最多勝?偉大?GT-Rって名前だけじゃん!

最多勝?昔のKPGCやR32~R34GT-Rとは違うじゃん!

日本のGTレース、スーパーGTのGT500レギュレーション、タブは共通。後はFRの2リッター直4ターボと決まっており、外装ドンガラは何でもいい。

例えば、トヨタは70・80スープラ⇒SC⇒RCF⇒LC⇒現行スープラと移行した。

ホンダは初代NSX⇒HSV⇒2代目NSX(ミドシップ⇒FR)

ニッサンはR32~R34GT-R⇒Z33⇒R35GT-R

GT500車両、Z33最終でV8搭載、R35でもV6ターボではなく、当初はV8。逐次排気量ダウン、今は直4ターボ。

単に、名前だけ見たら、確かにR35GT-Rは長いが、プロモーション車種が他にないからだ。

ル・マンに走らせたFFにだってGT-Rと名前をつけた。

今のニッサンにとって、GT-Rとはレースエントリー車両に一律つける名前でしかない。

今のGTなら、ニッサンにシルビアあればシルビアでも良いのだ。トヨタでもセリカ、ホンダでもプレリュードやアコードでも。

旧車ドンガラ被せて走らせてくれてもいい。トヨタなら、AE86ターボ、ニッサンならR30ニューマンスカイラインターボC、ホンダはS2000ターボにする?

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ついに「GT-R」が引退! 超人気レース「スーパーGT」クラス最多優勝マシンの偉大すぎる足跡とは
12/3(金) 14:01 Yahoo!ニュース
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惜しまれつつも最高峰GT500クラスでの参戦を終了
 
スーパーGTのGT500クラスから引退する日産GT-R
 2008年の登場以来、14年間にわたりスーパーGTシリーズのGT500クラスで活躍し、計113戦で歴代車両最多となる41勝を挙げ、5回のドライバーズタイトルを獲得してきたNISSAN GT-Rが、先月富士スピードウェイで行われた最終戦スーパーGTシリーズでの活動を終了した。しかしこの強さの秘密はどこにあったのだろう。

【写真】今も人気は衰えない! グループA仕様のGT-R

前身の全日本GT選手権は1993年からスタート
 
全日本GT選手権時代のスカイラインGT-R
 わが国を代表するツーリングカーレースであり、海外のファンも惹きつけるスーパーGTシリーズは、トヨタ、日産、ホンダの3メーカー系チーム車両で争われるGT500クラス、プライベートチームで争われるGT300クラスの混走で、毎戦45台ほどの車両が戦い、コロナ禍以前は3万人前後のファンを集めるレースシリーズだ。

 このGT500クラスを代表する車両が日産(スカイラインGT-Rであり、当初はGT-Rのために創設されたシリーズとも言われたほどだ。R32GT-Rが連勝しレースイベントによっては10万人ものファンを集めたグループA(全日本ツーリングカー選手権)が1993年に終了すると、その後の活躍の場として全日本GT選手権が1993年にスタート。1994年からは統括する団体としてGTアソシエーションができ、トヨタスープラも参戦。その後ホンダもNSXを参戦させ人気のレースシリーズに育った。

 GT-RもR32型からR33、そしてR34へと進化していったが、市販車のスカイラインGT-Rが消滅すると、2004年にはフェアレディZが代わって登場。しかし2007年に日産GT-R(R35)が市販開始されると、日産/ニスモは2008年からGT-RスーパーGTに登場させることを計画した。

R35のデビューイヤーで王座戴冠!
 
2008年に復活したR35型での参戦を発表したときの会見の様子
 2008年に登場したR35GT-Rは、翌年から導入される予定であった新規定を前倒しして投入された。GTレースにおいては、参戦車両は自動車メーカーのPRの場でもあり、もちろんGTシリーズを牽引してきたのはGT-R人気だった。そのため、ライバルであるトヨタ、ホンダ陣営も前倒しの投入を受け入れた。ただし2009年規定エンジンの搭載は許されず、また開幕2戦でのタイム差などを考慮し、性能を調整するためのウエイトを搭載することとした。

 しかしながら、車両規定の前倒しは大きな効果があった。2008年は9戦中7勝と圧倒的な強さを見せ、うち3勝を遂げたNISMOの23号車(本山哲/ブノワ・トレルイエ)がドライバーズチャンピオンを獲得した。

 しかし2009年になるとライバルたちも新規定の車両を投入し、タイトルを奪われてしまう。09年規定は2013年まで続き、GT-Rは6シーズンを戦うことになった。

 2010年には従来のV8 4.5L のVK45DEエンジンに代え、V8 3.4LのVRH34Aを搭載する。空力面でも改良が加えられると同時にNISMOミシュランタイヤを開発。結局翌年にはブリヂストンに戻ったが、この開発されたミシュランタイヤが2011年と2012年に実力を発揮。MOLAの46号車(柳田真孝/ロニー・クインタレッリ)がミシュランを履き連覇を遂げた。この6年間、49戦で22勝という驚異的な数を稼いでいる。

ドイツのDTMと共通化を目指したマシンへ進化
 
DTMと共通規定で攻撃的なルックスに生まれ変わった
 2014年からはDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)と共通のモノコックを使用して戦うことになった。エンジンは2LターボのダウンサイジングNR20Aを搭載。空力ではダウンフォースの効く車両となった。ヘッドライトやフロントグリルの位置も高くなって市販車に近いスタイリングとなり、印象は大きく変化した。

 そしてこの年、翌年とNISMOの23号車(松田次生/ロニー・クインタレッリ)が連覇。2016年もGT-Rだけで8戦中5勝を挙げる活躍を見せたが、3連覇はならなかった。

 2017年からはDTMとの共通モノコックの新規定となった。速くなったGT500車両のスピードを抑えるために、ダウンフォースが25%OFFとされた。これにGT-Rは対応できなかった。さらにホンダがF1で鍛えたプレチャンバーエンジンを投入すると、トヨタも開発&投入。GT-Rは2019年までの3年間でわずか3勝しかできなかった。

2022年の新マシンはどんな走りを見せつけるのか
 
GT-Rの名がトップカテゴリーのGT500から消えるのは寂しい……また帰ってくることを願って!
 2020年、DTMが消滅することで新たなモノコックはGT500規定とされた。GT-Rは新たなNR20Bエンジンを投入。今年は改良型のNR4S21エンジンとし、全体的な性能向上と燃費の向上を図り、2020年は2勝、今年も2勝を挙げてシリーズを盛り上げた。ライバルたちが前面投影面積の小さい空力に優れた車両で参戦するのに対し、GT-Rはよくここまで頑張って戦ったといえるだろう。

 来季からの参戦車両は数日後に発表される予定(本稿は12月2日時点)だが、車両の名前は変ろうともGT-RのDNAは受け継がれるはず。いつかまたスーパーGTシリーズにGT-Rの名前が戻ってくることに期待したい。
皆越 和也

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