比較は無意味、神は神なのだ。

NBAはイリーガルディフェンス時代とそうでない時代に分かれる。NBAで、ゾーンディフェンスあるかないかは、得点パターンも全く異なる。

ジョーダンやアイバーソンの時代は、1on1基本。2人や3人付いてもいた。ミドルや3点シュートは割とキャリア中期以降磨いた技術だ。

ただ、バスケットの神様、M・ジョーダンはノースカロライナ大学でもゾーンディフェンスに対応していた。ドラフト上位指名を勝ち取ったのも、ジョージタウン大学戦でユーイング頭越しに決めたブザービーターのジャンプショットだったハズ。

バルセロナ五輪でも、ドリームチームⅠの面々、ストックトン・マローン・バード・ピッペンらと、NBAルールと異なる国際式に於いても高いスキルを発揮した。ゾーンディフェンスだけでなく、積極的なディフェンスやリバウンド参加、キャッチすると速攻&ダンクショット、相手ゾーンディフェンスをインサイドアウトで揺さぶりつつ、ミドル/3点シュートなど、素晴らしかった。

ジョーダン2度目の引退の1因に、T・ダンカンのブロックで受けた、右手薬指の靭帯断裂があったと思うが、もし、国際式ルール運営であれば、ジョーダンはソコまでインサイドに突っ込まなかったハズで、ケガもしなかったろう。

そんなifを考えるのは楽しい。

 

 

 

 

 

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現代なら「平均40点は余裕」ジョーダンを敬愛するアイバーソンが断言!「いつだって史上最強」<DUNKSHOOT>
8/29(日) 16:18 Yahoo!ニュース
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アイバーソン(左)は尊敬するジョーダンについて現代でプレーすれば「軽々と(平均)40点はいくさ」と語った。(C)Getty Images
 8月26日、1990年代後半から2000年代にNBAで活躍したアレン・アイバーソンが、シャノン・シャープの番組「CLUB SHAY SHAY」に出演した。

【動画】“G.O.A.T.”ジョーダンのプレーオフベストプレー集はこちら!

 アイバーソンはNBA史上最も小柄な得点王と評されたレジェンド。フィラデルフィア・セブンティシクサーズデンバー・ナゲッツなどで計14シーズンをプレーし、2001年にシーズンMVPを獲得したほか、オールスター選出11度、オールNBAチーム選出7度を誇り、得点王に4度、スティール王には3度輝いた実績を持つ。

 レギュラーシーズンのキャリア平均26.7点はNBA歴代7位、プレーオフでは同29.7点で歴代2位と、生粋のスコアラーとして知られており、世界中のバスケットボールプレーヤーへ影響を及ぼしてきた。

 そのアイバーソンが最もリスペクトする選手はマイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)。レギュラーシーズ(30.1点)とプレーオフ(33.5点)の平均得点でいずれもNBA歴代トップを誇るスーパースターは、1986-87シーズンに自己最高となる平均37.1点を残すなど、通算10度の得点王に輝いている。

 番組内で「もしジョーダンが現行ルールでプレーしていたら平均でどれくらい残せるか?」というテーマにアイバーソンは、「今までの最高が37だっけ?じゃあ(平均)40点だな。楽勝さ。軽々と40はいくさ。ブラック・ジーザス(ジョーダン)からすれば平均40点は余裕だろう」と口にし、さらにこう続けていた。

「彼について話す時はいつも特別なんだ。俺はこれまでたくさん、彼のことが大好きだと言ってきた。彼がいなかったら、俺にはビジョンさえなかっただろう。今のバスケットボールプレーヤーとしてのアレン・アイバーソンがあるのは彼がいたからなんだ。彼は俺にとってベストな存在なのさ」

 18年の『The Player’s Tribune』のインタビューでも、アイバーソンは「ここ最近、マイクよりもレブロン(ジェームズ)が上だと多くの人が言っていることを耳にする。俺はレブロンのことが大好きだ。彼がプレーしている世代においてベストプレーヤーであり、史上最高の選手の1人だし、素晴らしい父親だ。それに最高のロールモデル(お手本)でもある。だがマイクこそが“G.O.A.T.”(史上最強)だ。いつだってマイクが“G.O.A.T.”であるべきなんだ」と、ジョーダンへの熱い思いを語っていた。


 ジョーダンについては、昨年ジョン・ウォール(ヒューストン・ロケッツ)も『247 Sports』とのインタビューの際にハンドチェックルールの廃止によって「ジョーダンは平均45点、あるいは望めばいくらでも取れるだろうね」と切り出し、こうも話していた。

「今は誰にも触れない。ハンドチェックできないからね。ハンドチェックがない今では、6フィート6インチ(198㎝)の男がセンターに入ったりするんだ。リーグは大きく変わったよ。別に批判しているわけじゃないけど、もし得点できない、あるいは1対1で点を取ることができないなら、バスケットボールに属しちゃいけないのさ」

 キャリアでフィールドゴール49.7%、フリースロー83.5%を誇るジョーダンだが、3ポイントに関しては32.7%で、平均試投数も1.7本に過ぎない。しかしウォールは「彼なら現代のプレースタイルに順応することができるさ」と言い切っていた。

 もちろん、ジョーダンが平均40点以上を残すためにはチーム状況やチームメイトたちも大きく関わってくるだろう。それでも、彼の身体能力と適応能力を考えれば、3ポイント全盛の現代でも驚異的なスコアラーとして活躍できるはずだ。

文●秋山裕之(フリーライター

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