今の私大、高学歴?おしゃれ?媚びてるの?

出版社のクセに、今の私大の現状を知らないのか?それとも、各大学の花形学部学科のトコだけ見て、確信犯的に単なる学費徴収要員収容学部学科からは目を背けて、書いてるのか?

今や、私大はドコでも、4年数百万円の学費をちゃんと払えれば、結構なバカでも行ける。東京や関西の有名私大では、幼稚園からエスカレーターが大半、よほどロクでなしでない限り、カネさえ払えば大学まで行ける。本当に厳格な試験選抜を運用されるのは、各大学の花形学部学科だけだ。ソコを選抜落ちしても、色々救済選抜がある。

高学歴でもおしゃれでもないョ!

 

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北川景子商学部出身、明治大学卒業の「おしゃれな芸能人」が急に増えた理由
12/25(金) 11:02 Yahoo!ニュース
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バンカラ”は過去
北川景子
 話は少し古いが、2009年3月27日、スポーツ報知は「北川景子井上真央が明大卒業式に出席 在学中ともに合コンなし」との記事を掲載した。

【一覧表】黒木華に続き「京都造形大卒」の俳優5人が活躍中、「日芸」は蒼井優、「明大文学部」は井上真央 【計16人の一覧】

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 記事によると、北川景子(34)は白地に桜模様のはかま姿で卒業式に出席。「もっともっと、一生懸命勉強したかったけど、両親や事務所の方には4年間大学に通わせてくれたことを感謝したい」と声を詰まらせ、涙を浮かべたという。

 井上真央(33)は、緑のはかま姿で「一生涯の友達を得ることができた。4年間想像以上に楽しかった」と取材に応じた。

 ちなみに見出しは、北川が「(合コンは)1回も行かなかった」、井上が「みんな誘ってくれなかった」と答えたことに由来している。

 明治大学商学部を卒業した、50歳代の会社員が感慨深げに言う。

「僕が大学に通っていた90年代、現役の芸能人、特に女優さんやモデルといえば、上智大学青山学院大学に通っているイメージがありました。なので、あのニュースは鮮明な記憶として残っています。井上さんは文学部ですから女性が多い学部ですが、北川さんが商学部の学生だったというのは驚きました。90年代の商学部は、女子学生など数えるくらいしかいなかったものです」

 明治大学と言えば、ビートたけし(73)を思い浮かべる人も多いだろう。1965年に明治大学の工学部(現:理工学部)に現役合格を果たしたが、芸人を志したことから通わなくなった。

 最終的には除籍となったものの、2004年9月に「特別卒業認定証」が送られた。ちなみに正式な卒業認定ではないという。

2000年代から変化
 それでは、明治大学を卒業した、主な男優と女優を調べてみると、どんな顔ぶれになるのだろうか。表にまとめてみたので、ご覧いただきたい。

明治大学を「卒業」した男優・女優
 意外に思われるかもしれないが、昔から明大卒の演劇人は少なくない。例えば全員が大学を中退しているが、文学部の小林旭(82)、農学部西田敏行(73)、故・大杉漣さん(1951~2018)という具合だ。

 表に記載した故・高倉健さん(1931~2014)、田中裕子(65)、松重豊(57)という面々にも、そうした伝統を感じさせる。

 だが、1982年生まれの向井理(38)あたりから、雰囲気が変わってくる。2000年代に明治大学を受験した層ということになるが、前出の会社員が指摘したように、「昔なら上智とか青学にいそうなイケメン、イケジョ」が目立つようになってきたのだ。

「象徴的なのは1998年、新校舎のリバティタワーが竣工したことでしょう。率直に言って、決して綺麗ではなかった駿河台キャンパスで大規模な改修工事が行われ、最先端の雰囲気を持つキャンパスに生まれ変わりました。それまでの“バンカラ”なイメージを一新することに成功したのです」

明治を志望する理由
 明大人気の象徴として、受験者の数が注目されたのは2010年度入試だった。11万5700人を記録し、11万5500人だった早稲田大学を抜いて1位となったのだ。ちなみに20年度まで14年連続で10万人を超えている。

 とはいえ、商学部について言えば、今も昔も女子学生は少ないようだ。北川は2018年、読売新聞のインタビュー取材を受け、10月21日に「2019進学特集 真面目でも良いよね 女優 北川景子さん32」の記事が掲載された。

 そもそも北川は《大阪市内の私立中高一貫校に通う、物理や数学が得意で薬剤師や心理カウンセラーなど理系の職業に憧れる高校生だった》という。

 高校時代にスカウトされモデルデビュー。仕事が多忙になったため、高3で東京に引っ越した。記事では明治大学を志望校にした理由が、以下のように記されている。

オープンキャンパスでいくつかの大学を訪れたが、服装や行動などの面で、学生たちが周囲の目を気にせず自分の好きな道を進めるような雰囲気を感じた明治大が気に入った。「大学では勉強さえできればよいと思っていた。毎日おしゃれに気を使わず、地味な格好で通っても大丈夫そうでいいなと」》

明大と芸能界の距離
 大学では軽音サークルに入り、ドラムを担当していたという。そして商学部でどれだけ女子学生が少なかったかは、次のように記されている。

商学部では女子学生が少なく、クラスの女子は9人だけ。4年生までクラスは変わらず「私の結婚式にも全員来てくれて、今でも仲良し。みんなと会っているから、卒業後も大学生活が終わりという感じがしない」という》

『大学図鑑! 2021 有名大学83校のすべてがわかる!』(ダイヤモンド社)で監修を務めたオバタカズユキ氏に、明治大学の“変化”について訊いた。

「今年の『大学図鑑!』では、明治大学について《バンカラ色は薄くなった》が、元気の良さは維持していると指摘しました。そもそも最近は『バンカラ』という言葉を知らない大学生さえいます。明治大学のイメージが変わったのは、オープンキャンパスの普及も大きいでしょう」

 一説によると、オープンキャンパスは80年代から実施大学が増え、2000年代には一般的なイベントとして定着したという。

 東京の近郊や首都圏、そして地方に住む受験生が実際に明大に足を運び、「こんなに綺麗な大学なんだ」と驚いたことが受験生の増加に寄与したというわけだ。

「そもそも明治大学は、早稲田大学と並ぶほど演劇が盛んで、多くの役者を輩出してきました。芸能界と縁の深い大学だったのです。そうした素地の上に、『都心に位置する綺麗なキャンパス』と受験生からも好感を持たれるようになったのです。大学を卒業して芸能人になるのではなく、芸能界で活躍する高校生が明大を受験するようになった背景には、そうした経緯があるのではないでしょうか」

週刊新潮WEB取材班

2020年12月25日 掲載
新潮社

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