MFゴースト、展開厳しくない?

現在、週刊ヤングマガジン連載、しげの秀一「MFゴースト」前回作の「頭文字D」と同一軸の約20年後の世界。

ワタシ自身、「バリバリ伝説」以降カレの作品は読んで来た。早く次の話を読みたいのに、やたら休み多いのも見て来た。

頭文字D」は基本、新たな敵となるライバルとの1対1バトルだった。それらを勝ち続け、勝ち残るコトがエンディングだった。

しかし、「MFゴースト」は久々に「バリバリ伝説」的なチャンピオン争いがストーリーの中心になる。「バリバリ伝説」は全日本250編も世界GP500編も、主人公巨摩郡が最終戦でチャンピオン獲得するストーリー展開だが、割と早目に初優勝し、途中で新ライバルが出現し停滞し、リードされ最終戦を迎える。それらは、前年チャンピオンだろうとルーキーだろうとイクオールコンディションだからだ。

ただ、今回の「MFゴースト」はイクオールコンディションではない。主人公片桐夏向のトヨタ86の馬力は、出場車中最低だ。シリーズ戦も多くないコトを考えたら、3戦までに主人公の優勝とトップランナーのトラブルノーポイント停滞がないと、中盤や終盤に白々しい展開を作らないといけなくなる。なのに、最強ライバルは3戦フルマークの大量リードをさせてしまっている。挙げ句、高橋啓介配下で新ライバル諸星セナまで追加してしまった。しかも、諸星にトヨタスープラを乗せてしまい、主人公片桐の逆転のカギ要素を1つ消してしまった。現状でも、主人公片桐のトヨタ86は全出場車両中、一番パワーのないクルマなのだ。前戦、雨のレース、ベッケンバウアーと沢渡と片桐三巴デッドヒートになった時、ベッケンバウアーと沢渡を接触クラッシュさせ、片桐優勝させると思っていた。しかし、ベッケンバウアー・片桐・沢渡の順にゴールさせてしまった。

早く、片桐にベッケンバウアーとのポイント差を詰めさせないと、一番パワーのないクルマで逆転チャンピオン獲らせる演出は厳しい。

どうせ、主人公片桐夏向に逆転チャンピオン獲らせるのは、既定路線なのだろうし。

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主人公の「86」を完コピ! 人気マンガ「MFゴースト」オフ会がガチ過ぎた
8/13(金) 6:40 Yahoo!ニュース
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「イニD」の世界観も描写され、迫力のバトルがファンを虜に!
 
A PIT AUTOBACS東雲で開催された「頭文字D」「MGゴースト」レプリカオフ会の模様
 2017年より週刊ヤングマガジンで連載されているコミック「MFゴースト」。作品の内容はしげの秀一先生が世に問う、新世代の公道バトルストーリーです。
 車体が触れあうほどに激しく競り合うマシンの描かれ方や、「ゴワワ!」「ギャウ!」などと誌面に躍る擬音の迫力はまさに「イニシャルD」そのもの。しげの先生独特のタッチが読者を興奮させています。2021年5月時点でのコミック累計は11巻で270万部超え! とファンの心を掴んでいます。
 そんな同作品に登場する車両や主人公の愛車「トヨタ86」をレプリカしたクルマが「A PITオートバックス東雲」に集結した。

【画像】進化形態が楽しめる「MFゴースト」3台のレプリカマシンを写真でじっくり見る(全42枚)

本作を知らない人のためにあらすじを少し紹介しておこう!
「MFゴースト」は、ノールールの公道バトルではありません。興業として運営されている立派なモータースポーツなのです。走るエリアこそ実存する一般道路ですが、設定としては富士山の大噴火により無人になってしまったゴーストタウンであり、自然のいたずらでできたクローズドコースが舞台となります。
 そしてこの興業をオーガナイズするのが「リョウ・タカハシ」なる人物です。そう「イニシャルD」に登場したあの高橋涼介と思われる人物なのです。家業の医師の道を歩むはずの群馬のお坊ちゃんが、世界に3000万人のサブスク会員を抱える人気モータースポーツ「MFG」の総帥なのです。
 さらに気になるのは藤原拓海の存在です。「MFゴースト」のなかでは、彼はWRCに挑戦するも不慮の事故によりドライバー人生を諦め、イギリスにあるレーシングスクールで講師を務めているとのこと。やはり、一度はワークスドライバーとして大舞台に挑戦していたんですね。
 世界線としては「イニシャルD」よりも約30年後という時間軸ですから、拓海もアラフィフのミドルエイジ。あの天然だった青年がどんな歳の重ね方をしているのかはまだ作中で明らかにされていない(後ろ姿しか出ていない)のですが、とても気になるところです。ちなみに既婚のようです。
 そしてトヨタ86に乗る「MFゴースト」の主人公・片桐夏向(かたぎり・かなた)は、そのレーシングスクールの卒業生で、拓海の薫陶を受けたスーパードライバーです。ハートはクールだが走りはホットというスタイルはまさに拓海そのもの。往年の名技「溝落とし」をやってのける場面も盛り込まれていたり、まるでスター・ウォーズのように脈々と紡がれるサーガは、ファンサービスにあふれています。「ゼロ理論」の池田竜次が小田原市議会議員になっていたり、はからずも禿げあがってしまった池谷センパイの姿など、時の流れを感じさせるサブキャラもちょくちょく登場しています。

ハチロクレプリカも世代交代!? パンダトレノからライトニングレッドの86に!
 ミーティング当日は、「イニシャルD」、「MFゴースト」という新旧しげの作品登場車両に加え、ドリキン土屋圭市もサプライズで登場。日本のストリート発祥のドリフトを、世界的な地位へと昇華させたカリスマなくして「イニシャルD」は誕生しなかったはずですから、期せずしての3つのコラボで会場は沸きに沸きました。
 拓海の乗るハチロクそのままの仕様を作るのが定番のドレスアップとして定着したように、片桐夏向仕様にトヨタ86を仕立てるという流行も、すっかり浸透しています。
 大きな特徴は、純正色ライトニングレッドのボディカラーに、サイドに大きく「86」のゼッケンが配されている点です。富士山周辺の公道を使って年間5戦をこなす「MFG」では、賞金を獲得するたびに夏向の86はバージョンアップしていきます。
 拓海のマシンが「秋名のハチロク仕様」、「プロジェクトD仕様」などとそれぞれの世代に分類されるように、夏向の86も「第1戦・小田原仕様」、「第2戦・芦ノ湖GT仕様」、「第3戦・ペニンシュラ真鶴仕様」が存在します。当日は、それら世代が壮観にも並んでいました。

「夏向ハチロクの進化を3台のレプリカマシンで見る!」 【小田原パイクスピーク仕様/オーナー:兔紀サン】
 女性オーナーの兔紀(とき)さんと、あーにゃさん(左)が乗るのは、第1戦「小田原パイクスピーク」をオマージュした仕様。レッドの縁取りが目立つホイールは、レアマイスターのヴァッサーノというモデルです。コスプレイヤーでもある兔紀さんは、作品に敬意を表しながら髪型などを寄せることもあるそう。車内には新旧ハチロクのミニカーがディスプレイされ、作品愛にあふれていました。

「夏向ハチロクの進化を3台のレプリカマシンで見る!」【芦ノ湖GTオマージュ仕様/オーナー:鈴木康鷹サン】
 第1戦を9位入賞し、賞金800万円をゲットした夏向は、それをマシンのアップデートに注ぎ込みます。そこで完成したのが吸排気とブレーキを強化した「第2戦・芦ノ湖GT仕様」です。
 オーナー鈴木康鷹さんの夏向号は、劇中の「オートショップ・スパイラルゼロ」のように、岐阜にあるプロショップ「スリーピース」でしっかりと仕上げてもらいました。タイヤ&ホイールのツラ具合や車高のバランスはさすがは匠のワザです。ちなみに鈴木さんの誕生日は8月6日。これも何かの運命ですね。

「夏向ハチロクの進化を3台のレプリカマシンで見る!」【ペニンシュラ真鶴仕様/オーナー:片桐御影サン】
 第2戦で5位入賞したことで2500万円もの賞金を獲得した夏向は、第3戦のペニンシュラ真鶴へ向けボルトオンターボ化に着手します。その結果、なんと2位完走で賞金5000万円を手にすることができました。そして備えるのが第4戦・シーサイドダブルレーン。まだ見ぬその戦いをイメージして作られたのが、オーナー片桐御影さんのこのマシンです。
 劇中では空力に手をつけることが明言されているので、フロントバンパーをブリッツのエアロスピードRコンセプトに換装しています。しかも何と自家塗装です。もし夏向がこのままの姿になったとしたらファン冥利に尽きますね。

作品を忠実に再現したこだわりのレプリカ登場に今後の動向にも期待!
 イベントではこれら夏向仕様の86のほか、FK8シビック・タイプR(前園和宏号)やアルファロメオ4C(北原 望号)など、対戦相手の車両も参加し盛り上がっていました。
 劇中ではフェラーリ488GTB、ランボルギーニ・ウラカンLP610など錚々たるスーパーカーも登場します。車重に応じてタイヤのトレッド幅が厳密に規定されるのが「MFG」です。ゆえにタイヤ性能に頼った戦い方が思うようにできないレギュレーションにもかかわらず、パワーで劣る夏向の86が拓海ゆずりのドラテクで善戦しています。
 次戦「第4戦・シーサイドダブルレーン」では夏向の86もかなり進化するでしょうから、それにあわせてオーナーのアップデートも進化するはずです。本編とともにMFゴーストレプリカ界の動向にも目が離せません。
畑澤清志

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