日ハム、ホントに監督変えないといけない?

通常、NPB、戦力が均等化されているなら、6年内にリーグ優勝、12年内に日本一あれば問題ないハズ。ただでさえ、パ・リーグにはソフトバンクセ・リーグには巨人いてそうは行かない。

栗山監督、10年内にリーグ優勝も日本一にもなっている。あと2年くらいダメでも良くない?オリックスなんか、イチローいなくなって今年まで、リーグ優勝や日本シリーズ進出すらない。今年だってどうだか。阪神だって、あれだけ補強重ねてる割に、星野以降リーグ優勝すらなく、和田監督最終年以外日本シリーズもない。

第1、万が一大谷がメジャーから帰って来るとしたら、日ハムに帰って来させるには、やはり栗山監督じゃないの?

 

 

 

 

 

 

 

 

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日本ハムを“新人監督”に任せて大丈夫か…再建チームの指揮官に必要な要素は?〈dot.〉
9/14(火) 18:00 Yahoo!ニュース
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東京五輪では侍ジャパンを指揮した稲葉篤紀監督 (c)朝日新聞社
 ペナントレースも終盤戦に入ってきたが、徐々に来シーズンへの動きも気になる時期となっている。特に低迷しているチームにとっては立て直しに向けた人事も徐々に出てくるが、パ・リーグで気になるのが最下位に沈む日本ハムだ。3年連続Bクラスは決定的な状況であり、2004年に北海道に移転して以降では最も長い低迷期に入っているこ。今年で10年目を迎えた栗山英樹監督の今シーズン限りでの退任の可能性は極めて高いだろう。

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 後任として最有力と見られているのがチームのOBである稲葉篤紀だ。選手としての実績は申し分なく、東京五輪では侍ジャパンの監督を務めてチームを金メダルに導いている。球界でも指折りの人格者として知られており、選手時代からその人気は絶大なものがあっただけに就任が決まればファンの期待は大いに膨らむだろう。しかし選手時代の2013年にコーチ兼任選手を務めたことはあるが、本格的な指導者としての経験は代表チームのみと決して実績があるわけではない。そんな“新人監督”にチーム再建を託すのは得策なのかという声も聞こえてくる。そこで今回は過去に低迷するチームの監督を任された例を見ながら、再建期のチームに必要な指揮官の要素を探ってみたいと思う。

 2000年以降に新人監督でチーム再建を託されて成功した例と言えば、中日の落合博満監督が真っ先に思い浮かぶのではないだろうか。2004年に監督に就任するとFAやトレードなどの補強を封印してチームの底上げを図っていきなりリーグ優勝を達成。最終的に8年間指揮を執り、一度もBクラスに落ちることなくリーグ優勝4回、日本一1回とチームの黄金時代を築いた。

 成功には様々な要因があるが、やはり大きかったのは選手時代から“オレ流”と言われていた通り、自分のやり方を貫けた点ではないだろうか。キャンプ初日にいきなり紅白戦を行い、前年まで3年間一軍での登板がなかった川崎憲次郎開幕投手として起用するなど、ある意味独特なやり方でチームを変えようという取り組みを行い、それが選手、球団全体にも浸透していったように見えた。

 最終的にはその姿勢が球団の上層部との軋轢を生み、結果を残しながらも退任することとなったが、それくらいのぶれない姿勢があったからこそチームを再建することができたとも言えるだろう。ただ落合監督の就任前のチーム成績をよく見てみると、ペナントレースの順位は5位、3位、2位と推移しており、決して長い低迷期に入っていたわけではない。ある程度力のあるチームを更に伸ばしたという見方もできる。

 近年、指導者経験がない監督で成功した例としてはDeNAのラミレス前監督も該当するだろう。BCリーグの群馬では選手兼打撃コーチとしての経験はあったものの、NPB球団での指導者として実績はないまま2016年に監督に就任。チームは10年連続Bクラスと完全な低迷期だったが、5年間で3度Aクラスに入り、2017年にはリーグ3位ながらクライマックスシリーズを勝ち抜いて日本シリーズ進出も果たした。監督通算336勝は球団歴代3位、Aクラス3回は球団歴代2位タイの記録である。采配についてはメジャーでのプレー経験も影響してかデータを重視したもので、それが球団の方針と上手くマッチしていた部分はあるだろう。一方で選手起用については頑固な面があり、それが批判されたこともあったが、自分の方針を曲げない強さは落合監督と通じる部分とも言えそうだ。

 一方で低迷するチームの再建を実績のある監督に託すケースもある。1999年、当時6年連続Bクラスに低迷していた阪神はヤクルトで黄金時代を築いた野村克也監督を招聘。長打力不足の中で機動力のある選手を揃えた“F1セブン”や、新庄剛志の投手挑戦などあらゆる手を打ったものの結果を残せずに3年連続最下位に終わっている。その後に就任した星野仙一監督では見事に優勝を果たしたが、この時は大幅な血の入れ替えなど大型補強が奏功しており、球団としてのバックアップ体制の強化が大きかったと言えそうだ。

 こうして見てみると、低迷するチームを立て直す指揮官として重要なのはある意味頑固とも言える自分のやり方を貫く強さではないだろうか。そういう意味では稲葉監督は今回の東京オリンピックであらゆる批判がありながらも、方針を曲げることなく結果を出したという点ではその素養があるとも考えられる。

 そしてもうひとつ大事なのはやはり球団のバックアップ体制だ。野村監督と星野監督で明暗が分かれたのもその点は大きく影響している。また低迷していたチームというわけではないが指導者経験のなかったロッテの井口資仁監督がここまで結果を出すことができているのもフロントの体制強化が貢献している部分も多分にあるはずだ。監督人事はもちろんだが、そのあたりまで含めて日本ハムがどのような体制をとるのかに注目したい。(文・西尾典文)

●プロフィール
西尾典文/1979年生まれ。愛知県出身。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究。主に高校野球大学野球、社会人野球を中心に年間300試合以上を現場で取材し、執筆活動を行っている。ドラフト情報を研究する団体「プロアマ野球研究所(PABBlab)」主任研究員

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