今の中古車、10~30年モノでも日本では問題ない。ヨーロッパとは、クルマにかかる負担が違う。
どんなクルマを選んでも、ダメなコトはない。問題は、何をテーマにクルマ選びをするか、なのだ。
この記事では"アレもコレも"の選択でしかない。
ワタシ個人なら、新車では入手できない、NAのマルチシリンダーで選ぶ。中古車のターボは危険を感じる。
5リッター又は6リッターV12
4~5リッターV8
E39の540やM5やアルピナB10
4リッター又は4.5リッターV8
E36のアルピナB8
アルピナB8なら、6速MTもある。
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クルマ好きなら一度は乗るべきクルマ 10選 中古で探す最高の愛車は?
11/10(水) 6:05 Yahoo!ニュース
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最高のクルマは中古車市場にあるかも
最新モデルを選ばずとも、素晴らしい体験をさせてくれるモデルを10台紹介する。
「自分はクルマ好きとして、どんなクルマに乗るべきなのか」と悩んだことがある人も多いのではないだろうか。
【写真】古くても乗るべきクルマ【5モデルを写真で見る】 (108枚)
今回は、英AUTOCAR編集部がまたしても独断と偏見で「一生に一度は乗るべきクルマ」を10台チョイスした。地味なものからエキゾチックなものまで、誰もが興味をそそられるであろうモデルが並んでいる。とはいえ、最新のEVやスーパーカーではなく、中古車市場で比較的手の届きやすい価格のものを中心に選んだ。
英国記者のジェームズ・ルパートが、あなたが所有すべきモデルをご案内しよう。すべてのモデルは、フェラーリF40をガレージにしまうために必要な金額よりも、かなり安く手に入る。ハイブリッドやコンバーチブルから、ハードなスポーツカーまで、中古車購入を検討している人のための決定的なリストとなっている。
なお、価格や仕様は記事執筆時の英国での実例に基づいている。ご参考までにとどめていただきたい。
ポルシェ911(996型)
ポルシェ911(996型)
ポルシェといえば、みんなが欲しがるのはもちろん911だろう。住宅並みのローンを組んで993型を志すのもいいが、今は最初の水冷式である996型の方が手頃だ。
よく知られているIMS(インターミディエイト・シャフト)の問題や、まれにシリンダーヘッドやライナーが割れることもある。ボディが錆びているようであれば、たいていは事故の後に補修されたことになる。しかし、クーペ、カブリオレ、ターボのどれを選ぶにしても、夢の911に乗るにはこれが一番だ。
ホンダ・インサイト
ホンダ・インサイト
2000年当時に未来のクルマに乗りたいと思っていたなら、インサイトは見事に当てはまる。今日のハイブリッド車やEVが冷蔵庫のように無名であるのに対し、インサイトはセンセーショナルに見えた。
空力を重視したデザインのクーペで、後輪がスカートで隠されている。前も後ろも広くはないが、35km/lという低燃費の鍵は、ホンダが「インテグレーテッド・モーター・アシスト」と呼ぶシステムにある。
日本国内では2000台程度が販売されたと言われており、中古車の球数もそれほど多くはないが、レトロフューチャーなホンダの4輪車、いかがだろうか。
BMW 5シリーズ(E39)
BMW M5(E39)
このクルマは過去にさかのぼる必要がある。ガソリンでもディーゼルでも、6気筒でもV8でも、E39の5シリーズはすべて買う価値がある。しかし、理想を言えば、M5がベストバイだろう。
この時代の5シリーズは、専門家の間では、ガレージで修理可能な最後のバージョンと考えられている。
中古でM5を選ぶ場合、細部にまで気を配る必要がある。安全な買い物をするためには、プラスチック製のチェーンテンショナーは交換しなければならないし、Vanos(可変バルブ機構)の音がうるさいのはトラブルの元だ。だが、そうした努力に見合うだけの価値があるし、比較的手頃な価格で購入できる。
ミニ
ミニ・クーパーS
マニアが買うとしたら、錆びたクラシック・ミニか、レストアされた高価なミニのどちらかだろう。しかし、2002年に生まれ変わったミニ・クーパーSは、見た目も走りも最高だ。今では価格は下がっているので、タイミングは悪くない。
古いものは、オルタネーターの交換が必要になったり、樹脂パーツが劣化していたり、電動パワーステアリング・ポンプがダメになっていたりする可能性がある。できればチリ・パッケージを選びたいところだが、運が良ければジョン・クーパー・ワークス(JCW)に出会える。
フォルクスワーゲン・ゴルフR
フォルクスワーゲン・ゴルフR
フォルクスワーゲンがGTIよりも優れたものを作るとは想像しにくいが、ゴルフRはセンセーショナルなホットハッチだ。R32は、4輪駆動で2.0Lターボを搭載し、300ps近い出力を誇る。
2010年に登場したこのモデルは、マニュアルの6速と7速のDSGが用意されていた。後期モデルの方が優れているので、2012年(日本では2013年)以降の7代目を選ぶのがよさそうだ。いずれにしても液体の漏れに注意し、定期的な点検が必要な4WDシステムについても確認しておこう。
ランドローバー・ディフェンダー
ランドローバー・ディフェンダー
このクルマは洗練されておらず、乗り心地が悪く、金属の塊のような無骨なトラックであり、魅力的な特徴はほとんどない。好きか嫌いかは人それぞれだが、この騒々しさを知るために一度は手にしてみる価値はあるだろう。
最新モデルが発売された今でも、中古車の価格は非常に高くなっているようだ。しかし、その分しっかり手入れをすれば価値がほとんど下がらないクルマとなるかもしれない。
90は遊び用、110は家族用で、2.2Lのフォード製TDCIエンジン搭載車が最高だと言う人もいるだろう。2012年モデルからは快適装備が追加されたが、それほど大きな意味はない。中古車を見るときは、ボディの凹みよりもバルクヘッドやシャシーにサビがないかどうかをチェックし、トランスファーボックスが動くか、液体の漏れが少ないかを確認すること。
買う前にたくさんのクルマを見て、自分が稼いだお金にふさわしい個体を見つけよう。
ジャガーXJ
ジャガーXJ
最高の中古車として、しばしばジャガーが挙げられる。たくさんの選択肢があるが、アルミニウムボディを持つ旧型のXJ(X350以降)は、必要とされる優雅さ、速さ、適度なスペースをすべて体現している。
整備記録が曖昧な場合は避けたほうがいいだろう。サスペンション、タイヤ、ブレーキの交換が必要になることが多く、電子機器(特にパーキングセンサー)の故障も多い。
特に下回りのサビには注意が必要だ。簡単に言えば、傷だらけの古いジャガーは努力する価値がないということだ。大切なのは、あまりお金をかけずに、多くのものを手に入れることである。
トヨタ・ランドクルーザー
トヨタ・ランドクルーザー
「レジェンド」という言葉は、最近ではあまりにも頻繁に使われ過ぎている。ランドクルーザーを買う理由は、スタイリッシュだからとか、トレンドだからとかではなく、純粋に仕事をするためである。このクルマの素晴らしいところは、何の気負いもなくその仕事ができることだ。
世界でランドクルーザーを支持しているのは、プレミアリーグのサッカー選手ではなく、農家の方々だ。しかし、腐食、サスペンション部品の摩耗、ブレーキの摩耗など、特に何もせずに放置していた場合には不具合が生じることもある。
SUVではなく働き者が欲しいという方には、古くてシンプルな4代目がお勧めだ。
マツダ・ロードスター
マツダ・ロードスター
中古車では定番の選択肢だが、純粋なオープンカー・ライフを楽しみたいという人にお勧めだ。ケータハムのように濡れずに済むし、耳が聞こえなくなることもないだろう。
ロードスターはローパワーで最高に楽しい、まさに究極のドライビングマシンだ。30年もの歴史の中から1台を選ぶことができるが、購入後に最も負担が少ないのは最新のモデルだろう。
タイミングベルト・テンショナーの破損、ドロップリンクが摩耗したサスペンション、ブレーキキャリパーの焼き付きなど、一般的な消耗品をチェックする必要がある。熟年の前オーナーは大抵、ロードスターをとても大切にしている。
メルセデス・ベンツEクラス
メルセデス・ベンツEクラス
メルセデスのピークはいつか?それは間違いなく、W123からW124の時代だろう。現代的な複雑さはなく、ベーシックなビニール内装と手動の窓があるだけだ。
1990年代前半のSLやSクラスもいいが、勤勉なEクラスのセダンやワゴンには純粋さがある。
走行距離があまりに多いと、ガスケットや油圧リフターなどに注意が必要になる。サスペンションも疲労してくるので、新しいジョイントやショックアブソーバーが必要になるかもしれない。最も心配なのは配線系の破損で、最も高くつくのは古いボディの錆だ。しかし、全体としては手頃な価格であることに変わりはない。
AUTOCAR UK(執筆) 林汰久也(翻訳)
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