やはり、古い指導者は専念を説く。

やはり、こういう年代の指導者達は、専念させろと考えるんだよネ。

実際、巨人は水野雄仁桑田真澄という二刀流には最高のドラ1を獲得していながら、活かせなかった。どちらも、金属バットを割り引いても、素晴らしい能力を持った打者だった。

水野は、江川のイタズラのせいで右肩を脱臼した。桑田はやる気がありあまって、バントファールフライにダイビングして、右ヒジ腱断裂した。カレらに投手と打者両方練習させ起用していたら、巨人の悪習慣に害されるコトもなかったと思う。

大谷も、投手と打者両方の練習で忙しかったから、バカな女子アナやB級タレントらにうつつを抜かす時間がなかっただけだ。

今、カレはあのバカ老舗、ホリプロに属してしまっている。ヘタすると、深キョンやこじるりすらくっ付けられかねない。日本に帰国している時期が最大の横道リスクだ。

日ハムが良かったとも言えない。タマタマ、栗山監督らがよくやっただけだ。ダルビッシュには、あの偏ったアメリカ式を咎める指導者はいなかった。斉藤には、体格や身体能力を鑑みたピッチングを提案できず、スピードアップばかりを強要し故障させた。今の日ハム投手陣が伸び悩んでる状況からも、指導者人材難は窺える。

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「ホームラン打者として日本ナンバーワン」 王貞治さんインタビュー、大谷翔平を絶賛
12/4(土) 11:36 Yahoo!ニュース
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「世界の本塁打王」にインタビュー
 
現役時代868本塁打を放ったソフトバンク王貞治球団会長兼特別チームアドバイザー。大谷の活躍ぶりに「すごい」と舌を巻く=2021年10月29日、福岡ペイペイドーム[同球団提供]【時事通信社
 投打の二刀流で躍動した米大リーグ、エンゼルス大谷翔平選手がア・リーグ最優秀選手(MVP)に輝いた快挙を、王貞治さん(81)=プロ野球ソフトバンク球団会長兼特別チームアドバイザー=が絶賛した。打者で46本塁打、投げては9勝。通算868本を誇る「世界の本塁打王」も、その活躍に驚き、感心しきりだ。時事通信の単独インタビューで、大谷の魅力やさらなる期待感などを熱い口調で語った。

【図解】野茂からイチロー、大谷へ 日本選手のタイトル受賞

◇ ◇ ◇

 ―本塁打王こそ逃しましたが、日本人の大谷選手が大リーグで46本。どうご覧になられていますか。

 すごいねえ。とにかく球を飛ばすのは日本にいる時から分かっていたけど、あのメジャーであれだけの本数を打つとは思わなかった。ましてや二刀流でやっていて、あれだからね。特に夏場はすごかったですよ。8月くらいに量産したでしょ。あの頃は本当に、「きょうも打つんじゃないか」という感じで見ていて、ホームランを増産していた。

 ―今季の活躍を、どう評価していますか。

 日本の選手がホームラン争いに加わるということ自体、彼ら(米国のファンや選手たち)には想定外だったと思う。首位打者争いなら分かるが、ホームラン王争いというのは、彼らにしてみれば、そんなことはこれからも未来永劫(えいごう)ないと思っていたことだと思う。ましてや、ずっとトップで走っていたんだから。これはすごかった。特にアメリカの人って、そういうアメリカンドリームではないけど、新しい話題は喜ぶじゃない。


◇敵意持たせないようなムード

 ―投打の二刀流で野球界の常識を覆した大谷選手の魅力は、どのように映っているのでしょうか。

 野球もすごいけど、人当たりというか、相手に憎まれないものを持っているよね。相手ファンからも、「大谷に打たれたらしょうがない」とか「大谷ならね」というように。何というか、和やかなムードをつくってしまう不思議な魅力があるよね。相手に敵意を持たせないというか。これは意識的にやっているわけじゃないんだろうけど、持って生まれたものだと思う。なかなかそういうことは身につけようと思って身につくものじゃないからね。人間として、ものすごい魅力になっている。

 ―アッパースイングとされるフォームで、本塁打を量産しました。なぜあそこまで飛距離や打球速度が出るのでしょうか。

 高校時代から大きなホームランを打っていたからね。飛ばす能力は、本来は先天的なものですよ。ただ彼はアメリカに行って、ウエートトレーニングなどをして(プロに)入った頃よりも体がすごく強くなっている。だからもう、プロに入った時の細い「ひょろひょろの大谷翔平」から、ものすごくたくましくなった。アメリカに行っても体力的にも負けていない。それだけの本人の努力が、本来の素質をより強くさせて、土台をつくったと思う。

将来的には打者専念がいいのでは
 
ロッキーズ戦の4回、37号3点本塁打を放つエンゼルス大谷翔平。2021年は46本塁打を量産し、最後まで本塁打王を争った=2021年7月28日、米アナハイム時事通信社
 ―今は二刀流ですが、長い目でみれば、いずれは打者に専念すべきなのでしょうか。

 今年9勝だったかな。それ以上のものをピッチャーとして出すのは、なかなか難しいと思いますよ。僕は、将来的には打撃に専念した方がいいと思う。

 ―大谷選手の素質や体格を生かせるのは、打者ということなのでしょうか。

 (二刀流に)魅力はあるが、やっぱりバッターに専念した方がもっとホームラン数も打率も上がるし、打点も増える。チームの勝利に貢献できるんじゃないか。

◇ホームラン打者としてナンバーワン

 ―これまでは日本のファンにとって、ホームランと言えば王さんだったと思います。大谷選手の活躍で、今後の野球界に変化はありそうですか。

 それはもうね、彼の活躍が、日本のプロ野球界に大きな夢を与えてくれた。僕らの時代の野球はもう50年前の話ですから、やっぱり野球そのものも変わっているわけですよ。だから今、現代の(野球)というのが一番最先端だからね。その時代の最先端の中でこれだけ打っているというのは、過去のものとは比較や検討する必要がない。だから彼は今、日本の選手としては、ホームランを打つということではナンバーワンなのでしょう。

 ―今後の大谷選手にどんな期待をしていますか。

 年齢的にまだ若いし、今年はホームラン王を取れなかった悔しさや、50本台に届かなかった悔しさもあると思う。だから来年は「よし、今度こそ」と思う気持ちもあるでしょう。彼のやる気に関しては全然心配することはない。アメリカのファンの人も望んでいると思うし、もっともっと、新たな驚きを与えてやってほしい。
(聞き手・時事通信福岡支社編集部 近藤健吾)

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