落合博満が考える山本由伸攻略

3度の三冠王含めて数々の打撃タイトルを獲った落合博満が、山本由伸への打者の対応と攻略についてコメントした。

取り立てて特別ではない。山本由伸は速球投手だ。ストレートが配球のメインになる。そのストレートを叩くコトが攻略の根幹になる。カレも、今時の投手らしくストレートを動かす系の変化球(フォークもSFF的)がメインだ。ストレートに目付していれば、大抵のカレの持ちダマに対応できる。ジャマになるのはカーブだけだ。

カレのストレートは、江川や涌井や岸のようにスピンが利いてホップするようなキレるストレートではなく、前に強く押す(射ち出す)ような強いストレートだ。速いスイングだとズレてファールチップになりやすい。速くなくても、捉えて力負けしない強いスイングが必要だと思う。

 

 

 

 

 

 

 

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落合博満氏が断言した山本由伸の攻略法 「ちょっと疑問符は付く」点とは
4/4(月) 17:00 Yahoo!ニュース
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落合博満
 現役時代に三冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(68)が6日、YouTube落合博満のオレ流チャンネル」を更新。第2回目の動画では、昨季自身15連勝でシーズン18勝を挙げ、先発投手の主要タイトル4部門を独占したオリックスの山本由伸投手(23)についてオレ流の視点で語った。

【動画】落合博満氏のYouTube「オレ流チャンネル」第2回

 落合氏は「日本シリーズで見ただけかな」と語った昨季“無双状態”だった山本について「う~ん、やっぱり13連勝だか15連勝するだけ、それだけ力があったということなんだろうけども、果たしてそこまで各球団の打者をやり込めるだけのボールを放ってたかというと、ちょっと疑問符は付くという感じだね」と厳しめの印象を語った。続けて「これが出てきたら我々はお手上げって思わしたっていうのもあるのかも分かんない」と2013年に無傷のシーズン24連勝を成し遂げた田中将大楽天)と同じような現象なのかもしれない分析。そして「なぜそこまでバッターっていうのは攻略法を考えなかったのかなっていうのは、ちょっと疑問点には思うんだよね」と山本と対峙した現役の打者たちにダメ出しをした。

 では打者・落合博満だったらどう山本を攻略したのか。落合氏が迷わず口にした攻略法はシンプルだった。

 「真っすぐだけ」

 あまりにシンプルな回答がオレ流の自信を感じさせる。自分だったら「俺が打者だったら彼の真っすぐ一本に絞って、その他のボールは対応できるから」と話し、「変化球っていうのは真っすぐの球速より遅いわけだよ。こっちの準備がちゃんとそれに対応できれば、どんな変化球が来たって対応できるはずなの」と山本の多彩な変化球への対応はストレートの準備にかかっていると断言。そして「バッターが一番苦労するのは何かっていえば、そのピッチャーの真っすぐが一番攻略するには難しいっていう、力と力の勝負になっちゃうんでね。だから力負けしないようにって考えると、要するにスピードっとの勝負だから。真っすぐに立ち遅れないような準備の仕方をして、あと変化球は右足の軸足にきちっと体重を乗っけて我慢できればそれで対応できる」と打席でのボールの待ち方、軸足への体重のかけ方など詳細なオレ流の打撃論を披露した。

 山本の連勝はどこまで続くのか――。落合氏の金言が鍵を握っているのかもしれない。

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