野球マンガの魔球

この記事書いたライター、キチンと読んで書いているのだろうか?マンガ家や編集者らは、こうした話を作る上で調べて書いてる。

★大リーグボールについて。

ココには大リーグボール3号だけ。プレートからホームベースまで、約19メートル。フツ~のソフトボール投げでは届かない。辛うじてフツ~の球筋で、ホームベースまで届く慣性力を与えているのだ。実際、初疲労したオールスター戦では、気流にコントロールが定まらず四球もあれば、慣性力を与え過ぎてフツ~に打たれてもいた。

むしろ、2号の方が問題では?魔送球の問題があるとはいえ、ボールはホームベース手前で急降下、低めボールゾーンを通過してキャッチャーミットへホップする。コレは打者が見逃せばボール判定のハズ。ただ、オールスターでは、ボールのハズの消え切らない2号が打たれピンチになっていたが。

★ハイジャンプ魔球について。

投手はプレートを踏んで投球モーションを起こすが、どんな投手も勢いをつけ踏み出しの足をかなり前にステップし、軸足はプレートより遥か前に出ている。(投手のボールのスピードは、それで20キロ以上稼いでいる。)ボールリリースするまで軸足はプレートを踏んでいるべきか、記述はなかったハズ。だから、プレートを踏んだ状態でモーションを起こし、前に強く踏み出すところを真上に飛んだ。

むしろ、コレより大回転魔球の方が問題では?回転して、投球動作が見えてないのだから。

アニメ最終回では、大回転しながらハイジャンプし、分身魔球を投げたっけ?マンガでは、分身魔球の投げ過ぎで死んだコトになっていたが。

 

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完全にルール違反も? 野球アニメで衝撃だった「ロマンあふれる魔球」3選
6/8(火) 7:06 Yahoo!ニュース
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Blu-ray版『TVシリーズ放送開始50周年記念企画 想い出のアニメライブラリー 第75集 巨人の星 劇場版』ジャケットより引用
 メジャーリーグでは「ロサンゼルス・エンゼルス」の大谷翔平選手(26)が大活躍。アメリカでも投手と打者の“二刀流”を実現させ、現在のところ本塁打王争いに加わるほどの好調を維持。日本のみならず、世界中の野球ファンを驚かせているプレイヤーだ。そんな前代未聞の挑戦を行う大谷選手を見ていると、子どもの頃にワクワクした野球漫画やアニメの主人公の姿に重ねてしまうのは私だけだろうか。

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 昨年、本サイトが実施した「アニメ&漫画の最強のピッチャー」に関するアンケートでは、大谷選手と同じようにメジャーリーグで投打に活躍する『MAJOR』(漫画:満田拓也)の主人公「茂野吾郎」が2位にランクインしていた。

 そして、かつて一世を風靡した野球漫画やアニメのキャラクターと言えば、「魔球」や「秘打」といった独自の技を編み出すのが定番の流れ。当然フィクションなので物理的にありえなかったり、野球のルール上反則だったりもするのだが、夢とロマンあふれる“必殺技”の存在に胸が躍ったものだ。

 そこで今回は、個人的にとくに印象に残っている、野球アニメの「魔球」にスポットを当てて紹介していこう。

■左腕を失う覚悟で投げた「禁断の魔球」
 昭和生まれにとっての野球アニメの金字塔と言えば、やはり『巨人の星』(原作:梶原一騎、作画:川崎のぼる)だろう。その主人公・星飛雄馬が投じた魔球「大リーグボール」の名前は、作品を知らなくても聞いたことがあるのではないだろうか。

 針の穴を通す精密なコントロールを誇る飛雄馬が打者の構えた“バット”を狙う「大リーグボール1号」、消える魔球こと「大リーグボール2号」の存在も強烈だったが、もっとも衝撃的だったのは「大リーグボール3号」だ。

 これは飛雄馬が独特のアンダースローで投じる、超スローボールの魔球。ボールの縫い目が見えるほどのスローボールにもかかわらず、どんな強打者のバットも空を切る不思議な魔球である。スローボールというと『ドカベン』(漫画:水島新司)に登場する不知火守による「超遅球」も有名だが、星飛雄馬の「大リーグボール3号」は、ボールのほうがバットを避けるという不可思議な現象が起こるのが特徴だった。

 この魔球をオールスターで初披露したとき、飛雄馬パ・リーグを代表するクリーンナップ、野村克也ジョージ・アルトマン張本勲三者連続三振に切ってとる。その後、飛雄馬のライバルである左門豊作、オズマ、花形満らとの対決も、同魔球で勝利を収めた。

 飛雄馬の父・星一徹がコーチとして奇策を授けた中日の伴宙太は、「大リーグボール3号」を捉え、外野の間を抜けるヒット性の当たりを放ったが、魔球攻略のための作戦で疲労困憊だった伴は1塁に間に合わずにアウト。飛雄馬はこれで完全試合を達成している。

 この魔球は球速の遅さにもかかわらず、そこまで山なりのボールにはならない。しかも打者のスイング時の風圧を受けて、ボールが打者の手元で微妙に変化。そのため対戦相手は「ボールがバットを避けて通る」と感じ、バットが空を切る魔球だった。

 しかし、このボールには明確な弱点もあり、投手などの非力なスイングにはヒットにされることがあること(星一徹の作戦はその弱点を突いた)。そして投げる飛雄馬の左腕に尋常ではない負荷がかかっていることなどが判明。飛雄馬自身、「(大リーグボール3号は)無敵ではあっても投手自身の血をすするボール。禁断の魔球」と左門に送った手紙につづっていた。

 伴宙太は、星一徹の策によって意図的に極度の疲労状態にさせられヒット性の当たりを打ったが、結局のところまともな状態で「大リーグボール3号」を攻略した強打者はゼロ。また、完全試合を達成した星飛雄馬の左腕は同試合を投げきって完全に破壊されるという悲劇も相まって、視聴者の心に強烈なインパクトを残した魔球だ。

■まねしたくなる超ド派手な投球アクション!
 続いて紹介したいのはアニメ『侍ジャイアンツ』(原作:梶原一騎、作画:井上コオ)の主人公・番場蛮が編み出した魔球「ハイジャンプ魔球」だ。

 魔球開発を目指す巨人の番場蛮は、上から落ちてきたスパナが車のボンネットに突き刺さったのを見て新魔球のヒントを得る。その後、先端にバットをくくりつけたロープを回転させてもらい、その上を高くジャンプするという、到底野球の練習とは思えない奇妙な特訓を敢行。さらに自分に向かって爆走してくるバイクを飛び越えるという命がけの練習のかいもあって、前代未聞の新魔球が誕生した。

 こうして生まれた番場蛮の「ハイジャンプ魔球」は、川上哲治監督の前で同じ巨人軍の王貞治を相手にテストすることになり、見事世界の王を空振りに。このとき王選手は「なんということだ……監督今のを見ましたか!」と驚愕した表情を見せている。

 この「ハイジャンプ魔球」はマウンド上で投球フォームに入った直後に腰を落とし、左足一本で大空高く飛翔。ジャンプの頂点付近から角度をつけたボールを投げこむという、豪快すぎる魔球だった。

 ちなみに初めてこの魔球を披露したとき「ルール違反ではないか」との協議も行われたが、作中ではセーフという判定。現実ではもちろんボークだと思われるが、そんな細かいことはどうでもいいと思ってしまうほどのド派手な投球アクションに魅了させられたものだ。

 ほかにも番場蛮は「エビ投げハイジャンプ魔球」「大回転魔球」「分身魔球」などインパクトある魔球を次々と生み出し、野球少年だった自分もこれらの魔球を知り、ひそかにまねしたのも良い思い出。絶対再現できるワケもないのだが……。

■理解不能な剛速球を生み出す魔球
 前の2つの作品に比べると知名度はそれほど高くないかもしれないが、やはり巨人に入団した主人公を描いたアニメ『ミラクジャイアン童夢くん』(原作:石ノ森章太郎)に登場した魔球も忘れられない。

 同作の主人公・新城童夢は小学5年生ながらジャイアンツに入団。数々の「魔球」を武器に、実在するプロ野球選手やオリジナルのライバルたちと激闘を繰り広げる野球アニメだ。

 当初は童夢くんは「東京ドーム」というジャイアンツのホームグラウンドの特性を活かした魔球を用いていたが、3つ目の魔球でついにどの球場でも使用できるとんでもない魔球を編み出す。その魔球の名は「サンダーバキュームボール」。

 投球フォームに入り、高く上げた足を下に振り下ろす強烈な反動で真空状態の渦を作り出し、その渦の中に投げこむことでボールを加速させるという魔球。初お披露目した大洋ホエールズ戦ではMAX256キロという驚異的な球速を記録し、ライバルの強打者ドードから三振を奪っている。

 ちなみにこの球速は『アストロ球団』(原作:遠崎史朗、作画:中島徳博)の宇野球一や、『緑山高校』(漫画:桑沢篤夫)の二階堂定春よりも速い。童夢くんの豪速球は捕手やアンパイアを吹き飛ばすほどの威力で、ジャイアンツの捕手たちがサンダーバキュームボールを捕球するために猛特訓するシーンも印象的だった。

 さらに同作には「ハイパースピンブラックホールボール」という魔球も登場するが、こちらはボールに強烈なスピンを与えて小型のブラックホール?を生み出すという、これまたとんでもない代物。ブラックホールの吸引力にバットが吸い寄せられ、強制的に凡打にさせられるという魔球である。

 今回紹介した3つの魔球は、いずれもジャイアンツをモチーフにした作品だったのは単なる偶然だが、時代背景を考えると面白い共通点だ。最近の野球漫画はリアル志向の設定やストーリーが大半なので、昭和時代のようなルール無用のハチャメチャな魔球は見る機会が少なくなってしまったのが少々残念でもある。

 もちろん今回紹介した魔球はほんの一部なので、それぞれの心の中にインパクトあふれる魔球の記憶があることだろう。

 それにしても大谷翔平選手みたいな野球漫画でもありえないようなスケールの大きなプレイヤーを目の当たりにすると、いつか本当に魔球を投げるピッチャーも現れるのでは……なんて夢を見てしまいそうだ。
神楽舞創

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