見えた上原浩治の浅い野球観!メジャー行っても、そんなモノか?

元巨人⇒メジャー⇒巨人の上原浩治、こんな野球観しか持っていないコトに、正直ガッカリした。

昔は、江夏の延長まで投げてのノーヒットノーランも、最後は江夏自身のホームランではなかったか?400勝投手金田は、打線が打てないなら自分が打って勝つと考えて打席に立った。日本シリーズも昔はパ・リーグフランチャイズでのDH制はなかった。

リトルや中学野球でも、監督のチーム作りは「一番上手い選手を投手にする。できれば一番大きいコを投手にする。」コトから始まる。高校野球では、大谷翔平でなくとも4番投手は多い。松坂大輔桑田真澄も、負担軽減や選手層があったから4番でなかっただけだ。投手が攻撃でも負うのは、野球として当然の姿だ。

上原浩治東海大仰星時代、建山の控えの位置付で外野手兼任だった。それほど、高校時代の戦績はなく、セレクションにもかからなかった。1浪して大阪体育大学では割と早く頭角を顕し、投手専任になれたのだろう。元から、打撃への意識はなかったのだろう。カレでなくても、寺原や新垣などは甲子園でもプロでも打撃の意識のなさは目についた。

きっと、投手の打撃は専門外という認識しかないのだ。高校時代を5季甲子園に行った桑田真澄らとは、野球への見識が違うのか?

別に、ちっとも練習してないピッチャーの無様なバッティングを見たいワケではない。

ピッチャーも試合の勝負処として、この1打席に賭けるバッティングを見たいのだ。

メジャーにも行って、こんな野球観しか持ち得ないとは、返すがえす情けない限りだ。

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セ・パの実力差は明白、二の足を踏んでいる場合ではない… コロナ禍だからこそセ・リーグにDH制の導入を
12/18(金) 11:45 Yahoo!ニュース 個人
上原浩治 
元メジャーリーガー
(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
 オフのプロ野球にまた一つ、議論が持ち上がっている。

セ・リーグにも指名打者(DH)制を導入するかの是非だ。

 巨人が12月14日のセ・リーグ理事会で来季の暫定的な導入を提案したが、賛同を得られずに見送られたという報道があった。いったんは棚上げになったのかと思ったが、新たな報道で、日本プロ野球選手会が一部の選手を対象に行ったアンケートでは強い反対意見はなかったことが明らかになった。投手の負担減を歓迎する声もあり、選手会も現場の意見を提言していくらしい。

 そもそもの発端は、昨オフの2019年10月に巨人の原辰徳監督がオーナー報告の席上でセ・リーグでも導入することを提言したことだった。今季の日本シリーズではコロナ禍の過密日程による投手への負担軽減を理由に、ソフトバンクの申し入れを受け入れて特例で巨人の本拠地開催試合でも導入された。そして、巨人が14日の理事会で提案した際の理由は①コロナ禍での投手の負担軽減②各球団のチーム強化につながる③ファンが求めるスリリングな試合提供|の3点だったという。

 セ・パの実力差を埋めたいという思惑はあるだろう。最近10年の日本シリーズはパが9勝1敗と圧倒。今季は実施されなかったが、交流戦もパの強さが際立つ。

 今年の日本シリーズ初戦後、日刊スポーツの評論家コラムでも書いた通り、簡単に埋められる差ではない。巨人は2年続けてソフトバンクに4連敗して日本一を逃している。指揮官である原監督が現場で肌で感じた危機感は相当だったはずで、打開策の一つとしてDH制の導入に思い至ったのだと思う。

 DH制については、私は以前から賛成の立場だ。一番の理由は巨人が提案した③の理由が大きい。プロ野球はファンあっての興行。「ファンがピッチャーの打席を見たいのか」というシンプルな疑問がある。高校時代に打撃センスがあった松坂大輔投手や前田健太投手の打席なら興味本位でも関心は高いかもしれない。しかし、多くの投手は基本的に安打を放つことは難しく、チームからも打撃に関しては期待されていない。もっと踏み込めば、投手の年俸査定において、少なくとも私の場合には打撃成績は対象に入っていなかった。投げる立場でいえば、打席に立ち、打った際にバットの芯を外せば手しびれることもあり、けがのリスクを避けるメリットはある。ファンからすれば、投手の打席に指名打者が入るなら、見応えのある勝負が1打席でも増える。そのほうが楽しめるだろう。

 では、投手のレベルが上がるかという視点ではどうか。DHと9番・投手(それ以外もあるかもしれないが)では投手心理は全く違う。たとえば2死二塁で次打者が投手なら、歩かせて投手との勝負で逃げ切れるという計算が立つ。もしも、代打を送れば、投手はマウンドでの調子とは関係なく降板することになり、成長の機会を失う。投手は投げることで強くなるという側面がある。DHの導入は投手を鍛えるという視点からも必要なのかもしれない。それは、パ・リーグの投手陣をみているとわかりやすい。

 球団経営の観点でいえば、レギュラー野手が1人増える。単純に年俸1億円ならその分だけ「人件費」はかさむ。ただ、その選手が活躍すればグッズ収入なども入る。考え方次第かもしれない。

 もちろん、DHを導入すればセ・リーグのレベルが上がるかといえば、そんな単純ではないだろう。投手交代のタイミング、代打の醍醐味など、DH制の導入で失われる妙味があることも踏まえて、判断をする必要もあると思う。今回は来季に向けた編成に着手した後の巨人からの提案だったことも、他のセ・リーグ球団が二の足を踏んだことにつながったのかもしれない。来シーズンの間に翌シーズンを見据えた議論があってもいいのではないだろうか。

 もともとは人気面ではセ・リーグが圧倒してきた歴史がある。2004年の球界再編騒動などもあり、パ・リーグは「地域密着」に舵を切り、プレーオフ(現在のクライマックスシリーズ)制度を導入するなど、アイデアで勝負してきた。米大リーグもア・リーグはDHを採用し、ナ・リーグは投手が打席に立つ。日本のセ、パもそれぞれのリーグの歴史の上に成り立っているという側面はある。ただ、状況はコロナ禍の真っただ中。例外的に、暫定的に導入するという検討をしてみてはどうか。先が見通せない状況だからこそ、球界も臨機応変の姿勢があってもいいのではないだろうか。

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