ワタシは、昔のスポーツカーの評価としてトヨタ2000GTやスカイラインGT-Rの評価が高過ぎているのが、情けなくすらある。スカイラインGT-Rは基本ハコ、スポーツカーとしては別に優れたスタイリングと思わないし、トヨタ2000GTは007に出たコト以外に何かZ432に優るモノがある?最も、ワタシ的に池沢さとし「サーキットの狼」の悪役隼人ピーターソンのクルマだったから、印象良くなかったのかも知れない。ただ、Z432も公道グランプリで上位争ってクラッシュしたり魅死魔のクルマだったから、それほど印象良いハズはないのだが。
ワタシにとって、ニッサン・フェアレディーZというクルマのスタイリングが好きなのだ。殆どショーモデルに過ぎなかったトヨタ2000GTより、市販車として日米で売れて広まり馴染んだスタイリングだったのだ。
ワタシ個人は、キャブレターのクルマを維持する知識も自信もなかった。だから、その次の世代、FJ20のS12シルビアRSに乗っていた。2,000ccの排気量、4気筒も6気筒もある。バランスのチューニングにも各メーカーやエンジニアの個性や主張にも違いが出て、面白い。2.5リッターや3リッターより、バリエーションある。
***********************************
フェアレディZ史に残る伝説の1台! 「432R」とは何ものなのか?
2/13(日) 10:00 Yahoo!ニュース
4
新型フェアレディZにZ432Rをイメージしたカスタムモデル登場
日産フェアレディZ 432R
東京オートサロン2022の主役は、なんといっても日産の新型フェアレディZで間違いない。事実、オートサロン出展車両から選ばれる東京国際カスタムカーコンテストのグランプリには、日産自動車が出展した「FAIRLADY Z CUSTOMIZED PROTO」が選出されている。名実ともに、カスタマイズの世界は新型フェアレディZによって2022年をスタートしたといえる。
【写真】フェアレディZカスタマイズドプロト
新型フェアレディZ自体、歴代モデルのエッセンスを取り入れたスタイリングが特徴だが、そのカスタマイズバージョンとして参考出品されたコンセプトカー「FAIRLADY Z CUSTOMIZED PROTO」は、初代モデルのレーシングホモロゲーションモデルである「Z432R」をモチーフにしているという。はたして、Z432Rとは、どのようなモデルだったのだろうか。
まずは「432」という数字から読み解いていこう。車名に使われる数字といえばエンジンの総排気量というのが多数派で、ときおり気筒ごとの排気量を示すというモデルもあったりする。Z432の場合もエンジン由来の数字であることは間違いないのだが、排気量とは関係ない。
ご存じの方も多いだろうが、この数字は「4バルブ・3キャブレター・2カムシャフト」というエンジンメカニズムを示している。いま風にいえば4バルブDOHCで、3キャブレターというのは大容量インジェクターといったイメージだろうか。
スカイラインGT-Rと同じエンジンを搭載したホモロゲモデル
日産フェアレディZ432のエンジン
そのエンジンこそが、伝説の「S20」型。すなわちスカイラインGT-Rに搭載されていたものとまったく同じエンジンをフェアレディZに積んだのが「Z432」というわけだ。
160馬力というエンジンスペックもスカイラインGT-R同様で、スカイラインと比べると、いかにも空力特性のよさそうなフェアレディZのほうがサーキットでは速いはず、というのがファンの見立てだった。
そのZ432のレーシングバージョンといえるのが、今回のメインテーマである「Z432R」だ。そのポイントは軽量化で、エンジンフードや空力パーツをFRPとしたほか、窓ガラスも一部がアクリル製に置換されるなど、徹底して戦闘力が高められている。
そしてRであることの識別ポイントが黒く塗られたエンジンフードであり、それこそが「FAIRLADY Z CUSTOMIZED PROTO」がオマージュしたポイントといえる。
なおZ432Rは軽量化のためにボディ鉄板までも薄板を使用するなどしていたという。果たして新型フェアレディZにおいても、カーボンパーツなどを多用したライトウエイトバージョンを用意するのかどうか。東京オートサロンでこれだけの評価を受けたわけだから、こうしたコンセプトのスペシャルモデルが登場する可能性も高まったといえそうだ。
山本晋也
***********************************