マツダロードスター、こんな改善するくらいなら・・・

こんなクルマ、300万近くもするの?バカじゃないの?ただの2座、エンジンは5ナンバー程度なのに、車幅ハミ出したせいで日本国内では無差別級の扱い、日本自動車メーカーが出した日本車なのに、日本の規格を数センチハミ出すって、間抜けにも程がある。

300万に諸費用って、中古のポルシェ996や997やBMWのE90やE60や小ベンツAMGにすら手が届く。オープンカーと思っても、Z3や先代Z4や先代ボクスターらにも手が届く。

デキ上がったクルマの一部を、高くつく材料で置き換え程々に軽量化して、バカ高いOP価格を取る"(ポルシェを真似たつもりの)RS商法"あまりにしょうもない。

こんなコトするくらいなら、フェンダー張り出しを収めて5ナンバーサイズに戻したら?そして、1.4リッターターボにして置けば、ヨーロッパでも日本でも小型規格で売れるのだ。

3代目4代目と、こんなクルマにしてしまった反省ない開発担当では、期待できないが。

 

 

 

 

 

 

 

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新型ロードスターに追加された「990S」の絶妙なバランス加減とは? マツダの地道な努力と注目の“KPC”に迫る
1/31(月) 20:45 Yahoo!ニュース
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990Sは、車重990kgの最軽量グレード「S」をもとに、さらなるバネ下重量の低減と、軽さを活かしたシャシーとエンジンの専用セッティングを施している。
マツダの2シーター・オープン「ロードスター」に追加された特別仕様車「990S」に小川フミオが試乗した。

【写真を見る】新型ロードスター990Sの詳細(20枚)専用装備を徹底チェック!

目玉のひとつは“KPC”
日本車も捨てたもんじゃない! なにしろ、スポーツカーを作るメーカーがけっこうあるからだ。なかでも代表格のひとつが、マツダだ。いまだに2シーター・オープンのロードスターを作り続けているのだから。

しかも現行ロードスターは、どんどん進化している。2021年12月に発表された改良型は、マツダが謳う“人馬一体”感をさらに強めていて、これは楽しい。

今回のロードスターの特徴は、「キネマティック・ポスチャーコントロール(KPC)」なる技術の導入(全モデル)だ。同時に、重量を990kgに抑えるとともに、シャシーとエンジンに専用セッティングを施した特別仕様車「990S」も追加された。

この990Sに乗ると、操縦の楽しさにおいて、KPCとは“最強の組み合わせ”と、感心した。

「ハードな走行になればなるほど、KPCによって車体の浮き上がりが軽減され、クルマが地面に吸い付くように安定しやすくなります」

マツダのプレスリリースで謳われるKPCの特徴だ。開発を陣頭指揮した操安(操縦安定)性能開発部の梅津大輔氏によると、「走る・曲がる・止まる、というロードスターの基本性能を最大限に活かす技術」とのこと。

具体的には(ちょっと専門的になりますが)サスペンションのジオメトリー見なおしにくわえて、コーナリング時に内側の後輪にブレーキをかけるようにした。それによって、ボディのロールを低減させつつ、車体を引き下げて旋回姿勢を安定させるという。

ロードスターの走りはもっと引き上げられるという信念のもと、技術開発が進んだのが2018年。その後、ニュルブルクリンクサーキットを含めて各所でテストを繰り返し、2019年末にはシステムの完成にこぎつけたと梅津氏は教えてくれた。

軽いボディとのバランスが絶妙
たしかに、ちょっと早めの速度でカーブを曲がるとき、今回のKPCの作動の有無で、安定感がちがう。

990Sは、1.5リッターエンジンとはいえ、この軽量でかつ重心高の低いオープンボディと、マニュアル変速機で扱うには充分すぎるといえるほど楽しい。

細めのグリップ径のステアリング・ホイールを握り、左手で“カチカチ”と節度感のあるギアセレクターを操りながら、カーブの連続する道を走ってみた。カーブの大きさにかかわらず、梅津氏の説明にあったように、ボディが沈みこむような安定感がある。操縦性に慣れると、じつに気持ちがいい。

ペダル配置は適度で、スポーティなマニュアル変速機搭載車に乗っているひとなら、かんたんに、ブレーキペダルに足を載せたまま、かかとでアクセルペダルを“ポンっ”とあおってシフトダウンする、いわゆる“ヒール&トー”もやりやすい。

152Nmの最大トルクがエンジン回転数4500rpmで発生する設定は、数字だけみると、ちょっとパワーが足りないのでは? なんて思ってしまうが、じっさいはしっかりトルク感がある。軽いボディのバランスが絶妙だ。

アクセルを踏み込むと、エンジンは快音を響かせながらレッドゾーン近くまで“シュンッ”とまわる。エンジン音を気持ちよく聞かせてくれるために、いろいろ凝った技術が採用されていて、たとえば3500rpmから5000rpmのあいだは、デフ(左右の駆動輪用の差動装置)と車体が共振して力強い音を響かせ、そのうえはエンジン本体の音を楽しめる。このすばらしい音とともに、ボディはすばやいダッシュを見せる。

エンジンをまわしたときの回転落ちも、やたら速くないので、市街地でも運転しやすい。

「あらゆる速度域で、誰もがドライビングの楽しさを味わえる。それがロードスターの意義」と、商品本部で開発主査を務めた齋藤茂樹氏は語る。なるほど! と、思う。

金額以上の価値
試乗会場になったゴルフ場では、並べられたロードスターを観て、ゴルフ客が「むかし乗っていたんだよねぇ」などと、マツダのひとに話しかけてくる場面もあったとのこと。

歳を重ねてから、もういちど乗っても楽しめるはず……それがよく出来たスポーツカー(ロードスター)のいい点なのだ。

990Sは、ダンパー、コイルスプリング、電動パワーステアリング、エンジンといったものが専用チューニング。ロード・ホイールはレイズ社の16インチの鍛造タイプで、1本あたり800gの軽量化をはかったという。

ブレーキには、ブレンボ社の通気式ディスクタイプが採用され、対向4ピストンキャリパーは専用のブラック塗装にブルーの文字。乗ったまま片手で脱着できるソフトトップもダークブルーだ。

「ブレーキキャリパーの色は『スポーツカーなら赤でしょう』という意見も社内ではありましたが、デザイン部から“ブルーにしたい”と、要望が出たため、思いきりました」

商品本部でプロジェクトマネージャーを務める山口宗則氏は言う。

はたして、ブラックのホイールが回転すると、ブルーの文字がよく見えて、おとなっぽいかっこよさがあった。やっぱり、いつでも、いつまでも、魅力を失わないのがロードスターなのだ。

990Sの価格は289万3000円。乗れば、金額以上の見返りがきっとある。
文・小川フミオ 写真・安井宏充(Weekend.)

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