FA獲得ゼロ、獲得しなかった?獲得できなかった?

お題はせっかく面白そうでも、切り口と切り込み不足で消化不良/つまんない記事で終わってしまう。

巨人とFA獲得、獲得ゼロの翌年は?それなら、各年のFA目玉や一覧出して、巨人はどんな選手にコンタクトして、獲得成功/失敗を出さないと。

単なるFA獲得ゼロでは意味がない。コンタクトせずにゼロか、獲得失敗してゼロかでは、元々補強意識の問題であるし、オフシーズンの補強成否の問題でもある。

FA選手獲得の意義は、自チームの戦力としてはもちろん、他チームに獲得させないという意図もある。

全チームで、前年度順位と補強と当年度順位出したら?そしたら、補強の上手いチームとヘタなチームが露骨に出る。もちろん、育成面もあるから、ちゃんと並べて要因比較を12球団やれば、一目瞭然になる。

データはあるハズ。後は、時間の問題じゃないの?

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巨人がFAで誰も獲得しなかったオフは何度? 翌シーズンの成績はどうなった?
12/6(月) 11:02 Yahoo!ニュース
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 昨年はDeNAから梶谷隆幸と井納翔一を獲得するなど、毎年FA市場で活発な動きを見せる巨人。今オフは誰を獲得するのかが注目されていたが、育成に注力するチーム方針のため、誰も獲得しない可能性が出てきた。では、巨人が「FAで誰も獲得しなかった年」は過去何度あったのだろうか?

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巨人がFAをスルーしたのは28年のうち11回
 
昨オフは井納(左)梶谷(右)の2人をFAで獲得していた巨人(中央は原監督)
 FAがスタートした1993年から2020年までの28年間で、巨人が誰も獲得しなかった年は以下のとおり。

●1997年
主なFA移籍選手:中嶋聡(オリックス⇒西武)、山崎慎太郎(近鉄ダイエー)

●1998年
主なFA移籍選手:武田一浩(ダイエー⇒中日)

●2000年
主なFA移籍選手:川崎憲次郎(ヤクルト⇒中日)

●2002年
主なFA移籍選手:若田部健一(ダイエー⇒横浜)、金本知憲(広島⇒阪神)

●2003年
主なFA移籍選手:村松有人(ダイエーオリックス)

●2004年
主なFA移籍選手:大村直之(近鉄ソフトバンク)、稲葉篤紀(ヤクルト⇒日本ハム)

●2007年
主なFA移籍選手:新井貴浩(広島⇒阪神)、和田一浩(西武⇒中日)、石井一久(ヤクルト⇒西武)

●2008年
主なFA移籍選手:中村紀洋(中日⇒楽天)、野口寿浩(阪神⇒横浜)、相川亮二(横浜⇒ヤクルト)

●2010年
主なFA移籍選手:藤井彰人(楽天阪神)、細川亨(西武⇒ソフトバンク)、森本稀哲(日本ハム⇒横浜)、内川聖一(横浜⇒ソフトバンク)、小林宏之(ロッテ⇒阪神)

●2012年
主なFA移籍選手:日高剛(オリックス阪神)、寺原隼人(オリックスソフトバンク)、平野恵一(阪神オリックス)

●2019年
主なFA移籍選手:美馬学(楽天⇒ロッテ)、鈴木大地(ロッテ⇒楽天)、福田秀平(ソフトバンク⇒ロッテ)

 巨人がFAで誰も獲得しなかった年は28年間のうち11年。2002年から2004年など、3年連続で獲得しなかった時期もあるが、獲得しなかった年のほうが少ない。

 特に2013年から2018年までは6年連続で選手を獲得。毎年のようにFA市場で活発に動き、丸佳浩大竹寛、山口俊、野上亮磨、陽岱鋼など総勢11人が巨人へと加入した。数字から見ても、この28年間で最もFAに注力した時期だといえる。

 ちなみに、2019年の美馬に対しても、原辰徳監督が直接交渉するなど獲得に乗り出していたが、最終的にロッテへと移籍。もし美馬の巨人入りが実現していたら、現在までに8年連続でFAで選手を獲得ということになっていた。

FA補強しなくても十分?
 巨人がFAでの補強を行わなかった場合、翌シーズンの順位はどのようになったのだろうか。FA補強をしなかった翌年の成績を以下にまとめてみた。

●1997年:リーグ4位 ⇒ 1998年:リーグ3位

●1998年:リーグ3位 ⇒ 1999年:リーグ2位

●2000年:リーグ1位 ⇒ 2001年:リーグ2位

●2002年:リーグ1位 ⇒ 2003年:リーグ3位

●2003年:リーグ3位 ⇒ 2004年:リーグ3位

●2004年:リーグ3位 ⇒ 2005年:リーグ5位

●2007年:リーグ1位 ⇒ 2008年:リーグ1位

●2008年:リーグ1位 ⇒ 2009年:リーグ1位

●2010年:リーグ3位 ⇒ 2011年:リーグ3位

●2012年:リーグ1位 ⇒ 2012年:リーグ1位

●2019年:リーグ1位 ⇒ 2020年:リーグ1位

 成績が上がったのが2回、下がったのが3回、順位変わらずが6回となった。現有戦力で十分戦っていけると判断した場合や、獲得したい選手がいない場合にFA獲得を見送ることが多いが、過去の成績を見る限りでは成績に大きな影響はないようだ。実際、巨人がFAで獲得した選手は、移籍後に思うようなプレーができなかったことも多く、FAで補強しないほうがうまく回るのかもしれない。

 今オフは、FAの目玉と言われていた広島の大瀬良大地、九里亜蓮が早々に残留を発表。中日の又吉克樹など動向が注目されている選手もいるが、果たして巨人は静観を貫くのだろうか。今後の展開に目が離せない。

文=中田ボンベ@dcp 写真=BBM
週刊ベースボール

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