トルクか、こういうのって・・・もっと見たいが。

トルクって身も蓋もなく、概略でNAなら基本リッター10キロ、ターボだとブースト次第だが1.7倍くらいのハズ。それより低い数値のクルマは、割とデチューンされていたりするし、NAでも直噴のクルマは少し高かったりする。

クルマでもオートバイでも、その傾向。

今のGT-Rは3.8リッターのターボだから、ほぼ計算通りだし、トヨタのV8NAでもそんな感じ。ホンダ2代目NSXも、V6ターボにモーターアシスト分のトルクが付く。ベントレーもそういう割り戻し計算をすれば、チューニングとしてユル目だとわかるハズ。

ヤリスは逆に、排気量からの推定を遥かに超すトルク値を発揮する。ブーストやミクスチャーのチューニングが高いのだろうと思う。

ポルシェ911系全てとか、ベンツAMGとかBMW Mとか、もっと色んなクルマを出すと、今の高性能車のチューニング傾向もわかるハズ。

********************

エコ時代全盛だからこそ最強を褒め讃えたい!!! ジャンル別「トルク王」選手権
5/25(火) 11:00 Yahoo!ニュース
 7
 
ベストカーWeb


馬力(最高出力)がその名のとおりエンジンが発生する最大出力を意味するのに対し、トルクは回転力の大きさを表している。

【画像ギャラリー】座席に身体が張り付くほどの加速度に酔いしれたい! 絶品トルクを誇る7台をギャラリーでチェック! 

簡単に解説すると、トルクが大きければ静止状態のクルマを発進させる力が強く、馬力の大きいクルマは最高速度が速くなる。

トルクが大きいとクルマの加速力が高くなるので、最高速度を出すことが難しい公道では、馬力よりもトルクの重要性が高まる。

つまりクルマのパワーを感じ取りやすいのは、トルクの大きいクルマということ。もっとも、馬力は「トルク×回転数」で決まるため、大馬力のクルマはトルクも大きい傾向がある。

馬力とはまたひと味違った「魔物」、トルクの効いたクルマたちをチェックしてみよう。

※本稿は2021年4月のものです
文/長谷川 敦、ベストカー編集部写真/ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』 2021年5月10日号

■国産スポーツNo.1/日産 GT-R NISMO(2014年・66.5kgm/3600~5600rpm)
 
国産スポーツNo.1/日産 GT-R NISMO(2014年・66.5kgm/3600~5600rpm)


別企画「馬力王」に続き、トルク王の国産スポーツ部門もGT-R NISMOが戴冠。66.5kgmは圧倒的な数字で、このマシンをドライブすると、加速時に後ろから蹴飛ばされるような感覚を味わえる。

■国産SUV No.1/トヨタ ランドクルーザー(2009年・46.9kgm/3400rpm)
 
国産SUV No.1/トヨタ ランドクルーザー(2009年・46.9kgm/3400rpm)


悪路走行も考慮されるSUVでは、馬力と同様にトルクも重要。ここではSUV馬力王で2位だったランドクルーザーが1位になった。元々トルク重視の設計で納得の優勝。

■国産セダン No.1/レクサス GS F(2015年・54.0kgm/4800~5600rpm)
 
国産セダン No.1/レクサス GS F(2015年・54.0kgm/4800~5600rpm)


惜しくも絶版となったGS FはV8、5Lの2UR-GSEエンジンを搭載し、54.0kgmもの最大トルクを発生。NAとしては驚異的な数値で、同じエンジン搭載のIS Fの51.5kgmを上回る。

■国産ミニバン No.1/トヨタ グランエース(2019年・46.1kgm/1600~2400rpm)
 
国産ミニバン No.1/トヨタ グランエース(2019年・46.1kgm/1600~2400rpm)


2019年発売と、ミニバン車では"新参者"のグランエースがトルク王に。ハイエースをベースにしたこのクルマに搭載される2.8L直4ディーゼルエンジンが大トルクを発生。

■国産コンパクトカー No.1/トヨタ GRヤリス RZ(2020年・37.7kgm/3000~4600rpm)
 
国産コンパクトカー No.1/トヨタ GRヤリス RZ(2020年・37.7kgm/3000~4600rpm)


コンパクトカーの馬力王はトルク王選手権でも強かった! 俊敏な加速性能が要求されるラリー用に開発されたエンジンは、トルクの太さでも一級品。そのすさまじい速さを街乗りでも満喫できる。

■国産ハイブリッド No.1/ホンダNSX(2017年・56.1kgm/2000~6000rpm)
 
国産ハイブリッド No.1/ホンダNSX(2017年・56.1kgm/2000~6000rpm)


ハイブリッド部門でも、馬力王1位の2代目NSXが2冠を達成。トルクの大きさもさることながら、注目してほしいのが、最大トルクが2000rpmで発生することだ。

輸入車 No.1/ベントレー ミュルザンヌ(2015年・112.2kgm/1750rpm)
 
輸入車 No.1/ベントレー ミュルザンヌ(2015年・112.2kgm/1750rpm)


イギリスの老舗メーカー・ベントレーのフラッグシップモデルが、トルク王選手権輸入車部門を制した。2015年日本発売の「スピード」はV8 OHVツインターボを搭載し、最大トルク112.2kgmととてつもない数値をたたき出す。

●Result
・日産 GT-R NISMO(2014年・66.5kgm/3600~5600rpm)
トヨタ ランドクルーザー(2009年・46.9kgm/3400rpm)
・レクサス GS F(2015年・54.0kgm/4800~5600rpm)
トヨタ グランエース(2019年・46.1kgm/1600~2400rpm)
トヨタ GRヤリス RZ(2020年・37.7kgm/3000~4600rpm)
・ホンダ NSX(2017年・56.1kgm/2000~6000rpm)
ベントレー ミュルザンヌ(2015年・112.2kgm/1750rpm)

【番外コラム】トルクNo.1はガソリンorディーゼルorEV? 
 
マツダ CX-8 XD(2020年)45.9kgm/2000rpm…2.2Lディーゼルエンジン搭載のCX-8 HDは、極めて高いトルクを誇る

トルクを考える際にカギとなるのが"どこで最大のトルクが発生するか"だ。車体を効率よく加速させるためには、なるべく低回転域で大きなトルクが欲しいところだが、その点においてガソリンエンジンはやや不利。

同じ排気量の内燃機関ならば、ディーゼルのほうがトルクが大きく、最大トルクも低い回転数で出る。そして電動モーターには、回転開始直後に最大トルクが得られ、高回転までトルクが落ちにくいという特性がある。

********************