大抵のチームは、前日に開幕投手を1巡で先発させていた。楽天の則本すら、コロナがなければ先発予定だった。
未だ勝ちのない阪神でも、開幕投手・藤浪を先発させた。いくら相手チームも開幕投手を起用する状況でも、勝ちが欲しければ自チームの開幕投手で勝ちに行く場合はある。
しかし、オリックスはそうしなかった。相手は、阪神同様に負け続けの日ハム、単に1勝してるだけのチームだ。敢えて山本由のローテをズラす価値はなかったかも知れないが、予想外に連敗したチームを勢いに乗せ直すために、山岡で勝ち、山本由で連勝するべくこのローテに変えたのではない?
もっとも、相手が日ハムだから山本由でなくとも勝つ計算をし、山本由で2つ目を取る計算をした。
問題は、宮城以降で更なる波に乗れるかだ。ココで乗れなかったら、しばらくソフトバンクに走られてしまう。
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ギアチェンジ山本由伸、破竹17連勝 「一気に20何連勝いかない」
4/2(土) 18:42 Yahoo!ニュース
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今季開幕戦で投げるオリックスの山本由伸=西畑志朗撮影
(2日、オリックス7―0日本ハム)
オリックスの山本由伸がギアを入れ直した。
2点リードの六回2死三塁。打席には日本ハムの近藤健介。前の打席で安打を打たれていた好打者だ。
【写真】オリックス山本由伸には憧れの存在がいる。今季、「あの領域」に近づけるのか。
ぐっと集中力を高めた。この打席の初球は、胸元をえぐるような155キロでストライク。最後は外角低めに140キロのフォークを落とし、一ゴロに仕留めた。
そして、ほっとしたような笑みを浮かべた。「走者を出す場面もあったけど、粘り強く投げられた」。ピンチを招いても、そこで持てる力を出し切れるのが、この右腕の強み。七回2死二、三塁の場面も、150キロ超の直球で押しきって宇佐見を空振り三振に。この回で降板し、2試合連続で無失点に抑えた。
これで昨季からの連勝を17に伸ばし、球団記録に並んだ。「一気に20何連勝もいくわけではない。とにかく一つずつ、一日一日を大切に頑張ります」。見据える数字はもっと先にある。(室田賢)
朝日新聞社
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