンを後部に搭載。
ただし、マセラティはギンギンのスーパースポーツカーを作りたかったワケではなく、ラグジュアリー志向の新時代GTを目指したところが現時点から振り返れば際立っていたと思います。
エンジンがある後部側面のガラスエリアが何よりの証明でしょうか。
車体構造はモノコックのキャビンにパイプフレームを組み合わせエンジンを搭載。ランボルギーニがやりたくても資金不足で実現できなかった量産向きの作りも『ボーラ』の特徴です。
しかし、そんなクルマを作り上げた同社のジュリオ・アリフィエーリがマセラティを追われ、後にランボルギーニの再建に貢献するのは運命的な出来事です。
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ディメンションで特筆すべきは『マセラティ・ボーラ』は2,600mmというロングホイールベースを採用したことです。
当時のスーパーカーと比較すれば少なくとも150mmは長いのです。つまりドライバビリティにおいても快適性を確保することを目指したことがわかります。
ファッションに例えれば、お洒落だけど着心地はスコブル快適かつ機能的なハイブランド。そんなスーパーカーが『マセラティ・ボーラ』だったのではないでしょうか。
Text:Seiichi Norishige
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