川田裕美、美辞麗句で飾り過ぎじゃない?

ただの局アナからフリーになっただけのヒトに、忖度の美辞麗句で飾り立てるの?

局アナ時代でも、ブラックマヨネーズの小杉と突き合ってたの、公然の事実だったじゃん!関西の局アナでも、東京のキー局女子アナの真似事するのネって思ってたョ!局アナ辞めてフリーになったのも、知れ渡ったコトと無関係じゃないんじゃないの?

挙げ句、今ではブラックマヨネーズ小杉は共演NGなんでしょ?このヒト、タレント扱いならいざ知らず、まだフリー女子アナだよネ?何様?

ストイック?表現間違ってない?

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川田裕美最大の魅力はギャップ!「ほんわか」だけでないストイックな素顔〈dot.〉
12/10(金) 11:30 Yahoo!ニュース
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フリーアナウンサー川田裕美さん(撮影/写真部・東川哲也)
 一線で活躍するタレント、キャスターがMCを務める情報番組やバラエティ番組。ときに絶妙なアドリブが飛び交い、ときに他の出演者と丁々発止のやり取りを展開する。最新のニュースをつたえる生放送なら、緊張感は尚のこと高まる。けれど何が起きても、彼女が受け止め、番組を前に進めてくれると信じられるーー共演者、制作陣、そして視聴者にもそう思わせるのが、川田裕美というアナウンサーだ。

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 それでいて、テレビに映る川田裕美さんはいつも自然体に見える。自身初のビジネス書となる新刊『ゆるめる準備』のタイトルを見れば、なるほど、ほんわかしていて人に何気なく安心感を与える川田さんのイメージそのもの。そう思っていると、意外な裏切りに遭う。同書でまずつづられるのは、「きりっと!」とした仕事ぶりだ。

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 目次を見ただけでも「相手を観察しながら自分を変えていく」「インタビュー前に100個の質問を準備する」と、なかなかにストイックだ。

「私はもともとはアツい性格なんです。学生時代には、ばりばり働くキャリアウーマンになりたいと思っていた時期もありました」

 視聴者が見ている、肩の力が抜けた姿とはずいぶんギャップがある。その理由が知りたい。

「番組にはできるだけ普段と同じ、フラットな気持ちで臨むようにしているからでしょうか。『ここから仕事!』と身構えてカメラの前に立つと、自分が自分じゃなくなって何を話しているのかわからなくなってしまった経験は、私にもあります。緊張せずに自分をゆるめるにはどうすればいいか……と考えて、徹底的に準備しておく、という結論にたどり着きました。準備が自分の中にしっかりあるとわかれば、それが自信となって、自分をゆるめることができるんです」

 準備不足な状態は、誰にとっても不安だ。不測の事態が起きても、即座の対応がむずかしい。川田さんの仕事では、そうなると関係者全員に支障をきたしてしまう。

「だからあらかじめ、番組中に起こりうることを可能なかぎり思い描いて、『この話をすると、◯◯さんはこう話すかもしれない』『それを受けて△△さんは、こんなお話をされるのではないか』と、ひとつひとつ想像しておくんです。もう妄想に近いレベルですよ。こうしておけば現場でどんな展開になっても、『想像しておいたのに近いシチュエーション! 大丈夫、落ち着こう』と冷静に対応できるんです」

 頭で考えるだけではなく、体を動かすこともある。

「すでにある番組を担当する場合は、前任の方を“完全コピー”することからはじめます。2011年、先輩の森若佐紀子アナウンサーが産休に入るのを機に、『ミヤネ屋』を引き継ぐことになりましたが、そのときは2週間べったり張り付きました。じかに質問して答えてもらったり、一緒にスタジオに入って間近で見学したりといったことだけでなく、アナウンサーの席がある報道フロアからスタジオまで、あとをついて歩いてもみました。その後はひとりで同じ動線を何度もたどって、時間の感覚を身につけるんです。生放送では直前に原稿もらうこともしょっちゅうです。それを読みながらスムーズに階段を上がれるかどうかは、実際にやってみないとわからないことですから」

 現場で動いてはじめてわかることもある。先輩は5分でできることを、自分は10分かかるかもしれない。その逆もまた、然り。完全コピーを目指したからこそ、その人と自分の違いが浮かび上がってくる。

「テレビの現場にかぎったことでなく、どんなお仕事もそれぞれ違いのある人たちが集まる場ですよね。まず自分との違いを認めて、それをどう埋めていくかを考えます。他人と自分を比べるのではなく、相手のいいところを見て吸収したい、教えてほしいところを見つけたい、といった感じです」

 アナウンサーは特殊な仕事で、テレビの世界は自分たちから遠い世界に思えるが、『ゆるめる準備』につづられている川田さんの“仕事観”やメソッドは、どんな職業にも通じる普遍的なものばかり。しかも、一本の筋が通っている。

 それは、人に対しても変わらない。たとえば川田さんは、「人に何か聞くときは、自分の答えや考えを用意していく」という。

「わからないことがあったら人に聞く、という行為自体はとても大事だと思うんです。でも、その方が時間をかけて積み重ねてきたものを教えてもらうなら、こちらは敬意を示さないといけないと思います。それが、マナーですよね。私がその立場だったら、という視点も忘れないようにしています。自分なりの答えや考えをもつには、真剣に考える必要があります。『それでもわからなかったので教えてください』と言われたら、私ならうれしくて全部教えたくなっちゃう。自分では何も調べず答えをすぐ他者に求める人と比べると、こちらの気持ちが大きく変わってきます」

 川田さんのきりっとした真摯な態度が、相手の気持ちをもゆるめ、胸を開かせていることがよくわかる。

「私も最初から、きりっとしたり自分をゆるめたりメリハリをつけて仕事をできていたわけではないんです。ずっとつまずきっぱなしで、仕事を辞めたくなったときもあります。しかもその理由がいま思えばちょっと恥ずかしい……。そういった失敗も、包み隠さず書いた一冊です。かっこつけて書いた文章では、いまお仕事や周囲とのコミュニケーションに悩んでいる方が読んだとき、自分以外の人がみんなうまくやっていると受け取られるかもしれない。それによって、本当はできることでも最初からあきらめてしまうとなったら、もったいないですよね。そうではなく、泥臭くてかっこ悪いところもある私の仕事ぶりから何かを感じとっていただきたいと思います」

 川田さんはアナウンサーという仕事に真摯に取り組み、高度なコミュニケーション術を獲得してきた。次回はそのなかでも、いろんな職場ですぐに応用できるビジネスコミュニケーションのヒントを教えてもらう。

(取材・文/三浦ゆえ)

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