大阪芸大、施設もスゴくいいトコだったけど。

今の私立大、ハッキリ言って高校の延長、いや、ヘタすると中学の延長の延長でしかない。国公立大と、センター試験と二次ある流れは変わらない。また、AOの中身も多岐に渡る。よくわからん特技や芸能活動してない芸能人まで行ける。そういうヒトや受験で上手く行かない、国公立大に行けないヒトが、高いカネ払って行くのが私立大になる流れになった。そんな中、今の私立大は花形の特定学部学科はホントの競争あるが、それ以外の学部学科は芸能人であれアホであれ、学費ちゃんと払ってくれるヒトを収容する受皿になった。そりゃそうだ。大学卒業証書のために、入学金から学費4年で安いレクサス買える金額を親がイヤな顔せず支払ってくれるのは、この出費しかない。そういうコは、留年してそれ以上支払ってくれる。

昔は、私立大にセンター試験負わせる前は、一言で表現すると、総合力の国公立大、特定教科の私立大という感じだった。高校時代から、基本単位以外は受験履修は圧倒的に少ないから、密度の高い勉強ができ、受験教科だけは東大受験者よりデキるヒトもいた。みんなじゃないけど。

そんな中、私立大の芸術系大学は意外なまでに独自性を発揮しているように見受ける。もちろん、多摩美術大学みたくパクリデザイナーとかも出るし、橋本奈々未もじゃなかったかな?ピンキリだ。大阪芸術大学って、今のイメージでは米津玄師から空気階段までいたりする。日大や近大や関関同立の入学者数とはケタが違う中、映画監督やカメラマンや歌手やお笑い芸人まで・・・確かミルクボーイもココだったハズ。目立つ人材を輩出(排出?)するという意味では、存在意義の高い私立大だと感じる。

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ミルクボーイ、空気階段・鈴木もぐらもOB!「大阪芸大」の時代がやって来た?
10/7(木) 9:06 Yahoo!ニュース
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空気段階の鈴木もぐら(左)と水川かたまり(C)キングオブコント
大阪芸大の時代がやって来たか〉――ネット上にはそんな声もあった。

 2日生放送のコント日本一決定戦「キングオブコント2021」(TBS系)で14代目王者に輝いたお笑いコンビ「空気階段」の鈴木もぐら(34)の話である。

空気階段が「キングオブコント」王者! ネタの根底には“ダメ人間”へのまなざし、泣き笑いに昇華

■M-1王者「ミルクボーイ」は落研の先輩

 鈴木は中退だが、大阪芸術大学出身で、同大の「落語研究寄席の会」の先輩が、「M-1グランプリ2019」王者であるお笑いコンビ「ミルクボーイ」の内海崇(35)と駒場孝(35)の2人なのだ。

「お笑いコンビ『ななまがり』もミルクボーイの落研の後輩です。いずれも落研で出会ってコンビを組んでいる」(スポーツ紙芸能担当デスク)

 大阪芸大出身者の有名人は、何もお笑い芸人に限らない。10月1日から東京・国立新美術館で開催されている「庵野秀明展」の庵野監督(61)もそのひとりだ。同じく島本和彦氏(60)の自伝的な学園青春漫画「アオイホノオ」には、大阪芸大時代の庵野監督も登場している。

 他にも大ヒットアニメシリーズ「攻殻機動隊」の原作者である士郎正宗氏(59)や、2022年に続編が公開予定の映画「翔んで埼玉」の原作者である魔夜峰央氏(68)ら、例を挙げればキリがない。

 ちなみに、シンガー・ソングライターの米津玄師(30)は大阪芸大付属大阪美術専門学校を中退している。

「国立の東京芸大が“王道”とすれば、私立の大阪芸大は“アウトロー”って感じですね」と話すのは、「大阪のオバちゃんの逆襲」の著書がある大阪出身のライター・源祥子氏だ。

 確かに、役者でも時任三郎(63)や渡辺いっけい(58)、木下ほうか(57)、「劇団☆新感線」の古田新太(55)や橋本じゅん(57)ら大阪芸大OBは大勢いるが、自由人というかアウトローな印象がある。

大阪芸大は昔から、クラスに必ずひとりはいそうな、変わり者やけど個性的で面白いから、ひょっとしたら大物になるかもって人が進む大学ってイメージですね。サークルでキラキラしている王道の学生とは真逆の、自由で流行にとらわれないキャラというか。いつの時代にも皆と同じでは嫌という人はいますし、いわゆる“上級国民”感がゼロってところも支持されているのかも」(前出の源祥子氏)

 大阪芸大の広報担当者は「ウチの時代が来たかは分かりませんが」と苦笑しつつ、こう言う。

「ミルクボーイさんがM-1で優勝した翌年は、落研の部員も増えたそうで、鈴木もぐらさんにもちょくちょくウチの名前を出してもらうなどご協力いただいて、感謝しております。本当におめでとうございます」

 鈴木も、ただの借金まみれの“クズ芸人”ではなかったようだ。

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