パ・リーグ新人王は?伊藤?宮城?早川?

今年はセ・パ両リーグとも、新人の働きは目立った。

広島からは(先発に森下もいるが)クローザーで栗林、日ハムからはセットアッパーで伊藤が出た。伊藤のロージンによるボールリリースでの白煙に、韓国からクレームがついたくらいだ。堂々と受け流し、淡々と投げ続けた。

一方で、山本由が思うように勝てなかった前半戦を、宮城は勝ち続けた。中盤戦以降伸び悩みあったが、最終的に9つ貯金を作った。オリックスは、打の吉田が故障や負傷で大半出られなかったのをラオウ杉本が埋めたが、投の山岡が故障手術で離脱した分を余りある貯金で補った。

優勝に貢献したという観点なら宮城、勝てないチームを支え五輪でも活躍したという観点なら伊藤だろう。

早川は、全てに1つ足りなかった。10勝にも足りず、楽天は優勝もできなかったし、カレ自身、CSにも出番なく終わった。

 

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勝利数&防御率は宮城大弥が勝るも… ハイレベルなパ新人王争いの行方を占う
11/14(日) 11:34 Yahoo!ニュース
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勝利数や防御率は宮城が上だが、WARなどの指標では伊藤が勝る
 
日本ハム・伊藤大海(左)とオリックス・宮城大弥【写真:荒川祐史】
 セ・リーグはヤクルト、パ・リーグオリックスクライマックスシリーズを勝ち上がり、日本シリーズ進出を決めた。日本一をかけた戦いが20日に始まるが、その一方で注目なのが各賞レースの行方だ。今季は、新人王が特にハイレベル過ぎる争いになっている。

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 気になる群雄割拠の新人王争い。有力な候補選手を指標を用いて比較してみよう。なお、データはセイバーメトリクスの指標などで分析を行う株式会社DELTAのデータを参照する。

パ・リーグ
・宮城大弥(オリックス
23試合13勝4敗0セーブ0ホールド 防2.51
131奪三振 被打率.221 WHIP1.07 tRA3.13 WAR4.0

・伊藤大海(日本ハム
23試合10勝9敗0セーブ0ホールド 防2.90
141奪三振 被打率.235 WHIP1.22 tRA2.91 WAR4.7

・早川隆久(楽天
24試合9勝7敗0セーブ0ホールド 防3.86
127奪三振 被打率.254 WHIP1.18 tRA2.94 WAR3.9

 パ・リーグの新人王候補はオリックスの宮城、日本ハムの伊藤、楽天の早川の3人の先発投手になるだろう。こちらも、宮城が13勝、伊藤が10勝、早川が9勝と3投手ともに例年であれば、新人王になってもおかしくない成績を残している。では、細かく成績を見ていこう。

 勝利数、防御率ともにリーグ優勝を果たしたオリックスの宮城が他2人をリードしている。一見すると、宮城が有利に思えるが、選手の貢献度を示す「WAR」は伊藤の方が宮城より上。守備から独立した失点率を示す「tRA」も伊藤が3人の中で1番優れている。

 優勝したオリックスと5位に終わった日本ハムというそれぞれのチーム状況から勝利数や防御率では宮城が勝るものの、投手としての貢献度では伊藤に軍配が上がる。果たしてこの辺りを、投票権を持つ記者たちがどう見るか。早川も指標は上々ながら、2人にはやや及ばない印象で、宮城と伊藤の争いになりそうだ。
Full-Count編集部

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