現代の裸の王様!フェラーリに乗るヒト、羨むヒト。

フェラーリフィルター、言い得ていると思う。今のバカ高いクルマ、全てが素晴らしい美しいクルマとは思えない。今の、というか、エンツオ死後のフェラーリ、エンジンスペックだけで、デザインはほぼ死滅でダメなのばかり、奥山清行すらやれるくらいなのだから。

今、フェラーリを褒め称えてるヒトって、裸の王様の侍従や民衆みたいなモノだ。高額な値段ついてる絵を買って、札束を審美眼の代わりにしてるZOZO前澤と言っても良い。

別に、ピニンファリーナでなくなったからでもない。ピニンファリーナでもイタルデザインでも、サラリーマンみたいなデザイナーがデキ損ないの貼り絵みたいなモノしか出て来ない。

ピニンファリーナでなくなっても、値段はむしろ上がっている。サラリーマンデザイナーで安く上げているのに。

レースという銘柄で株式出しても、自称巨人のライバル阪神タイガースみたいなモノで、実際の戦績は乏しい。

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何もかもが美しい……は庶民の妄想!? フェラーリオーナーが語る「駄作」も多い「フェラーリのデザイン」
12/26(日) 18:07 Yahoo!ニュース
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フェラーリフェラーリだからかっこいいのか?
賛否がわかれる「FF」はここ最近の”フェラーリフィルター”がかかっているクルマの代表例。ただ、リヤシートがあることから実用面ではそこそこ優れているのだが……。
 WEB CARTOP編集部より、素朴な疑問が届いた。「フェラーリのデザインにハズレがないのはなぜでしょう?」。

【写真】フェラーリFFのフロントスタイリング!

 思わず「ええっ!?」と聞き返してしまった。フェラーリのデザインにハズレがない!? ぜんぜんそんなことないじゃないか! ハズレだらけじゃないか!

 私「FF(フェラーリ・フォー)もハズレじゃないの?」

 編集部「いや、あれも逆にカッコいいように見えるんです。登場した時は“えっ?“って思いましたけど、いつのまにかカッコ良く見えてきました。フェラーリフィルターのせいでしょうか?」

 その通り。それは間違いなくフェラーリフィルターが原因だ。具体的な心理作用としては、「わざわざあんなフェラーリらしくないフェラーリを買うなんて、きっとすごいお金持ちなんだろうなぁ。スゲェなぁ」とか、「一見カッコ悪いフェラーリって、逆にツウっぽくてカッコいいよなぁ」といったものである。

 フェラーリというブランドを抜きにして、FFやそのマイナーチェンジ版であるGTC4ルッソのデザインを見たら、カッコいいと思う人は大幅に減るだろうし(そもそも少ないが)、私の絶対評価としても、あのデザインはまるでダメだ。

 FFやGTC4ルッソの場合、シューティングブレークというボディ形状そのものが、日本人の理解を超えている部分があるが、メルセデスの一連のシューティングブレークは、抵抗なく受け入れられた。それは、ルーフ形状が非常に滑らかに下がっていて、ゼイタクなロングルーフのクーペのように見えるからだ。

 しかし、FFおよびGTC4ルッソは、ルーフラインが後端近くでガクンと折れていて、明らかにステーションワゴン風。超ロングノーズの2ドアクーペとステーションワゴンの融合は水と油で、それがどうにも受け入れられない。もちろん「そこかカッコいい!」という人もいるでしょうが、世界的に売れ行きが良くなかったことから見て、かなりの少数意見だろう。

フェラーリは世界一美しくなくてはいけないクルマだ
 
フロントエンジンのフェラーリはどうしても評価がわかれるクルマでもある。中古車相場は市場の人気が反映されがちなので、相場を見ればなんとなくわかるはずだ。
 550マラネロから始まる、一連のフロントエンジンV12ベルリネッタも、すべてデザイン的にはいまひとつだ。550マラネロとそのマイナーチェンジ版である575Mは、フォルムもパネル面も大味で、あの雄大なサイズを活かしきっていない。

 それに続く599GTBも、サイズばかり大きくて、それを持て余してしたようなでっぷりとした造形になっている。

 F12ベルリネッタは、サイドの折れ曲がったインバースが、まったく無意味に煩雑に見える。現在の812スーパーファストは比較的引き締まっているが(サイズもやや縮小された)、サイドに斜めに鋭く跳ね上がるインバースはやはりうるさいし、リヤの造形も複雑すぎるように見える。

 V8ミッドシップ系では、308/328は大傑作だったが、348はやや豊潤さに欠け、全世界で大人気のF355も、フロントエアダム部など細かい造形に未成熟な部分が散見される。

 360モデナは非常に斬新なフォルムだったが、パネル面がたるんで締まりが足りなかった。F430はそれを細部で補おうとしたが、逆に煩雑になった。

 458イタリアは久しぶりの傑作だったが、488はその改悪版に過ぎず、F8トリブートも同様。

 続く296GTBは、全体に非常にシンプルで滑らかになり、久しぶりのヒット作だが、こうして見ると、フェラーリにもデザインを失敗したモデルはたくさんあるし、逆に成功しているモデルのほうが少ない。

 私がフェラーリのデザインに厳しいのは、フェラーリを崇拝するフェラーリオーナー(現在の愛車は328GTS)だからで、同時にフェラーリは世界一美しくなくてはいけないと思っているからだ。他人事じゃないから、欠点が思い切り目についてしまう。

 フェラーリを買わない人は、FFを見て「あんなフェラーリに乗るなんてカッコイイ!」と思ったりするのでしょうが、人生賭けて買うとなると、なかなかそうはいきません。
水草

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