お題と内容がハズれてないか?

身銭を切ってでも買いたいクルマを20台選ぶのがお題、しかし、この20台はホントにそう見えるか?

確かに、モータージャーナリストって、カネ持ち道楽色丸出しなオジサンばかりで、元レーサーとかもあまりいないし、カネなくてもクルマが好きというヒトは殆どいない。幼稚園から大学まで私立のエスカレーターに乗る過程で、趣味の対象がクルマというだけのヒトだと感じている。だから、クルマを選ぶ基準や金銭感覚が一般庶民とかけ離れているのも、仕方ないコトにも見える。

要は、お題を見て記事を読むと感覚的乖離が激しく、ウソくさく感じる。

コレだけのモノを選ぶなら、それぞれ挙げた自分の欲しい車種やグレードにオプション着けていくらか、金額まで各車出すべきじゃないの?

フェラーリポルトフィーノベントレーコンチネンタルをココに挙げても構わない。車両価格もさるコトながら、必要なオプション着けて、諸費用付くといくらか、ちゃんと出すべきじゃないの?ソレが切ってもいい身銭だと言うなら、そのジャーナリストが稼いでると解釈すれば済むコトだ。

ポルトフィーノ?コンチネンタル?エリーゼ?万が一、カネあっても選ばない。フェラーリなら昔の456GT、ロータスならエキシージポルシェ911でも997を探す。ワタシにとって、身銭ってソコまでだ。

あまりにかけ離れているネ。

モータージャーナリストって、公家なの?

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身銭を切ってでも買いたいクルマのベスト20 自動車評論家の国沢光宏の第1位は?
10/24(日) 7:00 Yahoo!ニュース
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エンジン・ホット100ニューカー・ランキングス2021 選考委員が選んだホット20のリストを公開!
 
フェラーリポルトフィーノM
コロナ禍の今、「エンジン・ホット100」選考委員が身銭を切っても欲しいのはこのクルマ! 雑誌『エンジン』の名物企画、「エンジン・ホット100ニュー・カー・ランキングス」の43名の選考委員それぞれが、2021年の今だからこそ買いたい20台を挙げた。自動車評論家の国沢光宏さんが「上がりの前の元気なウチの1台」として選んだ第1位は、フェラーリだ!!

【写真11枚】身銭を切ってでも買いたいクルマのベスト20 自動車評論家の国沢光宏の第1位は?の詳細画像はコチラ

◆上がり前の1台! 最近本気で考えるテーマがコレ

いつも通り2021年7月時点の「私が欲しいクルマTOP20」を選ばせて頂く。最近ホンキで考えているテーマと言えば、明確に「上がり前の元気なウチの1台!」(上がりは軽自動車に決めている)となってます。やっぱりフェラーリベントレーでしょうね。幸い、免許返納する年齢までエンジン車に乗れそうです。

◆1位 フェラーリポルトフィーノM

最有力候補がポルトフィーノ。おそらく新車で買う予算は確保出来ないと思うから、コンディションの良いユーズドのカリフォルニアくらいになるかも。このクルマ1台で過ごすリタイア・ライフって楽しそうじゃありませんか?

◆2位 ベントレー・コンチネンタルGT(V8、W12、コンバーチブル含む)

コンチネンタルGTもクルマ好きの最後を飾るのに最高の相棒になると思う。一昔前なら巨大と言えるボディ・サイズながら、車幅1954mmで今や許容範囲。毎日乗ってるXC60で1900mm。ジジイでも何とかなりそう。

◆3位 ロータスエリーゼ・スポーツ220 I(I 240ファイナル・エディション含む)

このクルマを選ぶとすれば上がりの2つくらい前になる。アルファ4Cやアルピーヌ110などライトウエイトスポーツが出てきたけれど、エリーゼのピュア度に届かない。そもそもマニュアル車に乗りたいのだった。

◆4位 ポルシェ911カレラ&カレラ4クーペ(S含む)

最もオーソドックスな「1台でやるクルマ」ですね。最後のマニュアルを買えば、免許返納時に手放すとよいお小遣いになると思います。

◆5位 BMW8シリーズ(クーペ、カブリオレ、グランクーペ)

最近「かっこいいね!」と思ってるのが8シリーズ。こいつのカブリオレ、ステキ過ぎる! 世界一カッコ良いクーペです。

◆6位 ランドローバー・ディフェンダー

まだまだ遊ぼうという気持ちも残っている。このクルマも上がりの前に乗りたい。6気筒ディーゼル、どんなクルマだろうか?

◆7位 トヨタGRヤリス

最後のラリーはGRヤリスで出場したいと思っている。間違いなく世界最後のガソリン・エンジン武闘派スポーツカーになるだろう。

◆8位 トヨタ・ミライ

現在のマイカー。補助金を使うと550万円くらいで買えるなんて信じられないほどのクオリティを持っている。おすすめです。

◆9位 レクサスLC(コンバーチブル含む)

日本車で一番カッコ良いと思っているのがこのクルマ。そう考えるクルマ好きも多いらしく、中古車価格は高いまんま。皆さん慧眼だ。

◆10位 日産GT-RNISMO含む)

文字通り日本車最後の本格的な高性能モデルになる。次期型、こんな激しさは無いと思う。値上がり必至。投機目的で買う人もいるかと。

◆11位 ボルボV90(クロスカントリー含む)

上がりというより次のマイカー候補。SUV人気ながら、ステーションワゴンをベースとしたクロスカントリーも使い勝手素晴らしい!

◆12位 ルノー・メガーヌ(RS含む)

このクルマも次に欲しいジャンル。1800ccながら存分に速い! 毎日の相棒としても使えるのがいい。マニュアルも選べるし。

◆13位 メルセデス・ベンツSクラス・セダン

あまり買おうとは思わないが、良いクルマであることに間違いなし。5年くらいして手頃な予算でユーズドカーなど出てきたら面白い。

◆14位 アストン・マーティン・ヴァンティッジ(ロードスター含む)

カリフォルニアやコンチネンタルGTと同じく上がりの1台有力候補。ヴァンティッジ、どんな基準を持ってしてもオシャレですよ!

◆15位 シボレー・コルベット(C8)

未だ試乗していないが新型コルベットもカッコ良い! フェラーリだと新車じゃ買えそうもないけれど、C8なら何とかなりそうです。

◆16位 キャデラック CT6

徳大寺師匠から「1度キャデラックと暮らしてみろ」と言われたのだけれど、まだ実現出来ていない。やはりセダンがいいと思う。

◆17位 ジャガーXJ

SクラスとCT6と同じく、3~5年後の相棒候補。X300のXJ6に乗っていたが、もう一度ジャガーと過ごしたいと思ってます。

◆18位 ジープ・ラングラー

クロカンも乗ってみたいと考えている。となれば新型ランクル300かディフェンダーラングラーでしょう。この3車種は別格だ。

◆19位 マツダ・ロードスター

普段余り意識していないのだけれどハンドル握る度に「いいね!」と思う。カジュアルに行くならこれの2リッター電動TOPも魅力的。

◆20位 ダイハツ・タフト

最後の1台は軽自動車と決めている。今選ぶのならタフトでしょうね。楽しくて便利。10~15年後は違うチョイスになると思います。

文=国沢光宏(自動車評論家)

(ENGINE2021年9・10月号)
ENGINE編集部

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