こんな書き方するライターが間抜けじゃないの?

このライターこそ、コレくらいになった選手を動かすのは何か、わかってないんじゃないの?

大谷は以前にも、第1回プレ12などで、大谷は日本代表に出場している。当時は小久保だったし、稲葉になってからも強化試合に投手としてでなく打者として出たハズ。

去年までの故障ガチな状態では、マネジメントの立場なら許すハズはない。過去WBCでも、ゴジラらでもOKは出なかった。

ボラスら、交渉力ある代理人の影響も大きい。代理人の方も、動向を常に調べている。それがカネを引き出し、自分に分け前入るなら、代理人は動くのだ。

たった1年ではあるが、今年の成績でかなり立場を確立デキたハズ。日本代表が、大谷にとって魅力あるモノであれば、MLB大谷をプロモーションし次のカネを生む機会になると感じれば、代理人が動くのだ。

ココからは、カネとリスクの天秤を、大谷や代理人やMLBフロントが判断する。中南米出身の有力選手達は、母国側が召集を前提にしてる場合もあるし、契約時に選手側イニシアチブを謳う場合もある。

日本代表監督に、日ハム系のヒト、栗山前監督を据えるというのは、方法論の1つではあろう。何せ、二刀流発案した張本人なのだから。

WBCにイチローを呼ぶコトでも大変だったし、大塚は浪人状態だったから日本代表に参加デキたし、王監督は積極的にその大塚を日本代表クローザーに使った。

雁字搦め契約に縛られている有名選手を動かすのは何だと思う?ビジネスみたく、キーマンに電話や対面とかしか思ってないなら、わからないと思う。

 

 

 

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侍ジャパン監督 栗山英樹氏が最有力候補に違和感 大谷翔平を招集という甘い考え
11/20(土) 6:00 Yahoo!ニュース
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栗山英樹監督
 稲葉篤紀監督が9月末で退任し空席になっている侍ジャパン(野球日本代表)の監督候補として「前日本ハム監督の栗山英樹氏が最有力候補」「栗山氏で一本化された」との報道に接して、ビックリしている。

【写真】大谷、栗山監督が呼べば来る?

「えっ? 栗山監督でいいの?」

 これが正直な感想である。

 栗山氏は2011年オフ、日本ハム監督に就任。メディアでは人気があったが、コーチ経験がなく、現役時代の成績も494試合出場、通算336安打、7本塁打とそれほど傑出したものでないことなどから指導力を疑問視する声もある中、一年目にリーグ制覇を果たし、北海道のファンから厚い信頼を得た。

 従来の支配的、高圧的な指導者像でなく、やわらかな物腰、選手とのフェアな関係を大切にする対話型の監督像を実現した意味で革新的でもあった。いわばプロデューサー的な役割を果たす、新しい時代の監督の姿を体現もした。

 5年目の2016年には再びリーグ優勝、日本シリーズで広島を破り日本一にも輝いた。以後10年に亘って監督を務めた。この間、大谷翔平選手の二刀流を支援し、今季メジャー・リーグでの大ブレークにつなげた殊勲者としての功績もある。

 だが、後半5年間は3位が1度で、4年間は5位に沈んでいる。「ハンカチ王子斎藤佑樹をついに活躍させることができなかった」「中田翔の暴走を止められなかった」「ゴールデン・ルーキー清宮幸太郎の伸び悩みを改善できない」など、ここ数年は課題の方が多かった。そうした低迷、膠着状態を打破できず、監督を退いたわけだから、決して「上り調子」というわけではない。その栗山監督に、立場的には「上」と言っていいはずの「日本代表監督」を要請するのは、ごく普通に考えて違和感がある。

大谷を呼べる? 
 いや、日本代表監督はNPB各球団の監督より「上」という認識もないのが、いまの野球界なのかもしれない。

「栗山監督なら、大谷翔平を日本代表に呼べる」という希望的観測も決め手(? )になってか、いまのところ就任反対の声も聞こえて来ない。一部、「少し休ませてあげたい」というファンの声はあるが、「反対」を叫ぶ人たちはあまりいないようだ。

 野球関係者はもとより野球ファンは、本当に「鈍い」というか「古い」というか、楽観的な新聞辞令にまだ従順なのかと呆れてしまう。

日本球界の悲観的な現実
 日本の野球界はいま過去にない危機に直面している。

 プロ野球高校野球も依然人気を保っているように見えるが、内側を少し覗けば、悲観的な現実が山ほど見えてくる。何しろ、野球を始める少年たちが激減している。少年野球の選手不足は深刻だ。中学の野球部は、指導者も部員も少ないために廃部の流れが加速している。高校野球も甲子園は相変わらず高い人気のようだが、全国の参加校は漸減し、部員数は年々減り続けている。数年前には16万人いた部員が、今年は13万人台になった。激減するジュニアの野球人口を考えれば、近い将来、高校球児が10万人を割るのも時間の問題ではないか。

 そんな中、野球界をリードする役割を担う《侍ジャパン》の監督には、求心力があり、多くの国民を魅了し、理屈抜きに野球を応援したい、野球をやりたいと思わせてくれる人材が適任ではないのだろうか? 

 栗山英樹氏はその度量を持ち、そのミッションを遂行果してくれる適任者なのか? 

 勝つことだけが侍ジャパンの任務ではない。勝つこと、そして人々を魅了すること。

「栗山以外にいない」とみんなが思っている、「賛同だ」と言うなら、それはいかに野球ファンが日本代表を軽視しているかを象徴しているように感じる。「栗山くらいでいいんじゃない?」と言ったら栗山氏にも失礼だが、私にはそう感じられる。

 11月15日に行われた大谷翔平選手の帰国記者会見を思い出してほしい。

 日本ハムの先輩にあたる岩本勉氏がハイテンションで笑いに持ち込もうと試みたが、大谷はまったく動じず、他の質問者に答えるのと同様に淡々と対応した。

 先輩だろうが、おそらく面識のある相手だろうが、かつての地元メディアの記者だろうが、大谷はほとんど表情を変えず、同じような対応に努めていた。むしろ、そういう縁故を持ち込むやりかたを拒む姿勢を見せたようにも感じられた。その意味で、「栗山監督なら大谷招聘のパイプ役になれる」という見方は甘い。むしろマイナスではないかと推察する。

 また、「来季外野を守る機会を増やしたいか」と問われた時には、「監督というよりGMの判断」と、日本と違うメジャー・リーグのシステムをさりげなく伝えた。日本の野球ファンの多くは、選手起用の実権のすべてを監督が握っていると思っているが、メジャーでは違う。現場の人事を司る最高責任者はGMであって、GMが編成した戦力で戦うのがMLBだ。その発想を当てはめるなら、「恩人である栗山監督の頼みなら、きっと大谷は応じてくれる」と考えるのはあまりに古いし、ビジネスのスケールを無視した発想。大谷が日本代表に入るかどうかは、大谷の一存では決められない。まして栗山と大谷のホットラインで決まるようなレベルではないことを日本の野球界もファンも認識すべきだろう。

 ケガなどのアクシデントがなければ、次のWBCワールド・ベースボール・クラシック)が開催される2023年には間違いなく年俸数十億円になるだろうスーパースター・大谷翔平侍ジャパンの一員としてWBCに参戦するかどうかは、もちろん大谷本人の意志が先にあるだろうし、そして、球団とMLB選手会の意向も大きく影響する。いずれにしても、正式に決めるのは日本代表の然るべき立場の人物と大谷の代理人、前提としてWBCMLB選手会との合意があってこそ実現できることだろう。

 大谷を勧誘するのは侍ジャパン監督の仕事ではない。もし栗山氏に本当にそれだけの影響力があるなら、監督ではなく、日本代表GMか交渉人に就任してもらえばいいことだ。

 栗山氏には国際的な経験がほとんどない。サッカーに例えるなら、Jリーグでの選手経験と指導経験があるだけだ。

 すでにNPBの監督も12球団中4球団がMLB経験者になった。日本代表監督の候補にリストに、MLB経験者を挙げるのは自然なことだろう。

 なぜ、侍ジャパン監督候補に、松井秀喜イチロー野茂英雄上原浩治吉井理人小宮山悟といった名前が挙がらないのか不思議だ。MLB経験者以外にも、落合博満工藤公康秋山幸二ら、日本一を経験した元監督たちがいるではないか。もちろん、いずれも難しそうなイメージはある。すでに水面下で打診し、断られた経緯があるのかもしれない。しかしそれでも、まずは「この人にやってほしい!」と多くの野球ファンが望む人材に白羽の矢を立て、ファン全員でラブコールを送る機運を高めてもいいのではないだろうか。

 やってくれそうだから、話が楽に通じそうだから、そんな安易な理由で監督を選んでいるようでは、野球の未来はますます暗い。

小林信也(こばやし・のぶや)
1956年新潟県長岡市生まれ。高校まで野球部で投手。慶應大学法学部卒。「ナンバー」編集部等を経て独立。『長島茂雄 夢をかなえたホームラン』『高校野球が危ない!』など著書多数。

デイリー新潮編集部
新潮社

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