ホンダ・プレリュード、このクルマのミドシップが見たかった。

ホンダ・プレリュード、2代目からこのフロント、リトラクタブルヘッドライトを持つ、低いフロントに変わった。この楔形のスタイリングと合わせて、ホンダF1のアグレッシブなイメージだった。

86年はあの最終戦アデレードの悲運でA・プロストにドライバーズタイトルこそ落としたが、最強のエンジンとして91年まで君臨した。いや、マクラーレンの車体さえキチンとしていれば、92年以降も戦えて、撤退しなくて良かったかも知れない。

この期間の内に、ホンダF1イメージを具現したクルマが必要だった。少なくとも、バリバリのミドシップカー、キチンと買える値段のクルマである必要があった。

あんな総アルミのNA3リッターV6横置ミドシップの高額NSXなんて、求めていなかった。このプレリュードやCRXをミドシップにして、トヨタSW20型MR2よりお得な値段で出してくれれば良かったのだ。デルソルをミドシップで出しても良かった。4代目プレリュードはA・セナのCM以外に見るべきモノがなかった。

 

 

 

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【車名当てクイズ】この名車、珍車、ご存じですか? 第72回
1/19(水) 8:00 Yahoo!ニュース
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ベストカーWeb
 クルマ好きなら一発でわかるけれど、「ちょっと詳しい」くらいではパッと車名が浮かばない、というクルマは多いはず。それでも一台一台には作り手と売り手と買い手の思いが詰まっています。

【写真ギャラリーで車名を当てろ】何台わかる?往年の名車、珍車に光を当てよ!!

 そんな思い出とドラマの詰まったクルマにもう一度スポットライトが当たることを願ってお送りする本企画。車名がわかった方、ぜひSNSで思い出とともに高らかに「いいクルマだった!」とシェアしていただければ幸いです。

文/山城颯太(ベストカーWeb編集部)
写真/ホンダ

今回の難易度/★★☆☆☆

■ハンドリングに優れた4WS装着車
 
ホンダ・プレリュード3代目(1987-1991)
 正解は、ホンダ・プレリュード(3代目)です!

 1978年に初代モデルが誕生し、ホンダの最新技術が惜しみなく投入されたプレリュード。写真の3代目は、バブル景気に沸く1987年4月に登場。若者向けのデートカーとして、1988年に登場したS13型シルビアとともに市場を盛り上げました。

 3代目のプレリュード、機械式の4輪操舵システム(4WS)を量産車として初採用したことが画期的でした。4WSの機構を簡単に説明すると、車庫入れなどの低速走行時には後輪が前輪と逆向き(逆位相)に、高速時には前輪と同じ方向に曲がります。

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