迷走?ニッサンZ

日本国民、ニッサン社員ですら、新しいZというか、今後マトモなクルマが出て来る期待をしてはいないだろう。後は、キムタク以降、どんなCMが出るか程度のモノだ。

案の定、Zは現行Z34の型式を引き継ぐ。目先を変えるための、映画「カーズ」風でチャチな外装への皮替しかやらなかった。皮替を見抜かれないよう、バカなヒトにはゴマかし利くように、エンジンはパワーアップした。とはいえ、開口を増やせずエンジンスペースもないため、馬力も微増、メルセデスならA45AMGなどの直4ターボでも達成する数字だ。3リッターの6気筒ツインターボなら、BMWなどは量販車種で500馬力超えている。

遥かに、商品性が劣ると思う。

全くのフルチェンジで大ハズししたら、というリスクを恐れて、変えられなかったのだろう。

いっそ、5ナンバーフルオープン2+2でSR311辺りの路線に戻せば、エンジンも1.6~2リッター直4NA、あわよくばターボでやれたろうに、シルビアのコンバーチブル的イメージで成立したろうに、そんな発想すらなかった。


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日産 新型Z(フェアレディZ)の型式は「Z34」のまま。「Z35」にできなかったワケを聞いた
8/18(水) 15:12 Yahoo!ニュース
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まずは北米モデルをお披露目。気になる国内モデルは・・・
 
「パフォーマンス」グレードには、リアの浮き上がりを抑えるリアスポイラーを採用。
日産自動車は2021年8月18日9時、(ニューヨーク現地時間:8月17日20時)に新型Zの北米モデル(日本仕様はフェアレディZ)をニューヨークの特別イベントで公開した。

【写真はこちら】北米仕様の日産 Z。日本仕様のフェアレディZもこれとほぼ同じスタイリングか(全18枚)

今回発表されたのは、北米仕様として生産車されるモデルということになり、現地での発売は2022年春を予定しているという。北米仕様のグレードは「スポーツ」と「パフォーマンス」の2グレードを用意され、これに加えて240台の限定生産となる「プロトスペック」も販売される。車両価格は4万ドル前後(日本円で約440万円)前後からに設定されている。

パワーユニットは当初の発表とおり、400hp(405ps)を発生する3L V6ツインターボのVR30DDTTエンジンを搭載する。組み合わせられるトランスミッションは、6速MTと新開発の9速ATの2種類。

また「プロトスペック」には、専用の黄色いブレーキキャリパー(Zロゴ付)、ブロンズカラーのアルミホイール、黄色がアクセントの本革シートと、黄色のステッチをインテリアの随所に採用した。なお、国内のモデル「フェアレディZ」に関しては、この冬に発表ということで、2021年度内(2021年末から2022年3月)での発表となる予定。

気になる新型Z(フェアレディZ)の型式は「Z34
ちなみに、従来型で「Z34」と呼ばれていた型式は、新型で「Z35」になるのではないか、というウワサもあった。しかし、実はこの新型「Z」、型式は「Z34」のまま。

聞くところによれば、「認証の関係で、届け出の書類上はZ34です。確かにプラットフォームそのものはFR-Lのままですが、内外装からユニットまで80%以上の部分を新規に開発しているので、実質はフルモデルチェンジなのですが・・・」(関係者談)という。

かつての初代S30時代、モデル末期に「S31」という型式も存在した。ただあれは、年次改良の排出ガス規制にともない、NAPS搭載など大幅な改良を施した際に新型式を取得したという経緯があった。あれからすれば、今回も新規のエンジン搭載で、モデルとしては紛うことなき、フルモデルチェンジといって良いようなモノなのだが・・・。

ここら辺は「フルモデルチェンジ」とは謳えないのも日産自動車としては痛し痒しだろう。だが、型式はあくまで「型式」にすぎず、グプタCOOもスピーチの冒頭で、新型Zを明確に「7代目」と呼んでいた。日本国内モデルに関しては、仕様も含めまだ検討の余地がありそうだが、「プロトスペック」や「NISMO Z」などの投入も期待したい。
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