高校野球時代からの、完成度の違いだ。

高校野球からプロ入りする過程をキチンと見ていれば、わかるコトじゃないの?カレに限らず、今の高校生、クルージングより全力投球してる投手が多い。

今の高校生、トレーニングが瞬発力系に偏り、持久力系トレーニングがデキてなかったりする。だから、全力投球で150キロ出たりするが、翌日投げられなかったりする。高校野球は、県予選でも甲子園でも準々決勝以降は連戦になる。甲子園を1人で投げ抜き、勝ち上がるコトは、持久力と高校レベルでの投球スキル完成度のアピールなのだ。

しかし、近年バカが騒いでるタマ数問題で、奥川ですら途中の試合を投げなかった。持久力すら不透明、優勝できなかった分、スキル完成度は欠けていたろう。瞬発力系はデキていたから、高校時代から150キロ超えていたが、持久力はプロで仕上げた部分だろう。というか、仕上がりきってないから7回100球に制限しているのだろう。

でも、ヤクルトで壊れる投手が多いの、そのせい?伊藤智に限らず、佐藤や村中や舘山など、持久力や強度がデキてない内に使い回したせいではない?

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岡本和真への攻めだけじゃない奥川の148人連続無四死球のすごさ
9/18(土) 12:11 Yahoo!ニュース
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高校時代の奥川恭伸(星稜)
 ヤクルト奥川 恭伸投手(星稜出身)が勝負の巨人戦で実力を発揮して、7勝目を挙げた。先発7回を5安打1失点。1回に坂本に許した適時打による1点だけに抑えきった。味方の援護もあったが、7回までしっかり巨人打線を抑えたことで自身にも、チームにも大きな勝利をもたらした。

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 岡本和に対する攻めに奥川のうまさが表れていた。初回は1点を許してなおも二死一、二塁のピンチが続いたが、岡本和が振りに来ると読んでか初球にフォークボールを投げて投手への併殺打に仕留めた。

 第2打席は逆に直球で押した。1球目は149キロの外角球で空振り。そして2球目は内角をえぐる149キロ。3球目も同じようなところを狙ったが、指にひっかかり外角へ。逆球をとらえられ、中前打になる。悔しかったのか、捕手へ頭を下げていた。

 しかし、第3打席で、きちんとリベンジする。初球は低めのスライダー。2球目からは内角を攻めた。2球連続速球でボールとなると、5球目は同じコースで落ちるフォークで見逃しストライクを奪った。内角球を3球見せておいてからの、最後はボールになるワンバウンドのスライダーで空振りの三振に仕留めた。セ・リーグ本塁打、打点の2冠王を手玉にとった。最後のスライダーは切れているからこそ、そんなところを振るかと思うくらい、岡本 和の目を狂わせた。

 奥川のすごさはまだある。四球がない。

 6月20日の中日戦6回に2四球を与えて以降、この日の7回まで、42回連続して四死球ゼロとなっている。その間の7試合の成績は特に素晴らしい。(〇は勝ち星、●は負け星)

 6月20日中日戦(神宮)〇 7回、28人、110球、2四死球、失点0
 7月1日阪神戦(甲子園)ー 7回、25人、87球、0四死球、失点1
 7月13日巨人戦(東京D)〇 6回、23人、98球、0四死球、失点3
 8月15日DeNA戦(新潟)〇 7回、24人、88球、0四死球、失点1
 8月27日DeNA戦(東京D)● 6.2回、25人、93球、0四死球、失点0
 9月7日阪神戦(甲子園)〇 7回、22人、83球、0四死球、失点0
 9月17日巨人戦(東京D)〇 7回、25人、103球、0四死球、失点1

 最後に与えた四球は中日戦の6回、高橋 周、ビシエドに与えた連続四球だった。今季の与四死球は8で止まったまま。148人連続で四死球を与えていないことになる。本人も四球を与える感覚を忘れてしまっているのではないか。高校時代からコントロールは良かったが、実質1年目の今季からプロの舞台で、自分を見失うことなく投げられている。直球、スライダー、フォークが中心だが、この3種類とも簡単にストライクを取れる自信がないと続かない。奥川はすでにこのレベルに達している。

 この日の勝利で巨人からは2戦2勝だが、巨人以外にもセ・リーグ全チームから1勝ずつ挙げている。球団に得手不得手がないのも、これまた奥川の「すごさ」なのか。2ケタ勝利まであと3勝。チームの優勝争いと同時に自分の成績も飛躍させていくことだろう。

 それと、いったい四球をいつ出すのか、それも気になる。

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