五輪に本気?ドコが悪い?だけど・・・。

野球王国アメリカ、MLBの国アメリカ、という割に、国際大会としてプロ参加OKになって、アメリカが優勝した話を聞いていない気がする。

北京五輪と第1回プレ12は韓国、第1・2回WBCと第2回プレ12は日本、第3回WBCはドミニカに、アメリカは第4回で漸く勝った。

野球の国際大会、アメリカは散々自分達が勝ち進むに有利な状況を揃えた。ある時は区域分け、ある時は審判、ある時はボール、一度負けても復活できるルールなど。バスケットボールより遥かに、イカサマくさいコトをやりつつも、第4回WBC以外は勝ってないのだ。

五輪に本気なのは日本だけ、仕方ないじゃん!だって、自国開催なんだから。自国開催で本気で取り組まない国、あるのか?そんなコト言いながら、アメリカはバカみたいにヒトいるファームから選抜できる。チャンスをもらえない選手には頑張る機会になる。

アメリカは、バリバリのメジャーリーガーが参加しないコトをエクスキューズに用意している。しかし、メジャーリーガーでバリバリに働く選手、意外にアメリカ人でないコトも多い。日本だって、大谷らは参加できない。

どんなエクスキューズがあろうと、与えられた環境の中で成果を挙げるのは、スポーツに限った話ではない。

というか、アメリカは勉強であれビジネスであれ、カネや環境が与えられないと頑張らない国民性だからだ。

元々、政治や経済に限らず、今の日本の各分野での衰退は、このバカ大国を見倣ったからに他ならない。それに、誰も気付かない。だから、戻そうという話も起こらない。

だから、衰退は続く。

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楽天・田中に巨人・菅野…「五輪の野球で本気なのは日本だけ」と米国で冷ややかな指摘〈dot.〉
7/25(日) 10:00 Yahoo!ニュース
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侍ジャパン稲葉篤紀監督(c)朝日新聞社
 東京五輪で金メダル獲得を狙う侍ジャパン。エースと期待された巨人・菅野智之がコンディション不良で出場辞退し、左足首の靭帯を痛めて4月から3カ月間離脱した故障上がりのソフトバンク・千賀滉大が追加召集されるなど、一連の代表選考は大きな反響を呼んだ。

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 だが、五輪に臨む他国の「本気度」は微妙だ。米国に駐在する日本人通信員は、「五輪はアマチュアの大会という認識で、シーズン中もMLBは開催されます。メジャー枠に入っている選手たちは五輪に出場しないので、米国の国民は関心が低い。ベネズエラ、ドミニカなど他の強豪国も同じ事情で飛車角抜きのメンバーです。米国、中南米では五輪を野球の世界一を決める大会だと思っていない。米国の記者にも『五輪で本気なのは日本だけだよ』と言われました」と苦笑いを浮かべる。

 確かに、五輪が「世界一を争う大会」とするには違和感を覚える。WBCにも言えることだが、MLBで活躍する「超一流の選手」たちが出場しない。今回の五輪も、大谷翔平エンゼルス)、ダルビッシュ有パドレス)、菊池雄星マリナーズ)らメジャーリーガーは名を連ねていない。

 予選を勝ち上がり、東京五輪本戦に参加する国が6カ国というのも、他の競技に比べて小規模である感が拭えない。サッカー、バスケットに比べて世界的に野球の競技人口が少ないのに加え、新型コロナウイルスの影響で、台湾、中国、豪州が大会の予選を出場辞退した。出場国が少なく、最高峰のメジャーリーガーの選手たちが出場しないとなると、盛り上がりに欠けるのは致し方ないかもしれない。

 米国代表のメンバーを見ると、3A、2Aの選手たちが中心で、NPBでプレーしているDeNAのタイラー・オースティン、ヤクルトのスコット・マクガフ、ソフトバンクのニック・マルティネス、元オリックスのブランドン・ディクソン、元日本ハムのアンソニー・カーターが選出された。

「選手個々の能力を考えれば日本の方が上ですが、米国が最大のライバルになるでしょう。全盛期は過ぎましたが、メジャー通算218本塁打のトッド・フレージャー、通算108勝のスコット・カズミアーなど実績のある選手に加え、将来メジャーでの活躍が有望視される若手の成長株がそろっている。彼らはここで活躍して注目されたいというモチベーションが高い。勢いに乗ると、かなりの脅威です」(スポーツ紙デスク)

 在京球団のスコアラーは米国代表で主軸を担うことが予想されるオースティンの名前を挙げ、「一番注意しなければいけない打者」と警鐘を鳴らす。来日2年目の今季は新型コロナウイルスの影響で来日が遅れたが、シーズン途中から4番に座り、打率.314、19本塁打、49打点をマークしている。

「オースティンは穴がない。変化球をうまくさばくし、速い直球にも振り負けない。何より普段対戦している日本人投手の特徴を把握しているのが厄介です。ヤクルトの守護神で活躍しているマクガフ、ソフトバンクの先発ローテーションで稼働しているマルティネスにも言えることですが、NPBの選手たちや球場について熟知している。彼らの存在は米国代表で大きな支えになるでしょう」

 日本と米国は五輪、WBCなど国際舞台で熱戦を繰り広げてきた。06年の第1回WBCでは、2次ラウンド1組の日本-米国戦で審判の判定を巡り、大きな波紋を呼んだ。3-3の8回1死満塁で岩村明憲の左飛に、三塁走者・西岡剛がタッチアップからホームを駆け抜けたが、米国の守備陣が西岡の離塁が早いとアピール。二塁塁審が両手を広げて「セーフ」をコールしたが、米国代表バック・マルティネス監督の抗議を受けた球審ボブ・デービッドソンは判定を覆してアウトに。王貞治監督の必死の抗議も実らず同点のまま試合は再開したが、日本はサヨナラ負けを喫した。

 東京五輪ではどんなドラマが繰り広げられるだろうか。米国が最大のライバルであることは間違いないだろう。(牧忠則)

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