頭文字D、キャラクター相関

この記事、ちゃんと読んだヒトが書いたの?

しげの秀一作品「バリバリ伝説」も「頭文字D」も大きくは2つに分かれる。「バリバリ伝説」は峠の話と、全日本⇒世界GPという2部。「頭文字D」は86トレノのエンジン積替含むプロジェクトD活動前と活動の2部。

つまり、人間模様もこの2部で変わっているのだ。それを理解せずにひと纏めにしようとしたから、こんな記事になった。

元々は、中学時代から86トレノで運転させた父親文太、友達いつき、秋名スピードスターズメンバー、高橋兄弟と赤城レッドサンズ、須藤京一とエンペラー。最初の彼女は、なつき。

しかし、プロジェクトD活動開始して、高橋兄弟と赤城レッドサンズによるプロジェクトDメンバーとライバル達の人間模様に変わる。高校生ゴルファー美佳との話は、あってもなくても良い。

実際、カレらの中で連絡はあったろうが、頻繁な関係などなかったろう。

藤原拓海はイギリスに渡り、イギリス国内のラリーに参戦、そしてタイトルを獲り、WRC参戦のためオフシーズン練習走行中にマシントラブルで谷底へ落下、再起不能になった。その後、ロイヤルドニントンパークレーシングスクールの講師として勤めている。

藤原拓海は前年に結婚したらしい。高橋啓介は数年前に結婚し、子供もいる。そして、高橋涼介にも結婚の話が出ている。

藤原拓海の相手はゴルファー美佳なのか?高橋啓介の相手はシングルタービンRX7の恭子?高橋涼介の相手はインパクトブルーシルエイティーの真子?

 

 

 

 

 

*********************************

拓海を育てた文太から最強のライバルまで!! 『頭文字D』人物列伝27【神回5選】
11/26(金) 18:30 Yahoo!ニュース
 5 
ベストカーWeb
 1人の青年がクルマと出逢い、その魅力にとりつかれ、バトルを重ねながらドライバーとしても人間的にも成長していく姿を綴った『頭文字D』は、日本のみなならず、アジア各国でも賞賛を浴びた、クルママンガの金字塔である。

【画像ギャラリー】『頭文字D』神回キャラクターが乗ったマシンたち(4枚)

 当「人物列伝」企画は、同作において重要な役割を果たしたさまざまなキャラクターにスポットを当てるというもので、ストーリー解説付き、ネタバレありで紹介してきた。

 今回は、「人物列伝」全編終了後の後日談として、筆者自らがセレクトした"神回"を取り上げてみたい。それぞれ、どういった部分が"神"なのかは以下に記したとおりだが、こちらを読んで、あまり興味のなかった登場人物も好きになっていただければ、今よりさらに『頭文字D』が楽しめるに違いない。

 文/安藤修也マンガ/しげの秀一

■マンガ的キャラクターのマンガ的技術
 素晴らしいキャラクターが溢れかえった名作である『頭文字D』のなかでも、特にマンガとしてキャラが"立っている"のが、拓海の父親である藤原文太だ。この連載の第一回で取り上げた理由は、文太の人気が高いということもあったが、なによりマンガとして魅力溢れるキャラクターだったため。

 拓海にドライビングテクニックを授けるコーチ的な存在でありながら、ぶっきらぼうな性格やクールなルックスなどを備えた愛されキャラなのである。

 また、自身がチートな運転技術を持っていることも魅力的。文中でも紹介している「タバコドリフト」は、かつてのドリフト族にとっては羨望のプレイであった(※絶対に真似しないでください)。

 

■拓海の相棒にして初期のキーキャラ
  『頭文字D』は、拓海をはじめとした多くの青年(中年もいるが)たちの姿を、シェイクスピアにも通じる群像劇としてまとめ上げた作品という意味でも秀逸だ。

 特に拓海がまだ秋名山をベースとしている頃の、仲間たちの会話や行動などには、峠の走り屋たちの日常的な姿が如実に描かれている。そんな「秋名スピードスターズ」の面々において特に強烈な存在感を誇っていたのが、拓海の親友、「イツキ」こと武内樹である。

 退屈な学校での日常風景、クルマのために汗かきながらアルバイトをする姿、そして、かなわなかった恋……。そもそも最初に夜の峠へ誘ったことはもちろん、ひとつひとつの行動が拓海に大きな影響を与えてるあたりも、この作品に欠かせないキャラクターであることを物語っている。和美との恋のラストシーンは、男らしいんだか、独りよがりなんだかよくわからない行動だったが、そんな彼の表情が、いつだって見ている読者を楽しませてくれていたことは間違いない。

 

■目立たない檄シブキャラだが……
 峠の走り屋たちの実情を、あくまでマンガライクに、しかしある意味リアルに表現し、クルマに興味のない人たちが知らなかったことを披露したのも、『頭文字D』成功の要因と言えるだろうか。栃木県在住の若者、末次トオルは、この"実情"の部分を端的に表したキャラクターである。

 同じくクルマを愛する者として、彼のクルマ愛は非常に胸打つものがある。しかし、資金難であることや(結婚を考えている)彼女との恋模様など……若者は葛藤し続けながら愛車を所有し、峠バトルを続ける。かつて読者であった多くの中年たちが若い頃に経験したであろう体験、そして哀愁ややるせなさを感じさせてくれる末次トオルのエピソードは、クルマ好きのおっさんなら必読である。

 

■緊張度&テンションが高いバトル!
 一回のバトルが長きに渡って描かれたことも、『頭文字D』が世間を驚かせたことのひとつだ。

 主人公が剣術や魔法などを使って悪魔や人外のものと戦う冒険マンガや、人対人の試合や戦いが描かれるスポーツ、格闘技マンガなどであれば普通のことだが、同作品はクルマとクルマによる速さ比べである。

 そもそも長くすること自体が難しいと思われるのだが、『頭文字D』では、バトルがどれだけ長かろうと一度読み始めたらフィニッシュまでしっかり読み入ってしまうのだから、これもしげの先生が使う"マンガの魔法"の仕業に違いない。

 作中では一度しかない北条凛のバトルも、なんと約240ページに渡って描かれている。しかもバトル中、一度も先行車と後追い車とのポジションが入れ変わらないにも関わらず、最後まで決して目が離せないのだ。

 北条凛という人物の業の深さ、キャラの濃さもあるが、この高橋涼介との因縁のバトルは、亡くなった恋人との愛、さらに兄弟愛を挿入させることで、「生きるとは何か」「幸せとは何か」といった部分まで見事に描き切っているのだから、本当に恐れ入る。

 

■"愛"が強すぎたヒロイン
 クルママンガの教科書のような作品となった『頭文字D』だが、恋愛エピソードにおいても非常に充実している。作品前半で拓海を魅了した茂木なつきは、その自由奔放な行動のせいで、読者からの評価も賛否別れる部分はあるが、彼女もまた当時の世相を取り入れたリアルなキャラクターとなっている。

 峠を走る男の理想の彼女といえば、ルックスがチャーミングであることはさておき、(異論はあるだろうが)自分の好きなクルマのことを理解してくれて、助手席にちょこんと座って夜の峠までついて来てくれる女性だろう。なつきはまさにルックスも含めて「ベスト・オブ・峠彼女」なのだが、優れた容姿のため(?)拓海以外の男からも引く手数多で、嵐(トラブル)を呼ぶ女でもある。

 結果として、さまざまな苦難にも負けず純愛を貫いたが、若い2人は別れることになる。果たして、彼女の拓海への愛の深さはどれほどのものだったのだろうか……。

*********************************