高校野球マスコミ、肝心なヒトを忘れてない?

清原の1大会5本を抜いた、広陵・中村を忘れてない?捕手でもあり、広島で鍛えられ、スゴい選手になる期待をして来たが。

鵜久森はスゴかった。確か、ダルビッシュ有からもインサイドを放り込んだのではなかった?そのトシのドラフト、ダルビッシュ有は日ハムのドラ1、しかし、鵜久森はドラ6だったような。ダルビッシュ有は稲葉らと共に次世代たる甘えたバカ選手、中田翔に肩入れしていた。

ココに並ぶ5人見たら、大阪桐蔭⇒西武の森は?2年での3年藤浪の春夏甲子園制覇を支えた時から、攻守両面で2年間柱だった。

 

 

 

 

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清原和博が唸った中田翔済美を牽引したプルヒッターなど歴史に残る強打者たち【本当に長打力があった高校生5選】
3/24(木) 5:10 Yahoo!ニュース
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大阪桐蔭時代には、規格外のスケールを見せつけた中田。高校球界屈指の名門にあってその存在感は稀有なものがあった。写真:産経新聞
 長年、アマチュア野球を見ているとよく聞かれるのが、「これまで見た選手のなかで誰が一番凄かったですか?」という質問である。

 投手や野手、カテゴリーによっても異なるため、一概に絞るのは困難ではある。だが、テーマとカテゴリーに分けてランキング形式で5人ずつ紹介していきたい。対象としたのは、現在の記録をとるスタイルでアマチュア野球を見始めた2001年秋以降の選手たちだ。

 今回は「本当に長打力があった打者」の高校生編をお送りする。

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5位:高橋周平(東海大甲府

 1年の夏から4番を任せられるなど早くから注目されていたが、巡り合わせが悪く、初めてプレーを見たのは3年春の関東大会だった。初戦の八王子戦はホームランこそ出なかったものの、厳しいマークに遭うなかでも2本のツーベースを記録。打球の速さとフライの滞空時間の長さは目を見張るものがあった。

 さらに素晴らしかったのが高校日本代表として出場したアジアAAA選手権だ。多くの打者が慣れない木製バットに苦しむなかで高橋は完璧に対応。決勝の韓国戦で放ったホームランはプロも顔負けの当たりだった。プロではバッティングスタイルは変わったが、高校時代のような豪快な打撃を見たいと願うファンも多いはずだ。

4位:鵜久森淳志済美

 豪快なプルヒッティングが印象深い彼を4位とした。3年春に2本、夏に3本と甲子園で合計5本のホームランを放ったが、どれも打った瞬間にそれと分かる圧倒的な飛距離が魅力だった。

 とくに印象深いのが選抜で須田幸太(土浦湖北・元DeNA)から放ったホームランと、夏に佐藤剛士(秋田商・元広島)から放ったホームランの2本だ。前者からはアウトロー、後者からは内角とそれぞれ厳しいコースを突いたボールだったが、どちらもヒットはともかくホームランにしてしまった打撃には、とにかく驚かされた。

 また、甲子園での5本塁打全てがレフト方向だったというのも特徴がよく表れている。プロでは確実性が上がらずに苦しみ、目立てなかったが、甲子園の歴史に残る強打者だったのは間違いない。

3位:平田良介大阪桐蔭

 4位の鵜久森と並ぶ甲子園通算5本塁打を誇る。高校時代のバッティングはバットを大きく動かしてタイミングをとり、極端にアウトステップするなど決して褒められた形ではなかったが、とにかく際立っていたのは、常にフルスイングできる姿勢だ。

 中日の落合博満監督(当時)がドラフト時に「あれほど振れる選手はなかなかいない」と話したエピソードは有名で、体勢を崩されても遠くへ運ぶだけの身体の強さがあった。

 3年夏の甲子園、対東北戦では1試合3本塁打を放ったが、この時の1本目は外角の変化球をすくいあげるようにしてとらえたもので、その滞空時間の長さには驚嘆させられた。現在は病気からの再起を図っているが、また豪快なフルスイングを見せてくれると期待したい。

1位は引っ張るだけではなかったサラブレッドのスラッガー
 
現在開催中のセンバツでも大きな注目を集めた佐々木麟太郎。彼もまた将来が楽しみなスラッガーのひとりだ。写真:滝川敏之
2位:中田翔大阪桐蔭

 不滅と言われる甲子園通算13本塁打の記録を持つ清原和博PL学園・元西武など)が、「初めて自分より凄い高校生が出てきた」と語ったのが中田だ。1年夏の春日部共栄戦で放ったホームランは、2学年先輩の平田にも全く引けをとらない当たりだった。2年夏にはバックスクリーン左への特大弾、3年春には2打席連続ホームランと、その後も大舞台で力を発揮した。

 残念ながら現地で見られなかったが、3年の春には、推定飛距離170メートルという特大の一発も放っている。そんな中田の何よりも凄いところは、投手としても活躍しながらこれだけホームランを量産したという点だ。もし、早くから野手に専念していたら、さらに凄まじい記録を打ち立てていた可能性も高かったと言えるだろう。

1位:清宮幸太郎早稲田実

 最後まで中田と悩んだが、やはり高校生のホームランバッターとなると清宮を外さないわけにはいかないだろう。1年夏の時点での衝撃は中田ほどではなく、正直に言えば、話題先行という印象だった。だが、その凄さを感じさせられたのは最終学年になってからだ。

 3年春の選抜では一発こそ出なかったものの、その後の試合では、筆者が目にした3試合全てでホームランをマーク。そのどれもが見事な当たりだったと記憶している。とくに3年春の決勝となった対日大三戦でのセンター左への一発と、夏の西東京大会準決勝の八王子戦で放った左中間への一発は、引っ張るだけではない幅の広さを感じさせた一打だった。

 父・克幸さんがラグビーの名監督で、自身も小学生時代から活躍するなど注目を浴びてきた期間の長さは普通の高校球児とは比べものにならない。だが、そのなかで最後までホームランのペースを落とさなかったのは見事という他ない。プロ入り後は、くすぶっている状況が続いているが、新庄剛志監督が就任した今年こそ才能は開花するか。

 今回選出した5人のほかには、岡田貴弘履正社)、堂上直倫愛工大名電)、筒香嘉智(横浜)、岡本和真(智弁学園)、安田尚憲(履正社)、村上宗隆(九州学院)、野村佑希(花咲徳栄)、石川昂弥(東邦)も印象深い。

 また、現役選手では今年2年生になる世代に佐々木麟太郎(花巻東)、真鍋慧(広陵)、佐倉侠史朗(九州国際大付)というスラッガーが控えているのも楽しみだ。以前よりも長打の重要性が高まっているだけに、清宮、中田を超えるような選手が続々と登場することを期待したい。

文●西尾典文

【著者プロフィール】
にしお・のりふみ。1979年、愛知県生まれ。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究。アマチュア野球を中心に年間約300試合を取材。2017年からはスカイAのドラフト中継で解説も務め、noteでの「プロアマ野球研究所(PABBlab)」でも多くの選手やデータを発信している。

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