大谷と藤浪の違い?

大谷と藤浪?藤浪と大谷?もはや、斎藤佑樹田中将大でハンカチ世代、もはやマー君世代と言ってるようなモノだ。

だが、春夏連覇大阪桐蔭のエースとして、殆ど投げ切った藤浪は、間違いなく高3時点で最高の完成度を誇った。当時から195センチ超の長身から角度・スピード・キレとスタミナは最高だった。ガッチリ型の大谷は194センチあったが、藤浪は更にデカく、手足が長かった。

藤浪と大谷は、春の甲子園で対戦している。その時、大谷は右足太股を肉離れしてたと言われ、本調子とは程遠かった。それでも140キロ出してた・・・打たれてたけど。しかも、その状態で大谷は藤浪からホームラン打っていた。夏は、大谷は準々決勝で160キロを出したが、準決勝で盛岡大付属に負け、甲子園にすら出られなかった。

プロで、投手としては藤浪の方が先行した。10勝も、和田監督最終年の日本シリーズのマウンドも踏んだ。

2刀流なんて言っても、パ・リーグだから投げない日もDHや野手で出場しただけだ。セ・リーグなら、投手も打席に立つので。

藤浪と大谷、投手として比較すれば、藤浪の方が価値高い。

藤浪は、カネモト&矢野の雁字搦め指導で全てを狂わせ、ダルビッシュに被れて増やした体重のせいで、カラダの使い方のタイミングが合わず、腕が前に振れなくなった。シュート回転しようと、160キロ以上出せる。

大谷は、元々カラダの使い方が堅めで、上からに偏った動きになる。全力投球すると、右打者アウトロー/左打者インローに集まる。

きっと、メジャーでも、投手としては藤浪の方が価値高い。160キロ以上出せるし、動くし、荒れるし、変化球も持っている。

巨人⇒ロッテ⇒メジャーの澤村同様、藤浪も、早く阪神から出してやって欲しい。

 

 

 

 

**********************************

大谷と藤浪の運命を分けたのは?かつてのライバルを大きく隔てた原因を探る
8/30(月) 14:00 Yahoo!ニュース
 160
スリークォーター気味に腕が出る藤浪の投球フォーム
 阪神藤浪晋太郎投手が伸び悩んでいる。このまま終わってしまうのか、再び浮上するのか。高校時代に競い合った大谷は大リーグで活躍。その差はますます開くばかりだ。

【写真】19日のDeNA戦で4回2/3を8安打4失点だった藤浪。この後抹消される

 入団3年目の2015年に14勝したときは、まさかそれがピークになるとは想像もしなかった。

 ピークと決めつけるわけにはいかないが、まるで潜水艦のように深く沈んだまま、もがき続けている。

 160キロの剛速球を投げる藤浪のことだ。その不振ぶりは阪神ファンならずとも、きっと関心があるに違いない。

 かつて広島で編成グループ長をしていた川端順さんに以前、こんな話を聞いたことがある。

 2012年度のドラフト時、カープも当然、藤浪を上位候補にリストアップしていた。ところが、優先順位は高くなかった。

 投球時に利き腕が、背中の後方にまで回ることで生まれる横振りのフォームを敬遠したからだった。

 「カープはオーソドックスなタイプの投手を獲るという方針でした。育てやすいからです。短所があると長所を殺してしまうし、将来的に矯正しにくい。それともうひとつ。ボールの軌道です」

 このボールの軌道について川端さんは、同じく上位候補に挙げていた大谷と比較して説明した。

 【直球を投げる場合】

 大谷の球はホームプレートへ向かって一直線で伸びてくる。従って打者の目には、1個分のボールの影しか映らない。

 藤浪の球はシュート回転するため、打者の目には3~4個分のボールの影が映る。

 ボールの軌道を1本の糸に例えると、大谷よりも藤浪の方が長くなる。それはほんの少しだが、曲線を描くからだ。

 そうなるとボールを見極める余裕が打者に生まれる。

 【変化球を投げる場合】

 大谷は直球の軌道から落ちたり曲がったりする。藤浪は弧を描いてくる。どちらが打ちにくいかは明白だ。

 なぜ、そういう球の軌道になるのか。その原因は投球フォームにあったという。

 大谷はスムーズな体重移動からフィニッシュにもっていく。つまり直線運動から回転運動への移行だ。

 藤浪はいきなり回転運動に入るため、ボールの軌道が斜めにずれて、スリークォーター気味の腕の振りも加わりシュート回転する。

 「速い球でも打たれるのは、そういう理由ではないでしょうか。ボールがよく見えるというのは、カープの選手も言ってましたね」

 とはいえ、それほどの“不利”を跳ね返して藤浪は14勝もした。まだ若いしこの先、復活の可能性は十分にあるはずだ。

 現場でも打てる手はすべて打ってきていることだろう。なのに球筋が安定しない、このもどかしさ。

 インステップを矯正しようとしたのがよくなかったのか。いや、それは分からない。

 カーブを投げる練習が、体のタテ回転を身に着けるのにいいのではないか。それはそうかもしれない。

 専門家からは、いろんな声が聞かれる。“私に任せれば直してやる”というすごい人もいる。

 藤浪を蘇らせることができれば、もはやノーベル賞もの?とにかく難題中の難題であることだけは違いなさそうだ。(デイリースポーツ・宮田匡二)

**********************************