また1人、ツブれた

16歳で身長は190センチ近く、144キロを出せた投手、それが、19歳で120キロしか出ずに引退した。以前、阪神に中卒でプロ入した辻本というコが、やはりコレくらいの年齢で戦力外になっていた。

カレは日本人には珍しく、身長の伸びが早かった。しかし、結局、トレーニングを誤ったのではない?

近年、オリ山岡のように172センチしかない投手でも、150キロオーバーする。スピードガンの配置や設定の問題もあろうが、若い頃のトレーニングの瞬発力/持久力配分が変わっているからではない?

過去、PL⇒巨人桑田ですら、150キロを超したコトはない。似た体格の横浜⇒中日中山(クローザー)は150キロ超してたから、力の配分とも思える。小中高通じて、県予選から甲子園の連戦を見据えた、持久力にウエイトを置き、その上でクルージングでのボールのレベルアップをしていた。そうしたトレーニングをデキた投手は、桑田であれ、松坂であれ、藤浪であれ、甲子園を殆ど1人で賄い、プロでも故障少なく活躍している。

桑田のケガはあのダイビングによるモノで、投げ過ぎによる腱断裂ではないし、松坂の手術は怠惰なアメリカ生活で太り過ぎで腕の振りを阻害したせいで、藤浪はケガではなくカネモト矢野のツブしのせいでイップスに近い症状なだけだ。

今の小中高の投手に、指導者達はあまり長時間を要する持久力系のトレーニングをさせなくなり、短時間でわかりやすく力になりスピードにも反映する瞬発力系のトレーニングにシフトしているのだろう。だから、わかりやすくスピードは出るが、腱は鍛えられてないから、経年で切れる可能性も高くなる。

高校生までに、持久力系のトレーニングをキチンとさせてないと、25歳以降の寿命に影響すると思う。

************************************

ネクスト・ダルビッシュ」結城海斗19歳で引退…中学卒業即MLB球団と契約
9/24(金) 4:00 Yahoo!ニュース
 32
18年7月、ロイヤルズとマイナー契約を交わした結城海斗
 日本人で初めて中学卒業から直接、MLB球団と契約した結城海斗投手(19)が現役を引退していたことが23日、分かった。ロイヤルズ傘下のマイナー(ルーキーリーグ)に所属したが、6月に自由契約となっていた。関係者によれば右肘を痛めたことが理由で、現在は会社員として活躍中という。

 16歳だった18年7月に結城は「(日本の高校で)甲子園(を目指す)よりアメリカで野球をしたい」と渡米。当時188センチ、73キロの最速144キロ右腕は7年のマイナー契約を結び、チーム関係者から「ネクスト・ダルビッシュになれる」と期待された。だが、公式戦での登板は1度もなかった。関係者は「(自由契約の前は)投げても力が入らず(球速が)120キロ前後ぐらい。本人も自信をなくしていた。やれることは可能な限りやった」と逸材の引退を惜しんだ。
報知新聞社

************************************