ノーメットのメリット/デメリット

昔のオートバイマンガ、楠みちはる「あいつとララバイ」や池沢さとしの「サーキットの狼」の後の連載「街道レーサーGO」などでは、カワサキZ2やヤマハRZ350に乗る主人公がノーメットで走る姿が描かれていた。

ヘルメットを被る安全上のメリットはわかる。しかし、ヘルメットを被っているせいで、60キロ以上を平気で出す二輪乗りが出るのでは?顔を隠すコトで、違反をしているコトもあるのでは?

昔は道路も荒れてたりして、乗り手に非がなくても転倒するコトがあり、不意の転倒による頭部負傷を避ける狙いはあったが、今は余程の田舎や畦道でない限り、道路整備されている。

クルマだって、室内にいて運転してる感覚だから、バカなカネ余りのアンちゃんが何の恐怖もなく200キロ以上出したりする。フォーミュラーカーみたいなクルマなら、ヒトってスピード出さないんじゃない?

オートバイも、風の抵抗や転倒の恐怖あったら、ノーメットでバカな加速をしなくなるんじゃないの?

 

 

 

 

 

 

 

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原付でヘルメットを被る理由、1970年以前はヘルメットの着用義務がなかった!
9/30(木) 9:03 Yahoo!ニュース
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何故原付は、ヘルメットを被るのか?
 
バイクのヘルメット着用は、1965年から法律で規定され始めました
 バイクのヘルメット着用は、1965年に高速道路での着用義務が法律で規定されたことから始まりました。ただしこの時点では努力義務になっており、着用せずに高速道路を走行したとしても、罰せられることはなかったのです。

【画像】ヘルメット着用が義務化された前後のバイク画像を見る (7枚)

 罰則のないヘルメット着用義務が一般道でも適用され始め、1972年には、最高速度規制が40km/hを超える道路での着用が義務化されました。その後、1975年には罰則も規定されるようになり、政令指定都市区間で排気量が50ccを超えるバイクのヘルメット着用が義務化されます。1978年にはすべての道路で排気量が50ccを超えるバイクのヘルメット着用が義務化されたのです。しかし、この時点では制限速度が30km/h以下の道路は除外されていました。

 そして1986年、原付を含むすべてのバイクに、制限速度が30km/h以下の道路も含むすべての道路でのヘルメットの着用が義務化されたのです。

 この規定は現在も適用されており、道路交通法第71条の4の第1項では、「大型自動二輪車又は普通自動二輪車の運転者は、乗車用ヘルメットをかぶらないで大型自動二輪車若しくは普通自動二輪車を運転し、又は乗車用ヘルメットをかぶらない者を乗車させて大型自動二輪車若しくは普通自動二輪車を運転してはならない。」と定められています。

 
1970年代後半からは高校生に対するバイクの運転免許取得や車両購入、運転を禁止する「三ない運動」が開始されました
 また、道路交通法第71条の4の第2項でも、「原動機付自転車の運転者は、乗車用ヘルメットをかぶらないで原動機付自転車を運転してはならない。」という規定もあるほど。

 仮にヘルメットを着用せずに原付を運転した場合、「乗車用ヘルメット着用義務違反」となり、反則金はないものの違反点数は1点加算されます。

 このように、1960年代から1980年代にかけてバイクのヘルメット着用義務化が進んでいきました。では、これにはどういった時代背景が関係しているのでしょうか?

 バイクは当時の若者に人気で、高校に上がると同時に免許を取得する方が多かったとされています。価格的にも手頃なバイクが発売されていたことが、若者に人気であった要因のひとつといえるでしょう。

 若者によるバイクの利用が増加したことにともない、バイクを改造し騒音を出しながら公道を走る「カミナリ族」や「暴走族」などが登場し、社会問題になるほどでした。

 また、交通事故も増加傾向にあったことから、1970年代後半からは高校生に対するバイクの運転免許取得や車両購入、運転を禁止する「三ない運動」という社会運動も起きています。

 こうしてバイクの利用が増加したことで、同時に危険走行をする人や交通事故が増えたため、ヘルメット着用の義務化が進みました。

ヘルメットを被ることによるメリットとは
 
耳まで保護してくれる構造の「ジェットヘルメット」
 ヘルメットを着用することで、事故や転倒の際に頭部へのダメージを大きく減らすことができるのが大きなメリットといえるでしょう。仮にヘルメットを被らずに転倒した場合、その損傷は計り知れません。

 ヘルメットにもいくつかの種類があり、特長や構造も種類によってさまざまです。ここからは、原付向けの3種類のヘルメットについてそれぞれ紹介していきましょう。

 まず1つ目は、半キャップや半帽と呼ばれることもある「ハーフヘルメット」。耳より上の頭部を覆うような構造で、バイク用品店では「125cc以下用」などのステッカーが付いて販売されています。覆われている部分が少ないため通気性があり、値段も手頃で手に入りやすいというメリットがあります。また、通常のヘルメットに比べて半分の大きさのため、ヘルメットがズレた際に視界が遮られるといったことが少ない点も魅力でしょう。

 一方で、顔や耳などが露出しているうえに後頭部も全て覆われているわけではないため、転倒してしまった際に保護される部分が限定的になってしまい、安全性に劣ってしまう点がデメリットとして挙げられます。その他にも、走行時に前から飛んできた虫やゴミなどが直接目に当たってしまうことも考えられるでしょう。ハーフヘルメットは、値段の手頃さや手に入りやすさ、通気性の良さを重視する方には良いかもしれませんが、安全性は低いため注意が必要です。

 次に紹介するのは、顔と顎の部分は覆われていないものの、耳まで保護してくれる構造の「ジェットヘルメット」。視界が広く、開放感が保たれている点が特徴で、顔と顎が覆われていないため、ヘルメットをしたまま飲食ができる点も魅力のひとつです。また、メガネをしたまま着脱ができることから、メガネをかけている方にとっては快適でしょう。

 一方で、顔と顎を守ることができない点がデメリットとして挙げられます。加えて、シールドが装備されていないものが多く、目を保護するためには、ゴーグルなどを別途装着する必要があります。

 
頭全体を包み込み顎まで覆う形状の「フルフェイスヘルメット」
 3つ目は、「フルフェイスヘルメット」です。頭全体を包み込み顎まで覆う形状をしており、さまざまなヘルメットの種類がある中で、最も安全性が高い点が最大の特徴でしょう。また、高速走行にも対応できるように設計されているため高い防風性があるうえ、走行時に虫や砂が飛んできても、顔に当たりにくいのがメリットといえます。

 デメリットとしては、視界が狭くなるため閉塞感を感じたり、手元が見づらくなったりする点が挙げられます。また、ヘルメットを着用したままでは飲食ができないため不便さを感じるという方もいらっしゃるかもしれません。加えて、他の種類と比べても高価なものが多いとされています。

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 ヘルメットは法律で規定されているからという理由もありますが、何より安全のために被るものなので、適切なヘルメットを正しく装着することが重要です。また、ヘルメットにはそれぞれ特徴があるため、購入する際は安全性や用途、価格などを総合的に考えながら選ぶと良いでしょう。
バイクのニュース編集部

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