特に、カネモト・矢野監督ラインで感じるが、この6・7年は先発を機械的に5回くらいまで引っ張り、6・7回に2番手に繋ぐ時点で大勢は決していた。確かに、若手投手育成など、監督コーチ側の指導者論理はあるのかも知れない。しかし、数年前の岩貞らの時も、昨日の藤浪もダメな時はダメで変わりなく、工夫して3失点内で次にリレーしようなどという姿勢は誰にも生まれていないし、捕手リードも漫然としたイニング消化の姿勢だ。
通常、トーナメントの多いアマチュア野球と違い、4割近く負けても優勝デキるプロ野球とは戦い方は異なる。しかし、ヤバそうな展開を上手く食い止め、失点を最少に止めつつ勝ち試合に転化すれば、少なくとも前半で負けの決まった試合消化をしなくて済むのだ。
8連敗。開幕戦をバカなリレーで落とし、ダメな流れのまま連敗を続けた。クローザー候補ケラーの起用は、たった2回で見限られた。球種がストレートとカーブしかない投手が抑えに危険なのは、先にわかっていたハズ。嘗ては、横浜・斉藤明のようにストレートと2種類のカーブで抑えやった投手はいたが。ケラーに拘るなら、チェンジアップを覚えさせるなり、抑え適性は疑問でもスローカーブも加えるなり、時間はあったハズ。他にも、抑え適性ある若手投手を引き上げても良いハズ。阪神の若手投手は、知らず知らずに故障離脱してるコト多いが。
1試合1試合、トーナメントのつもりで全試合勝ちに行く采配、2点差以上を看過しない投手起用で、1試合5人くらいのつもりでシーズン徹す覚悟が必要じゃないの?
どうせ、今年で辞めるんでしょ?二言はないよネ?ヤり切るべきでしょ?去年は日本一の大ボラ噴いたクセにハズして、それでも居座ったのだし。
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【阪神】セ史上初の屈辱や開幕8戦8敗…球団ワースト更新 先発・小川一平粘れず3被弾 遠い初勝利
4/2(土) 17:11 Yahoo!ニュース
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4回、ベンチで試合を見つめる矢野燿大監督(後列右から2人目)(カメラ・関口 俊明)
◆JERAセ・リーグ 巨人5―4阪神(2日・東京ドーム)
阪神はセ・リーグ初となる開幕8戦8敗を喫し、球団ワースト記録をまたも更新した。
【写真】「OSAKA」ユニホームが泣いてまっせ
初回、近本が中堅フェンス直撃の二塁打で流れを作ると、1死満塁で大山が先制の2点適時打。今季初めて初回に先取点を挙げた。だがその裏、先発・小川が坂本に2ランを浴び、たった5球で振り出しに戻された。
巨人打線に捕まると逃げられない。2回は丸に一時勝ち越しのソロを右翼へ運ばれると、3回にはポランコにも一発を許した。3本塁打を浴びて4回1/3を5失点でKOされた。3年目右腕は「先発投手として役割を果たすことができず悔しいです」と肩を落とした。
2点を追う9回に巨人の守護神・大勢を攻め立て、1点を返しなおも1死二、三塁と同点、逆転のチャンスを迎えた。だが佐藤輝が遊直に打ち取られ、三塁走者・近本も帰塁できず、まさかの併殺。今季限りで退任を発表している矢野監督の初勝利がまたまたスルリと流れていった。
開幕8連敗はセ・リーグ2例目。1979年のヤクルトは1分けを挟んでおり、8戦8敗はリーグ史上初の屈辱だ。
報知新聞社
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