別に、MLBの人材って、そういう集まりだ。

何も驚くコトはない。NPBの人材育成とMLBの人材育成は違うからだ。

NPBの人材ベースは、まず日本のアマチュア野球。大抵は、小学生からのリトルから始まり、シニアや中学高校野球。それぞれに全国大会があり、頂点がある。それらは、チーム経営のため、成果を求め、メンバー育成する。個人も意思のある者は心身鍛練し、練習も練習試合も公式戦も取り組む。NPBスカウトは、そんな高校卒業見込者からセレクションし獲得できる。別に、春夏甲子園出場や上位進出が獲得マストではない。各選手の現行スキルと将来性を見る。高校生は3年メドで考えられる。しかし、西武・松坂は入団後3年連続最多勝だったし、オリ・宮城は高卒入団2年目だ。

高校でそうしたセレクションにかからなくても、大学野球や社会人野球やクラブチームや独立リーグで、心身の成長や技術習得し、試合に実績を残すコトで注目を受け、ソコでもセレクションを受けるコトがある。この場合は、即戦力的扱いを受ける。今の阪神・佐藤は近大からの入団1年目だ。昔の野茂は成城高時代は全然の評価だったが、新日鉄堺でブレークし、近鉄入団後4年連続最多勝した。

アメリカは、アマチュア野球はあるが、日本ほど全国大会などない。成果も求められず、怠惰なアメリカ人は心身の鍛練もなく、個人の自覚任せだ。ハイスクールやユニバーシティーやカレッジなどでも一緒だ。だから、日本の甲子園や大学野球都市対抗野球などはなく、セレクションする人材発掘はスカウトの足にかかっている。試合でどうかを見る機会は日本ほどなく、今上手いかどうかより選手の体格や運動能力を見ている。ドラフト獲得しても、即戦力的なモノより1A⇒2A⇒3Aとファーム教育を前提にしている。

だから、このような事案はアメリカだから、起こり得る。日本にはない。

今の日本では、スピードガンの位置がよりスピード出やすいように変わっているのだろう。

昔は、西武・渡辺久/智や巨人・江川と槙原など限られた投手しか150キロも出なかった。近鉄・野茂には、あの投げ方があったし、ロッテ・伊良部はあの体格があった。

今は、オリ・山岡みたく身長172センチでも150キロ出ている。山本が157キロだから整合取れるし、194センチの大谷や197センチの藤浪や外人投手が160キロ超を出している。

今の投手が、昔の投手より速いようには思えない。

 

 

 

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3月まで学校勤務→161キロ投げるMLB投手 華麗なる転身に同僚「クレイジーだよ」
8/31(火) 7:30 Yahoo!ニュース
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ヤ軍右腕ライディングスは昨年10月から今年3月までフロリダ州の学校に勤務
 
ヤンキースのスティーブン・ライディングス【写真:Getty Images】
 14日(日本時間15日)から27日(同28日)まで13連勝を飾るなど、ア・リーグ東地区首位のレイズを猛追するヤンキース。新戦力の台頭が今月好調の要因に挙げられるが、その1人が今月メジャーデビューした26歳の右腕スティーブン・ライディングス投手だ。3日(同4日)のオリオールズ戦で初登板に臨み、1回を1安打3奪三振無失点。100マイル(約160.9キロ)も記録する鮮烈デビューを飾った。以降、15日(同16日)のホワイトソックス戦までに計5試合、5回を投げて4安打7奪三振1失点で防御率1.80をマークした。

【動画】ヤ軍に突如現れた“投げる先生” 最速161キロも記録するライディングスの投球映像

 記事によると、ライディングスは、コロナ禍でマイナーリーグが中止になった昨年10月から今年3月にかけて、フロリダ州の小さな町ランタナにある「パームビーチ・マリタイム・アカデミー」で代理教師を務めた。本人は「ただ出席を取ったり授業計画を配ったり、子どもを列に並ばせたりしていただけ」と控えめだが、学校の人事担当者によると「もっと色々なことをしていた」という。

 ライディングスはキャンパスで子どもたちが学校の秩序を保ち、ルールを守るための仕事に従事。身長約203センチ、体重約99キロの巨漢は子どもたちの間でも話題になり「この仕事以外に何をしているの?」と尋ねられることもあり、「プロ野球選手なんだ」と答えると、子どもたちがネットで検索することもあったそうだ。

 昨年11月にロイヤルズから自由契約になったが、トレーニングを積んでいたジムはヤンキースのパフォーマンスコーチであるエリック・クレッシー氏が経営していた。クレッシー氏がライディングスの動画を球団フロントオフィスに送り、スカウトがトレーニングを視察。ヤンキースと今年1月に契約した。学校を離れたライディングスは2A、3Aで好成績を残して8月にメジャー昇格。その後の活躍は同校でも話題になり、「サインをもらっておいたらよかった」と話す職員もいるという。

 ヤンキースのカイル・ヒガシオカ捕手が「クレイジーだよ。どんな代理教師が100マイルを投げるんだよ」とコメントするなど、実力も話題性もたっぷりのライディングスは最近3Aに降格したが、9月1日(同2日)には再昇格の見込み。“100マイルを投げる元代理教師”が今後どんな投球を見せるか、注目される。
Full-Count編集部

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