大打者なのに、わかってないの?

落合が「打ち方だョ!」と言うから、「オッ!」と思って聞いたらガッカリ!

大抵、実技に長けたヒトは感覚で掴んでいて、ホントの理論を学んだり消化していない。だから、長嶋茂雄が教えても伝わらなかったし、王貞治の後継者は巨人にもソフトバンクにも登場してない。落合博満のマネでヤクルト古田敦也らは開眼したと言うが、風呂場の会話も技術レベルの会話ではなかったハズ。

投手が、高いマウンドから腕を振る。打者のストライクゾーンや捕手のミット位置まで、基本は上から下への軌道だ。球質の軽い、スピン強い投手のタマがホップして見えても、カーブやシュートほど変化しない。ホントに上から振り出しては、点の打法になる。

例えば、張本勲の打ち方は、早くそのボールの軌道にバットを乗せ、弾き返す打ち方だ。バットがボールに当たる瞬間は、レベルスイングに近い。その瞬間に、ボールに負けない強いスイングになるよう、上から強く振り下ろしながら予測目測軌道にバットを持って行くのだ。

佐藤輝の場合、ヒザを痛めて、後半戦は強いスイングがデキなかったと言われる。阪神矢野監督以下の、節穴ぶりだけが露見した。

当たる前後がアッパーでも、そんなに言うほどテニスのトップスピンみたいなアッパースイングで打ってるワケではない。腰の回転と、高めのグリップ位置からのスイングによる回転でバットを加速させ、投手の120キロ~160キロに負けない強度にする。

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落合博満氏 阪神・佐藤輝に「彼はまだ1年」評価も昨季後半の失速には「打ち方だよ」
1/29(土) 17:13 Yahoo!ニュース
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 落合博満
 元中日監督で、野球評論家の落合博満氏が27日、深夜に放送されたMBSテレビ「ONE NUMBER」(関西ローカル、前1・29~)に出演。テレビ初共演となった元阪神タイガース掛布雅之氏との対談で、阪神の佐藤輝明内野手について語った。

 番組の中で掛布氏から、佐藤輝について問われると「彼の場合はまだ1年目。あれ以上を期待する方がまだ無理でしょう」と評価。掛布氏も「頑張った、よくできましたですよね」とうなずいた。

 その上で「落合監督なら1年間使う場合、あそこまでフルに使い切りますか?いい時に休ませます?」と問うと、落合氏は「それ(休ませる)は考えないと思うな」と即答。「ただ、見切り発車はしないよ。替わる選手がいるなら、そっちを使う」とも語った。

 佐藤輝はプロ1年目の昨季は126試合に出場。打率・238、24本塁打、64打点の成績だった。規定打席にも到達したが、シーズン後半に失速。スタメン落ちも経験した。掛布氏が「後半あれだけ打てなくなると想像できなかった」と首をかしげると、落合氏は「それは打ち方だよ。あれだけ下からバットが出てくると、ちょっとしんどいものがあるね」と指摘した。

 番組ではメジャーで主流になった「フライボール革命」について話題になった。フライを打ち上げた方が、ヒットになる確率が高いという理論。一般的に打球速度が時速158キロ以上、打球角度が26度から30度に上がった打球が最もヒット、ホームランになりやすいと言われる。

 メジャーでは昨季、ヤンキースのジョーイ・ギャロ外野手(シーズン途中にレンジャースから移籍)が153試合の出場で、打率・199ながら38本塁打フライボール革命の好例とされているが、リーグ全体では本塁打は増えた一方、三振数が激増したことなどが紹介された。

 その上で、落合氏は佐藤輝について「下からバットがくると、点でボールを捕まえることになる。線で捉えてない」と分析。「直してもいいんだろうけど、それで彼の特徴がなくなるのが怖い」と不安も口にしたが、「1年目だから好きなボールを打たせていいというのは言えた思う。日本でやるなら、ある程度上から下に振り下ろしてこないと」と、打撃フォーム修正の必要性を語った。

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