ニッサンZを語るクチ?一体、どういうクチ?

S30のZを持ってるくらいで"語れるクチ"を自任した割に、この記事は"ダメなクチ"でしかない。もしかして、S30Zを持ってるコトで、ニッサンから優待され忖度記事を書いているのか?Z432をオマージュ?遠景から近景、ドコにもない。

S30を持っているなら、キチンと"語れるクチ"が発するべきは「益々、今持ってるZを大切に!」であるべきだ。

好みは、それぞれにあるだろうが、R32やZ32やS13らを頂点に、ニッサンのクルマ作りは右肩下がりに堕ちて行った。

何のドラマチックさもない。クルマ作りの奈落の底へ、未だに転落の最中にある。

こんなクルマにするくらいなら、5ナンバーサイズオープンカーのSPやSRに戻して、小さく軽く安いクルマを作るべきだったと思う。

 

 

 

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新型フェアレディZは見事に“ヘリテイジ”を盛り込んだ一台だ S30Zオーナーが実際にその目で見て思ったこと
2/6(日) 12:04 Yahoo!ニュース
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東京オートサロンでお披露目された「新型フェアレディZ
 「やっちゃえ」って言ってるわりにはそんなにやってなくない? というイメージな昨今の日産。伊藤かずえさんのシーマをビカビカにレストアした話などはたしかに「やってるね!」と好印象を残したが、先日開催された東京オートサロンで、ついに本命の「やってくれた!」なクルマ、新型フェアレディZが公開された。

【写真】多彩な面構成が印象的なフロントマスクなど、歴史と革新性を感じる新型フェアレディZ

 いまやスポーツカーというジャンルは前時代の恐竜的存在であり、どれだけスタイリングを磨いてCd値を向上させても、世間の逆風という向かい風をいなすことは難しくなっている。だからこそ、このご時世に電気モーター無しの400馬力V6ツインターボエンジンを積み、FRレイアウトで6MT、しかも2シーターというありえないクワトロ役満状態での市販を実現した日産に、「やってくれた!」と拍手を送りたいわけだ。

 スペック面以上に注目なのは、そのスタイリングだ。新型Zは見事にフェアレディZの“ヘリテイジ(先祖伝来のもの、遺産)”を盛り込んだカタチになっている。フォルクスワーゲンニュービートルBMWのミニ、フォードのマスタングクライスラーのチャレンジャーと、世界の自動車デザインの中でヘリテイジが潮流となって久しく、販売面でも成功しているのにも関わらず、日本車は何故かなかなか上手くこの流れに乗れていなかった。

 しかし新型Zは、このヘリテイジデザインに正面から取り組んだ。新型ZがモチーフにしているS30型を実際に所有している筆者に“語る口”があるとご理解頂いた上で言うが、新型Zのカタチは素直にカッコイイ。S30型を持っていても「欲しい」し、「並べて置きたい」とも思うほどだ。

 旧車モチーフのデザインを新車に落とし込んだ場合、まず“違和感”となるのがボディの分厚さだ。現行車は安全面、剛性面をクリアする頑丈なボディを有するために全体が分厚く、それはサイドビューのみならず前後のデザインにも影響する。

 特にデザイン上で大事なフロントマスクにおいて、その厚みをどう分散させるかが見所なのだが、新型Zはフロント先端部分を各方向から絞り込むことで視覚的なボリュームを減らしている。それでも厚みそのものが消えるわけではないので、フロントグリル開口部は大きく、正面アングルの写真を見たときは時は口がパッカーンと開いた感じでやや間が抜けた印象だったが、この“口パカーン問題”は、実車を前にするとやや印象が違った。

 フロントマスク周辺は、全体的な絞り込みだけでなく、実に多彩な面構成がされていて非常に立体的だったからだ。なだらかなカーブとシャープなエッジが絡み合い、「口パカーン」よりも「尖ってるな」という印象が勝った。

 テール部分は、ハッチゲート下端に小ぶりなダックテールスポイラーを配置するあたりはS30型を踏襲しているが、テールレンズのデザインはZ32型がモチーフ。ここもS30型オマージュでいいじゃん、と思いつつ、Z32型のテールレンズもS30型の上下二分割デザインがそのルーツにあるので、DNAは同じというわけだ。

 新型ZはZ33型、Z34型を経てのこのデザインになっているというのも、違和感を与えにくいひとつの要因だろう。S30型の要素が、モーフィングの様にじっくりとZ33型→Z34型を経由してカタチになっているので、唐突な先祖返り感が薄まっているように思える。ちなみに新型ZはZ34型のコンポーネントを流用したビッグマイナーチェンジ車(とはいえ8割は新規設計されているそうだが)なので、型式はZ34型を継続使用。「Z35型」とは呼べないので、各メディアとも「新型Z」で統一しているようだ。

 さて、日産はオートサロンで隠し玉を用意していた。“カスタマイズド プロト”と名付けられたそれは、S30型に存在したレーシングモデル“Z432R”をオマージュしているのだが、これが参考出品車ながらスタイリング的には決定版という印象だった。


 秀逸なのがフロントマスクで、「口パカーン」に見えないようにフロントグリルを二分割でデザイン。そもそもS30型はバンパーでグリルが分割されているので、この方がよりS30型っぽく見える。この分割ラインに沿ってライト下に大きく“えぐれ”を入れたことで、フロントマスクの厚みも視覚的に軽減。Z33型やZ34型がもっさりブ厚く見せてしまっていたライト下の部分を、S30型がエアダムスポイラーを装着している時のようなシルエットに巧みにアレンジしている。参考出品を謳っておきながら、わざわざナンバープレートの装着も意識した展示をしているので、このフロントマスクは市販を見据えているのではないかと勝手に期待している!

 ちなみにZ432Rは、簡単に言うと1970年前後に“スカイラインGT-Rのエンジンを搭載したクルマ”として誕生した。それはレースで戦うための選択だったわけだが、この新型Zが搭載するVR30DDTT型エンジンも、スカイライン400Rに積まれている物と同型だ。新型Zが持つ“スカイラインからエンジンを貰ったフェアレディZ”という背景も、個人的には見逃せない日産ヘリテイジであると思う。

 しかも今年からスーパーGT参戦車両のベースが、GT-Rから新型Zへと移行する。日産はこれまで国内レースをずっと“スカイラインの血統”で戦ってきたので、ここにきてレースの世界へフェアレディZが復活することは、なかなかにドラマチックな部分がある。

 日産がここまで本腰を入れて作り上げた新型Z。あらためて言うが、S30型を持っていても、欲しい。
ポルノ鈴木

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