MFゴースト、急展開?片桐夏向逆転へのシナリオは?

前戦で、主人公片桐夏向のクルマ、トヨタ86はパワーアップと足回りリファインを受け、初めて表彰台に立ち、エンジェルナンバー7こと恋のキスを受けるコトがデキた。

今回のレースでは、夏向のイギリス時代の彼女かライバルか、アストンマーチンに乗って現れ、MFGにエントリーする。

今週のMFゴーストで、ベッケンバウアーと沢渡がマシンチェンジするとウワサが立った。MFGのレギュレーション上、同じメーカー内でしかクルマをチェンジできない。

つまり、ベッケンバウアーはポルシェ、沢渡はアルピーヌないしはルノーでしかチェンジできない。

ココで、どういうクルマにチェンジするかによって、しげの秀一がカレらをどういう位置付するか、見えてくる。いや、ベッケンバウアーや沢渡だけでなく、石神のGT3や赤羽の488や大石のペルフォや坂本のR8やジャクソンのGTSだって、変わる可能性がある。

高橋涼介の仕掛けたMFGレギュレーションは、表向きリッチマンレギュレーションと揶揄され、軽いクルマには細いタイヤ、重いクルマには太いタイヤにするのが、基本レギュレーションだとか。しかし、レギュレーション詳細は何も出ていないハズ。タイヤもメーカーを指定され、重量クラス毎に履けるタイヤサイズが決まっているとのコトだが、ドコまで決まっているのか?

例えば、タイヤ幅だけでなく、ホイールサイズと扁平率までも決まっているのか?タイヤ幅を細いタイヤ履く時、ホイールサイズを縮め扁平率を下げる選択がデキるのかどうか?つまり、インチアップの逆をやって、タテ方向にタイヤ接地面積を増やせるかどうかだ。

それにより、クルマの選択が変わる可能性もある。

ベッケンバウアーが718ケイマンからポルシェ992GT2や992ターボを選択するのか、昔のカレラ6や73カレラRS2.7を選択するのか、或は沢渡がなんちゃってアルピーヌA110からルノースポールスピダーかA610辺りにするか、モノホンA110にするかなど。仮に、古いクルマ側に選択したら、タイヤは現行レベルで見ると昔のタイヤより扁平率が上がり、幅も太くデキる。

MFGレギュレーションのキモは、軽さに負わせたタイヤの細さをどう補うかだ。昔のクルマはタイヤも元々細く、扁平率も低い。今のクルマレベルのタイヤに当てはめれば、タイヤ幅も拡げられ、扁平率も上げられる。

例えば、大石も、ウラカンペルフォマンテから新しいなんちゃってカウンタックにするか、昔のミウラかカウンタックにする選択もあるのだ。

しげの秀一作品は、バリバリ伝説の世界GP編も頭文字Dの関東遠征も1年だった。つまり、このMFゴーストも1年限定と思った方が良い。1年で、片桐夏向が石神やベッケンバウアーを逆転してチャンピオンを獲る筋書にするには、今のリードされ方を見る限り、かなり力ワザになる気がする。かなりベッケンバウアーや石神や沢渡らが停滞し、片桐夏向が快進撃しないと成立しない。

フツ~の方法論的に考えて、ベッケンバウアーや沢渡らは992GT2やアルピーヌA610らパワーアップしたクルマを選択し、重量増とタイヤ負担増にハメるのかな?それが、中盤戦以降の夏向の快進撃を陰で支える形になるのか?