ただのチョンボ返し!トヨタ逆転チャンピオン、ホンダリタイア。

前年のトヨタ平川に起こった、ゴール前ガス欠というバカバカしいアクシデントによる負けほどの情けなさはなかった。

スーパーGTで意図された走るシケイン、GT300のそれもホンダNSXが、GT500でトップを走っていた山本のNSXに接触してダメージを負わせた。

この情けない状況は、GT500/GT300混走をやっているからだ。クラス違いで競り合っているから、スムーズに譲れない場面がある。主催者的には意図したカオスだ。しかし、決定的に速いクラスと遅いクラスを混走させるのは、基本危ないのだ。フォーミュラーと違って、接触⇒宙を舞う可能性は低いが、シャレにならない。

キチンとGTとして、統一クラスでレースしない?パワーウエイトレシオ2~3、或はトルクウエイトレシオ30くらいでレギュレーション1本にしたら、市販車やチューンドカーやレーシングカーを横一線でレースできるんじゃないの?

例えば、パワーウエイトレシオ3なら200馬力600キロのクルマと400馬力1,200キロや500馬力1,500キロや600馬力1,800キロのクルマが同列にレースできる。軽いクルマはフォーミュラーカー的にコーナーを攻め、馬力あって重いクルマは立ち上がりテクニックや直線エンドブレーキングがシビアになる。マシンチョイスの違いやドライビングの違いが如実に出るのでは?

 

 

 

 

 

 

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トヨタがリベンジ、ホンダは悲劇。まさかの2年連続、スーパーGT終戦で大逆転劇
12/2(木) 10:45 Yahoo!ニュース
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今季初優勝で年間王者にも輝いたトヨタ36号車 photo by Yoshida Shigenobu
2021年のスーパーGT終戦、第8戦・富士----。ホンダ、トヨタ、日産がしのぎを削るGT500クラスは、昨年に続いて今年も最終戦でチャンピオン争いが決着する流れとなった。

【写真】トヨタを彩ったTGR TEAM SARDレースクイーンたち

 第7戦・もてぎを終えた時点で、ランキングの上位を独占しているのはホンダ勢。今シーズンここまで4勝を挙げている活躍ぶりを考えると、「最終戦はホンダ同士の王座争いになるだろう」と予想する関係者が大半だった。

 ただ、最終戦の舞台となるのは、トヨタGRスープラのホームコースである富士スピードウェイ。さらに最終戦では、獲得ポイントにかかわらずサクセスウェイトが全車ゼロとなる。開幕戦の"ノーウェイト勝負"では圧倒的な強さを誇ってきたトヨタだけに、その強さがどう出てくるのかも注目された。

 第7戦を終えてのドライバーズランキングは下記のとおり。

1位 山本尚貴(ナンバー1/STANLEY NSX-GT) 60ポイント2位 牧野任祐(ナンバー1/STANLEY NSX-GT) 57ポイント3位 野尻智紀福住仁嶺(ナンバー8/ARTA NSX-GT) 55ポイント4位 塚越広大ベルトラン・バゲット(ナンバー17/Astemo NSX-GT) 52ポイント5位 関口雄飛/坪井翔(ナンバー36/au TOM'S GR Supra) 44ポイント6位 平峰一貴/松下信治(ナンバー12/カルソニックIMPUL GT-R) 43ポイント7位 大嶋和也/山下健太(ナンバー14/ENEOS X PRIME GR Supra) 40ポイント

 11月27日の朝に行なわれた公式練習、それは現実となる。トヨタ勢が好タイムを連発し、上位を独占。午後の公式予選ではナンバー14のENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也/山下健太)がポールポジションを奪ってボーナスの1ポイントを獲得し、首の皮一枚でチャンピオン争いに残った。

 そして、すべての決着がつく翌11月28日。決勝レース直前のウォームアップ走行でもトヨタ勢がトップ5を独占する結果となり、確実に流れが変わりつつあるという印象を受けた。

だが、トヨタ勢が富士で躍進してくることは、もちろんホンダ側も予測はしていた。ホンダ陣営が動揺を見せる様子はなく、決勝前のグリッドでホンダの佐伯昌浩ラージプロジェクトリーダーに話しかけると、「そういうこと(最終戦・富士ではトヨタが速い)です。たぶん序盤は彼らが先行していくと思う。けど、そこに対して我々がどう粘れるかだと思います」と淡々とした表情を見せていた。

 午後1時、決勝レースがスタートすると予想どおりの展開となり、トヨタ勢がトップ3を独占。なかでもナンバー36のau TOM'S GR Supra(関口雄飛/坪井翔)のペースがよく、13周目に14号車を抜いてトップに立つと、スタートドライバーを務めた関口がアグレッシブな走りで後続を引き離していった。

 一方、2番手から4番手に順位を下げたホンダのエース、ナンバー1のSTANLEY NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)はチャンピオン獲得のためにも、これ以上順位を落とせない。しっかりと4番手をキープし、22周目に牧野から連覇のかかる山本にドライバー交代する。

 トップとの差はなかなか縮まらなかったが、5番手以下の車両に対しても1号車は十分なリードを築いていた。このままゴールまでたどり着けば、ホンダが2年連続のチャンピオン獲得となる。

 しかし......最後まで何が起こるかわからないのがスーパーGTだ。チェッカーまで残り15周の1コーナー、GT300クラスでバトルをしていたナンバー55のARTA NSX GT3(佐藤蓮)が1号車に接触してしまったのだ。1号車は右フロントサスペンションにダメージを受け、ピットでの修復作業を強いられた。

「(接触して)クルマが普通に走らないとわかった瞬間、体の力が抜けてしまいました。でも、クルマが直るのであれば、最後まであきらめずに走りたいとチームにお願いしました」(山本)

 昨年の最終戦も、まさかの展開が訪れた。ナンバー37のKeePer TOM'S GR Supraがトップで最終コーナーを立ち上がった直後、ガス欠で突如のスローダウン。99%決まりかけていた年間王者が、その手からこぼれ落ちた。

今年も形は違えども、まさかの結末にサーキットは騒然とした。ホンダ陣営は迅速にマシンの応急処置を施して1号車をコースへ送り出したが、チャンピオン獲得の可能性は潰えてしまった。

 これでビッグチャンスが巡ってきたのが、トップを走る36号車だ。後半スティントを担当した坪井は最後までミスのない走りを披露し、最終戦で見事に今季初優勝を奪取。同時に2021年のシリーズチャンピオンに輝いた。

 最終戦の決勝レース前の時点で、36号車とトップの1号車との差は16ポイント。自力での逆転は不可能な状況だった。それでも、とにかく最終戦で優勝することを一番の目標に掲げていた。それだけにレース後は、まずは"今季1勝目"を挙げられたことを喜んでいる様子だった。

「今年はノーミスで走れていたので、非常に満足していましたし、そこは胸を張っていいかなと思っていました。ただ、優勝ができていなかったので、最後は何が何でも勝ちたいという気持ちでした。それが実現できて非常にうれしいです」(関口)

「GT500で勝つのは今回初めてだったので、初優勝とともにシリーズチャンピオンがついてくるとは......。今シーズンはほかのカテゴリーでもうまくいっていなかったので、最後に笑って終えることができて本当にうれしい。今年頑張ってきたことが最後に報われました」(坪井)

 振り返ってみると、今シーズンの36号車は優勝こそなかったものの、常にトップ争いに加わっていた。第1戦・岡山では同じGRスープラ同士とトップ争いを演じるも、それに敗れて2位。続く第2戦・富士では終盤トップに浮上するも、チェッカー目前でトラブルに見舞われて悔し涙を流した。

 そういった悔しさを抱えながら、36号車は希望を捨てずにシーズンを送ってきた。それが最終戦で結実したのだろう。そしてなにより、ライバルに万が一のことが起きた時、チャンスが巡ってくるポジションにいたのは、チャンピオン候補のなかでは36号車だけだった。

 最終戦の結果を見ると、トヨタがトップ5を独占。同じノーウェイト勝負となった開幕戦と似た図式となった。それも、トヨタ勢がシリーズチャンピオンを獲得できた要因のひとつなのかもしれない。
吉田知弘●取材・文 text by Yoshita Tomohiro

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