失笑!韓国、伊藤のロージンにクレーム

確かに、久々に見た。巨人⇒中日・河原以来だろうか?日ハム・伊藤大海、ロージンを付けた指先からのボールリリースで、白く煙が上がる。

素晴らしい投球だった。スピードガンの数字自体は、先発オリ・山本の5~10キロ落ちだが、ストレートのスナップの掛かりがスピン方向で見た目数字より差し込むタマになっていた。そうすると、ただのフォーシームストレートが前への変化球になり、打者には伸びの計算がしにくい。

ソコで、カレの投球リズムを乱すため、韓国チームの難癖が"ロージン付け過ぎ"だった。最高に笑止だった。

本来、ロージンは投球の"滑り止め"だ。各個人、指先とボールの水分油分の加減で、適量も違う。少なかったり多かったりすると、滑る可能性がある。揺さぶりをかけるのは勝手だが、二重に"笑止"だ。

1つは、本来は煙上がるとタマに指がよく掛かり、よりスピンが掛かり推進方向が強くなる。煙の多少により、タマの伸び加減を判断しやすくなる。それを判断する材料が減るのだ。打者は、わかりにくく、打ちにくくなる。

もう1つは、ロージンの量が少なく滑ったら、伸び方向見極めの難しいタマが、コントロール的に荒れる可能性がある。コントロール良い投手は突くコースや高低がわかりやすく対峙しやすいのに、ワザワザ球筋を荒らす可能性を作る逆ザヤになる。

投手のボールリリースに於けるスナップの掛かりは、個人の感覚による。

1つは、千賀や山本や大谷らのように前に強く押しながらリリースするタイプ、スピードは出るし、重く強いストレートになる。空気抵抗に強く、終速もあまり落ちない。

もう1つは、江川や河原や伊藤のように切るようにリリースするタイプ、前への変化球になり、伸び加減で見た目より捉えにくいストレートになる。空気抵抗を受ける角度により、嘗てのT・シーバーや江川のようなライジング・ファーストボールになる。終速も割と落ちる。

投手の投球は、空気抵抗によるタマの変化や威力を、リリースの3次元のベクトル調節でコントロールしている。投手自身は、それを感覚的に身に着けているが、学問的に身に着けている者は皆無であろう。まして、リリースは"絶対無二"であろう。逆に、学者達は、リリースの3次元のベクトル調節を解析できる可能性はあるが、感覚的に持ってない。

 

 

 

 

 

 

 

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流れを変えた侍J・伊藤の「強心臓」 韓国ベンチの「クレーム」にも動じず「腹をくくってやるしかない」
8/4(水) 23:20 Yahoo!ニュース
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東京五輪・野球 日本・韓国>7回、力投する伊藤(撮影・小海途 良幹)
 ◇東京五輪第13日 野球準決勝 日本-韓国(2021年8月4日 横浜)

 東京五輪に出場している野球日本代表「侍ジャパン」は4日、準決勝で宿敵・韓国と対戦。接戦を5―2で制して銀メダル以上を確定させ、悲願の金メダルへ王手をかけた。2―2で迎えた8回に山田哲人内野手(29=ヤクルト)が走者一掃の3点適時二塁打。これが決勝点となった。日本は1次リーグから無傷の4連勝。7日に行われる決勝戦(横浜)では、いずれも日本に敗れた米国と韓国がぶつかる敗者復活戦(5日)の勝者と、公開競技だった1984年ロス五輪以来37年ぶりの金メダル獲得を懸けて激突する。

 打線のヒーローが山田なら、投手の殊勲甲は大事な7、8回を無失点で切り抜けた伊藤だ。7回に四球、8回2死から二塁打で走者を許しながら、新人とは思えない落ち着いたマウンドさばきで、韓国に傾きそうな流れを食い止めた。

 「1球目から思い切って自分のボールを投げられたのが一番かな、と思います。緊張?そこで抑えられたら嬉しいかな、っていうくらいに思って、本当に思いきってやるだけなんで。腹をくくるしかないので、自分らしく行こうかなと。試合もどっちつかずの展開で、少しでもリズムよくベンチに戻って打線にいい流れをって思ってました」

 登板中、韓国ベンチから「クレーム」がついた。ロージンバックの使用頻度に抗議の声が上がった模様。ただ、その直後に、再びロージンを手にするなど、心臓の強さは日の丸を背負うにふさわしい。

 「日本を代表して(マウンドに)あがるのはピッチャーとして誇らしいこと。気負わず食らいつくだけ。決勝?これまで4試合と変わらず、思いきって自分たちのプレーをするだけ。普段は先発ですが短いイニングになると思うので、思いきっていこうと思います」

 若きサムライ。初めての金メダル(公開競技を除く)を狙う大一番でも、きっと伊藤が必要な場面は訪れる。

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