おニャン子クラブやモーニング娘の状況とは違うけど?

オンナのコのアイドルグループで、11年続けて紅白に出るコトが、どれだけ大変で偉大なコトか、わかってないのか?オワコン?そんなコト書く芸能マスコミの方がおかしい。

14歳でも11年経てば25歳になる。

モーニング娘も、ソコまでは持たなかった。実際に、スキャンダル不祥事もあり、メンバーを入れ替えまくり、数年で全身整形みたいな構成になり、存在はしているがないのと一緒だ。

AKBは毎年レコード大賞候補になるくらい、出す曲はミリオンになり、メンバーは完全に近いくらい入れ替わりながらも紅白に出続けた。

小室哲哉系でのエイベックス商法自体でもココまで続けられず、LDHのEXILE系グループも今では他の演歌系と同じく、大賞審査員に裏ガネをバラ撒いて賞を獲るスタイルに変わっている。実際、仲介者バーニング周防サンにHIROから3億渡した領収書もスクープされた。

秋元康系女性グループは、裏ガネのバラ撒きはやらない。だから、大賞審査員側は裏ガネ撒くLDH系に渡したり、嫌ガラセ的に本筋でないグループに渡したり、去年はフーリンに渡した。ノミネートしてる時点で勝利だったのだ。

ただ、コロナのバカ騒ぎのせいで、AKB系の劇場や選挙&じゃんけんイベントや握手会ができなくなり、参加券同梱による売上を見込めず、新曲リリースを控えた。それだけのコトだ。

ただ、AKB自体は複数事務所運営だが、他の地域AKB系や坂系は単一事務所運営で売出方針が偏り、バカなスキャンダル不祥事も起きた。

現在、秋元康のプロデュース熱も下がった。おニャン子クラブの末期にも近い。コロナバカ騒ぎが続く限り、劇場や選挙&じゃんけんイベントや握手会も困難だ。運営母体がある以上、やめるとは思えないが、本来の秋元康プロデュースの本流ではなくなりつつある。

 

 

 

 

*********************

紅白落選も必然だった…AKB48が急速に「オワコン化」してしまった4つの理由
12/27(日) 11:12 Yahoo!ニュース
 1114
AKB48(2011年撮影)  ©getty
 11月16日、発表された『NHK紅白歌合戦』の出場者のなかにAKB48の名前はなかった。2009年から11年連続で出場していたこともあり、その落選は大きく驚かれた。

【画像】大島優子が泣きながら前田敦子を見つめ…AKB48総選挙“伝説のシーン”

 AKB48がブレイクしたのは、2009年頃からだ。そこから10年以上も一線で活躍し続けてきた。アイドルでここまで長期に渡って人気を維持し続けてきたのは、きわめて異例だ。

 この2010年代は、インターネットによってメディアが大きな変化を遂げた10年間でもあった。スマートフォンの普及により、ひとびとは日常的にネットから情報を得て、SNSでコミュニケーションを取るようになった。(全2回の1回目/ 後編に続く )

“AKB商法”で2010年代を駆け抜けた
 AKB48はそんな10年代に見事に適合した。ファンたちの盛り上がりはネットでヴァイラルに拡がり、レガシーメディアはその盛り上がりを過剰に評価した。

 加えて、握手券や総選挙の投票券が封入されて販売されたCDは、ファンの複数枚購入を常態化させ、オリコンランキングをハッキングした。ファンたちは、彼女たちとコミュニケーションする機会(握手券)や応援(投票券)のためにCDを買っていた。これがいわゆる“AKB商法”と呼ばれるものだ。

 それによって2010年から2019年までの10年間、AKB48は年間シングルランキングのトップに君臨し続けた。「会いに行けるアイドル」のファンたちの熱意をCD売上に結びつけ、音楽の人気へと変換した。旧態依然としたオリコンのシステムを使うことで、コアファンによる人気を一般化したのである。つまり、“AKB商法”は、“人気錬金術”のシステムでもあった。

 “AKB商法”は見事に機能して、AKB48は10年代前半に“大ヒット”を続けた。だが、10年代中期を過ぎたあたりから風向きが変わる。そのポイントは4つある。

オリコンランキングの終焉
 ひとつは、音楽人気を計る基準がビルボードチャートに変わったことだ。オリコンが2018年末までCD売上のみのランキングだったのに対し、ビルボードはCD販売だけでなく、音源ダウンロード販売やストリーミングサービス、動画再生数など複合的な指標を用いて曲単位でチャートを構成する。現在は8項目の指標からなり、その比重は毎年変えられている。

 このなかには、PCへのCD読み取り数を意味するルックアップもある。複数枚購入を促進させる“AKB商法”などからの影響を抑制し、音楽が実質的に聴かれた程度を計るための指標だ。

 地上波テレビをはじめとする多くのメディアは、10年代中期頃からオリコンからビルボードに切り替え始めた。オリコンでは上位に来るのがAKB48やジャニーズ、アニメソングばかりとなってしまったからだ。特典目当てにCDを購入するコアなファンの熱意がランキングに強く反映されるオリコンは、音楽メディアが多様化するなかで楽曲の人気を計る基準としては機能不全となっていたのだ。

 AKB48は、2016年まではビルボードでも上位を占めていた。しかし、2017年以降にランクが徐々に落ちていく。ビルボードがチャート指標の比重を変えたからだ。実際、この3年で音楽需要はCDからストリーミングへかなりシフトしている。ビルボードはリスナーの音楽環境に適応しているのだ。

 結果、AKB48グループは発売初週こそビルボードではトップになっても、翌週以降は大幅に順位を下げるようになる(これは一部を除いてネット対応していないジャニーズの多くも同様だ)。

 この音楽ランキングのルール変更によって、AKB48は“人気錬金術”ができなくなった。

“ポスト指原”を生み出せなかった
 次に、AKB48人気の退潮要因として挙げられるのは、指原莉乃など中心メンバーの相次ぐ卒業・離脱だ。

 指原は、2009年から2018年まで10回おこなわれた選抜総選挙で4回もトップに立つほどの人気だった。前田敦子大島優子を中心とした初期の人気メンバーが卒業していった後に、AKB48を支えた存在だった。そんな指原が2019年4月に卒業した。2018年の総選挙にも参加せず、卒業は既定路線だった。

 残されたメンバーに、指原の穴を埋める存在はいなかった。2018年の総選挙で1位となったSKE48松井珠理奈の人気は一般化せず、韓国のオーディション番組『PRODUCE 48』を途中降板した後に、体調不良で活動を休むことが増えていった。

『PRODUCE 48』で人材が流出
 人気メンバーとして期待されていた宮脇咲良は、同じく『PRODUCE 48』を機に韓国に渡り、IZ*ONEのメンバーとなってK-POPの世界で大活躍をしている。2021年4月までの期間限定での活動ではあるが、IZ*ONEはK-POPのガールズグループのなかではBLACKPINKとTWICEに次ぐ人気を維持している。

 また、同じ番組でファイナルまで残った高橋朱里も卒業して韓国に渡り、Rocket Punchの一員としてデビューした。高橋は、次期総監督との呼び声も高かった存在だ。秋元康がプロデューサーのひとりに名を連ねた『PRODUCE 48』は、結果的に人材の流出に繋がった。

 2019年9月には、新たなスター候補として当時17歳の矢作萌夏をセンターに抜擢する。が、その1ヶ月後に矢作は卒業を表明。大きな期待を背負った彼女がセンターを務めた曲が「サステナブル」だったのは、もはや皮肉のようですらあった。なお、現在芸能界から姿を消した矢作は、大手プロダクションに移り再デビューの準備をしているという噂があとを絶たない。

 このように主要メンバーの離脱で人気が減退するAKB48に対し、人気が上がっていったのは乃木坂46欅坂46などの坂道グループだ。そもそもAKB48のライバルとして誕生した坂道グループだったが、違いも多くあった。各グループのコンセプトが明確であり、メンバー同士が総選挙などで競い合うことはなく、そしてルックスが重視されてメンバーは選ばれた。同じなのは握手会を行い、CDの複数枚購入を促進するビジネスモデルだ。

 若いファンはAKB48から坂道グループに移っていった。乃木坂46の清楚さに惹かれるファンもいれば、欅坂46の思春期的なコンセプトに共感するファンもいた。AKB48グループが見せてきた競争よりも、よりシンプルなグループをファンは求めた。

“雑な運営”が明らかになったNGT事件
 3つ目は、2019年1月に発覚したNGT48の不祥事だ。メンバーのひとりがファンに襲われた事件は、運営会社・AKS(現ヴァーナロッサム)の事後処理の不手際によって状況がひどく悪化した。

 この一件は、AKB48グループの社会的信頼を失墜させた。明るくて楽しいエンタテインメントを提供してきた日本トップのアイドルグループが、きわめて雑に運営されていることが明らかになってしまったからだ。

 AKS社の記者会見中に被害を受けたメンバーがTwitterでリアルタイムに反論したり、第三者委員会による調査報告の会見が行われなかったりするなど、AKSの対応はきわめて杜撰だった。そうした姿勢がさらにメンバー同士の亀裂を大きくし、ファンたちの疑心暗鬼や離反を招いた。

 春には、10年続いていた夏の総選挙の開催が見送られた。この不祥事だけでなく、前年までにテレビ視聴率は低落傾向にあり、スポンサードは簡単ではない状況だった。それに加え、ファンたちの投票が運営側の期待とは異なる結果(被害を受けたメンバーが上位に来る可能性など)を導く可能性もあったからだと推察される。この春(3月いっぱい)には、冠番組の終了も相次いだ。

「会いに行けるアイドル」の欠陥
 だが、この事件は「会いに行けるアイドル」という特有のコンセプトが生じさせてしまったことでもある。ファンがメンバーの住むマンションにまで押しかけたのは、直接コミュニケーションを取ることが生じさせた勘違いに端を発する。つまり、AKB48の基本的なコンセプトの欠陥が露わになってしまったのだ。

 もちろん、当初このコンセプトは大いなるアドバンテージだった。アイドルとの直接的なコミュニケーションが引き起こす一部のファンの熱狂が、大きな渦を描いて拡がっていく──00年代後半から10年代前半にかけて、それはSNSなどネットでのコミュニケーションによって増幅されていった。

 プロデューサーの秋元康は、AKB48グループを学校のようなものと見立てていた。運営側が強く指示を出すことなく、メンバーたちの自主性に任せる。放任的なその自由度こそが人気につながると読んでおり、実際に10年代前半まではそうだった。フジテレビの『テラスハウス』がヒットするまでは、AKB48高校野球と並んで日本を代表するリアリティーショーだったからだ。

人手不足はかねてから指摘されていた
 しかし、10年代中期以降はSNSやネットがマイナスに働くことになる。ファンたちは表には見えないところで独自の情報網を築き、メンバー個々人の情報をやり取りするようになる。NGT48メンバーが襲われた事件は、その末に起きたことだ。

 AKS社は、そうしたファンたちのコミュニケーション状況の変化に対応できなかった。運営側の人手不足はかねてからファンにも指摘されていたにも関わらず、マネージャーを増やすことはなく、ケア体制も整えることなく事件が起きてしまった。

 最終的にこの一件は、事実関係がきわめて不明瞭なまま、AKS社が加害者のファンふたりに民事訴訟を起こし、今年4月に和解することで決着した。そしてこの4月には、AKSは社名をヴァーナロッサムに変え、AKB・HKT・NGTの各グループの運営から撤退。海外の48グループとIZ*ONEの国内活動のみに専念することになった。

 NGT48の不祥事は、総選挙の中止だけでなく社名変更やグループ運営からの撤退など、大きなダメージをAKSに残したのだった。

2020年に発売されたCDは1枚だけ
 そして最後は、新型コロナウイルスの直撃だ。もちろんこれはアイドルグループだけでなく多くの業界に打撃を与えているが、AKB48グループにとってはより大きなダメージとなっている。「会いに行けるアイドル」にとって、握手会やライブは感染リスクとなるからだ。

 メジャーデビューした翌年の2007年から2018年まで、AKB48は年に4~5枚のペースでCDシングルを発表してきた。前述したように、それらには握手券や総選挙の投票券が封入されて発売された。しかし、2019年は総選挙開催が見送られたこともあり2枚のみ、そして2020年は3月の「失恋、ありがとう」だけとなった。コロナ禍で握手会を再開できないまま、2020年を終えることとなった。

 新型コロナの拡がりは、だれにとっても不運であることに違いない。だが、AKB48をはじめとする、メンバーのパーソナリティに重心を置く日本のアイドルグループにとっては、より大きなダメージとなっている。

 坂道グループも例外ではない。乃木坂46も2020年に発売したCDシングルは1枚のみだ。配信のみのデジタルシングルは6月と7月に2作発表したが、ビルボードチャートでは「世界中の隣人よ」が最高23位、小室哲哉作曲の「Route 246」は最高10位と伸び悩んだ。音楽の人気としては、乃木坂46もこの程度だった。結果、乃木坂は昨年9位だったビルボードチャートの年間トップアーティスト20位圏内からも落ちてしまった(AKB48は昨年すでに20位圏内から落ちている)。

 冒頭で指摘したように、AKB商法とは一部のファンの熱意をCD売上によって一般化する“人気錬金術”を指していた。それは、乃木坂46でも同様だったということだ。もし本当に音楽の人気で勝負できるならば、コロナ禍でライブ活動や握手会ができなくとも、大きなダメージにはならないからだ。

 オリコンからビルボードへ、主要メンバーの卒業・離脱、NGT48の不祥事、そして新型コロナの直撃──その延長線上にあるのが『紅白』落選だ。それは、必然的に訪れた展開だ。

( 後編に続く )

なぜJ-POPは韓国に完敗した? 「10年代の音楽業界」が依存したAKB商法という“ドーピング” へ続く
松谷 創一郎

****************