楽曲?芸能マスコミ、AKBの売れたメカニズムをわかってないの?

原点に立ち返って楽曲を重視?芸能マスコミ、一体何を書いてるの?未だに、AKBの売れたメカニズムを、理解できてなくてこんな記事を書いてるの?

AKBは、おニャン子クラブみたいな冠番組を持たない形で運営されていた。根本は握手会と劇場、楽曲は劇場を盛り上げるための装置だし、握手券を配布する手段としてCDやグッズに同梱する。ファンとの距離は、他のアイドルより遥かに近い。メディア以外に見るコトない他のアイドルより、遥かに近く、ソレがファンのカネを引き出す原動力になる。

このバカなコロナ騒動の2年が、特に握手会と劇場をベースにしたAKB系をガタガタにした。同じ秋元康プロデュースでも、坂系はメディア冠番組を持っていて、このバカコロナ下でもメディア露出デキている。

AKB系、スキャンダル即解雇(一応、卒業)すらなくなっている。というか、辞めても良いつもりでジャニタレを兄弟にしたり、パパ活を撮られ、売名活動している。

コロナで握手会と劇場が戻らない限り、楽曲がどうであろうとダメなのは変わりない。今更坂系みたくメディア露出にシフトしても、管理破綻した手遅れだ。

楽曲?コレ書いてるヒト、「少女達よ」とかも聞いたコトないのでしょ?

 

 

 

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AKB48、原点に立ち返ることで見えた“楽曲”の重要性 いまグループに必要な曲とは?
2/11(金) 6:04 Yahoo!ニュース
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AKB48『1830m』
 今年1月よりスタートした、AKB48の新番組『AKB48、最近聞いた?~一緒になんかやってみませんか?~』(テレビ東京系)。同番組は、AKB48の楽曲に着目し、一般企業、地方自治体、学生らとのコラボレーションを通してその魅力を伝えていくというもの。

【写真】前田敦子大島優子らが牽引していた当時のAKB48

 第1回、第2回では群馬県をパートナーに、観光地や名産品を交えながら「始まりの雪」「High school days」のミュージックビデオを制作。第3回は謎の離島専門誌と手を組み江ノ島へ。メンバーが雑誌へのエッセイ寄稿に挑戦するために島を取材し、そのなかで「長い光」のミュージックビデオも作りあげた。

 楽曲にクローズアップしているとあって、AKB48の歌にはどんな意味や描写があるのかなど、あらためて実感できる番組だ。ミュージックビデオの制作過程も映し出すことで、歌の背景がより分かりやすく伝わってくる。その点では、番組の狙いのひとつは達成できているのではないだろうか。

 第3回では興味深い話があった。同回ではジャーナリストの田原総一朗が出演。田原は2015年、AKB48の特別公演『ド~なる?!ド~する?!AKB48』をプロデュース。プロデューサーの秋元康との対談本『AKB48の戦略!秋元康の仕事術』(2013年/アスコム)でも、「齢78にしてAKB48にハマり続けている」と記していたほど。そんな田原が、番組のなかで「最近はあまりAKB48の曲を聴いていない」と口にしていた。ただ彼のその言葉は、2010年代前半にAKB48に熱中していたファンのリアルな意見でもあるのだ。

■楽曲はAKB48にとってドキュメンタリーの劇伴

 さて、この番組を機としてあらためてAKB48の楽曲を聴いてみた。やはり、ヒット曲を聴くとその当時の出来事が頭をよぎる。2006年のインディーズ1枚目のシングル曲「桜の花びらたち」は、AKB48という“青春ドラマ”の幕開けを印象付け、同時にメンバーの誰しもに卒業が訪れる“AKB48の宿命”をこの時点で暗示させていた。

 AKB48は卒業ソングがいずれも秀逸で、特に「夢の河」(2012年)を聴くと、絶対的なエースだった前田敦子の卒業を思い起こす。一足先に“夢の河”を渡る船に乗って、先へ進んでいく前田。〈夢が叶ったら迎えに来るよ〉の最後の一節に涙した前田ファンも多かったのではないだろうか。

 秋元康は常々、AKB48はドキュメンタリーであり、楽曲は劇伴のような役割と述べていた。もっともドキュメンタリー性があらわれていたのが、4thアルバム『1830m』(2012年)。同アルバムは、グループ初の東京ドームでのコンサート開催、そして前田の卒業公演に合わせて作られたもの。前田、高橋みなみが歌唱した収録曲「思い出のほとんど」は、わずか7人しか客がいなかった2005年12月の劇場公演初日から始まり、その後AKB48に青春を捧げ続けた彼女たちの姿をシンクロさせた内容だった。

AKB48にとってのブレイク曲とは

 それにしても、AKB48がブレイクスルーした楽曲はいったい何なのか。これは当然、意見が分かれるところである。初期からのファンであれば、2006年のインディーズ2ndシングル『スカート、ひらり』を引っさげてTeam Aが『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)に出演した背景などから、ここを人気沸騰の起点と考えるかもしれない。もしくは同年のメジャーデビュー曲「会いたかった」は、AKB48がメディアで紹介される際、自己紹介的な楽曲として流れており、お茶の間への浸透度も高かったことから、この曲こそがブレイクのきっかけと考える人もいるのではないだろうか。

 ただ、アイドルに詳しくない人も巻き込んだという点であれば、「ヘビーローテーション」(2010年)だろう。同曲の選抜メンバーを決める2010年6月開催の『AKB48第2回選抜総選挙』がメディアでも大きく取り上げられ、全国規模のニュースとなったからだ。それまでも「大声ダイヤモンド」(2008年)、「言い訳Maybe」(2009年)、「桜の栞」(2010年)などチャートで上位にランクインした曲もあったが、「ヘビーローテーション」はアイドルの枠を超え、ポップソングとして広く話題を集めた印象だ。

今の坂道シリーズにはあって、AKB48には足りないもの
■「根も葉もRumor」が突破口に?

 AKB48は『桜の木になろう』(2011年)から『失恋、ありがとう』(2021年)まで、38作連続でシングルのミリオンセールスを達成していた。AKB48が停滞していると囁かれながらも、数字的にはどの時代の曲も見劣りはしない。また、CMなどのタイアップ曲も変わらずに多い。それでも昨今、低迷期と言われてしまうのは前述したグループのドキュメンタリー性が薄らいできたことがひとつの要因かもしれない。気持ちが揺さぶられるドラマ性が枯渇気味となり、それにマッチした楽曲が広がらなくなってきたのではないだろうか。

 特に、2016年に高橋みなみ、翌年に渡辺麻友というシンボリックなメンバーが卒業し、『選抜総選挙』でも姉妹グループのメンバーが上位を占めるようになった同時期から、数字ほどの勢いを感じなくなってしまったように思う。また、次世代のメンバーが頭角を現す瞬間こそ、グループとしてもっともドキュメンタリー性を放つものだが、そこをうまく捉えられず、アピールもできなかった感がある。

 逆に坂道シリーズは、乃木坂46が今年で結成11年目、櫻坂46(欅坂46時代も含む)、日向坂46(けやき坂46時代も含む)はいずれも結成10年にも満たない。グループとしても、まだまだ色々なストーリーを生み出しやすい時期である。それぞれの楽曲もグループの物語性に合ったものが多く、聴いていると感情が揺さぶられることが多い。

 AKB48は、グループとしての活動歴が長くなればなるほど、興奮できるドラマが生まれづらいという壁にぶつかっているのかもしれない。しかし、2021年の楽曲「根も葉もRumor」はその突破口となった。「AKB48は実は底力がすごい!」という部分を打ち出し、強烈なダンスパフォーマンスを見せつけ、グループの気骨を感じさせた。歌詞やミュージックビデオも、あえてノスタルジックなテーマを持ち込み、それを踏まえた上で新たな時代を切り開こうとしていたように見え、ミリオンセールスには届かなかったものの、良い意味でリセットされたと言えるのではないか。「これが、これからのAKB48だ」という指針になる、今までにないAKB48を堪能できる楽曲だった。

 さて、重要なのは次の一手。これから楽曲を聴いてもらえるかどうかは、グループが生み出すドラマチックなドキュメンタリー性にかかっているかもしれない。
田辺ユウキ

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