スカウティング、結構ザルか?スピードガン、マトモか?

今のプロ野球、スピードガン表示は狂ってない?

大体同じ体格の投手同士を比較して、5~10キロは速い。2・3年目の巨人・桑田と今のオリ・山岡、入団数年間の西武・松坂と今のオリ・山本由を比較して、体格や手の長さもそう変わらないが、5~10キロ違う。片や170ちょい、片や180前後の身長、いくら持久力系から瞬発力系にトレーニング主体が変わっているとはいえ、そんなに増すのはおかしい。確かに、投球スタイルが7回を100球メドの全力投球になり、0~5キロくらいはあるかも知れないが、それでも10キロはおかしいと思う。また、マー君の無敗の最終シーズンでも150キロちょい、メジャーから帰って去年はふくらはぎ肉離れあって、今年155キロ近く出ている。メジャーでダルや大谷と同時期に手術の打診もあったが、フォークを減らしツーシームに切り替えたし、ストレートは150キロ前後だった。年齢的にも3・4歳取って速くなるのは疑問だ。

大谷は194、ダルビッシュ有が192、藤浪が197センチあるから、手も長く160キロちょい、ダルは少し手が短いからちょい落ちるかという見方をしていた。似た体格の外人投手もそんなモノだ。佐々木朗希も身長や手の長さは、大谷以上藤浪未満だから、そんなモノか程度。

今の佐々木朗希評価の軸は、ストレートの数字。評論家や解説者、その数字に平伏し、ボールがスゴいと忖度コメントしている。そのスピード数字が5キロ落ちたら、同じコメントになるだろうか?

あくまで初速だし、ステップの速さ、背筋を軸としたカラダの回転の速さ、肩を軸とした腕の振りの速さ、ヒジの返しの速さとスナップの効きなど、カラダの動きを分解して考えても、ステップの速さ以外に明らかに速くなる要素はないように思う。

スピードガンの表示が水増しなら、評価も違って来たりするのだ。

 

 

 

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極秘スカウティングレポートで判明!プロ野球12球団のキーマン
4/3(日) 10:01 Yahoo!ニュース
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「デカくなった」(担当記者)と評判の下半身が生み出す佐々木の速球は、メジャートップクラスの平均160㎞超え
昨季は両リーグとも、前年最下位のチームが優勝するというドラマチックな展開を見せた。コロナ禍も一段落し、今季は多くの助っ人外国人が開幕から参戦。期待のホープたちが、オープン戦から躍動している。今季、新たなドラマの主役となり得るキーマンたちに迫る。

【画像】阪神で”新人隠し”されていた桐敷…!

村上宗隆(22)に山田哲人(29)という侍ジャパンの大砲を中心に打線は盤石。課題だった投手陣も昨季のチーム防御率はリーグ3位の3.48と改善したヤクルト。連覇に死角はなさそうだが、OBで野球評論家の飯田哲也氏の表情は険しい。

「今季から延長12回制に戻る影響がかなり大きい。昨シーズンは9回打ち切り制だったので、今野龍太(26)、清水昇(25)、マクガフ(32)の3枚を7回から惜しみなく投入できた。その間に打線が点をとって勝ちを拾うというパターンが多く見られましたが、彼らに続くリリーフ投手の力が少し落ちるのです」

救世主となりうる存在が’20年のドラフト1位、木澤尚文(きざわなおふみ)(23)だ。

伊藤智仁コーチ(51)が”魔球”と絶賛する150㎞後半のシュートを投げる木澤がリリーフの一角にハマってくれたら相当、大きい。投手の運用がかなり楽になるはずです。木澤は昨季、一軍登板なし。さぞ悔しい思いをしたと思います。このオフ、ヤクルトは目立った補強をしていませんから、木澤が出てきてくれなくては困る。順位に大きく影響する存在だと言っていいでしょう」(飯田氏)

木澤が定着したうえで高橋奎二(けいじ)(24)と奥川恭伸(やすのぶ)(20)の左右エースが年間通じてローテを守る。それが叶わなければ、飯田氏は「連覇はない」と言う。

そのヤクルトを勝ち星で上回りながら、引き分け数の少なさで優勝を逃した阪神の今季の一番の新戦力はドラフト3位の左腕・桐敷(きりしき)拓馬(22)だという。

「オープン戦でセの球団に見せず、二軍戦で調整させる徹底した”新人隠し”が話題でしたね。桐敷の特徴はボールの出所が見えにくいフォーム。右打者、左打者の両方のインコースを突く度胸があり、シンカー、スライダーの精度も高い。太ももがぶっとくて下半身が安定しているから、制球を乱すことがない。

当初、中継ぎで1イニングという考えでしたが、先発に回ることになりました。口数の少ない男ですが、大好きなF1の話題になると饒舌(じょうぜつ)になる。好きなドライバーはダニエル・リカルドだそうです。F1の中継は日曜深夜が多いので、大学時代は月曜日の登板が不安だったそうですが、『プロは月曜日が休みなので』と笑っていました」(スポーツ紙阪神番記者

阪神の課題は守護神スアレス(31)が抜けた穴だ。最速160㎞を誇る新助っ投、ケラー(28)が筆頭候補だが、「クイックモーションが大きく、気も短い。ランナーにチョロチョロされると投げ急いだり、制球を乱す。事実、昨季はアメリカで33回3分の1を投げて四球は22個。防御率6.48。3月12日に初めてシートバッティングで登板したんですが、8打席投げて2個も四球を出した」(MLB関係者)と雲行きが怪しい。新人離れした、「どっしり左腕」を抜擢してもいいかも。

「オァーイ! オァーオ!」

奇声を発しながら場外弾を放つ新助っ人・ポランコ(30)を見ながら、巨人の原辰徳監督(63)は目を潤ませていたという。

「さすがバリバリのメジャーリーガー。モノが違いますね。他球団から強奪した大砲以外で30本以上、ホームランを打った助っ人はクロマティ以来、出てないんですが、ポランコがその黒歴史に終止符を打ちそうです。日本シリーズソフトバンクに8連敗を喫するなど、パ・リーグに力負けした原さんがいま最も欲しているのがパワー。岡本和真(25)の後を打つ5番打者が課題でしたが、ポランコで決まりでしょう。

一方、投手陣では、オープン戦で150㎞を連発しているドラフト1位右腕の翁田大勢(おうたたいせい)(22)を原さんは重用するでしょうね。桑田真澄コーチ(53)が打ち出すヤングジャイアンツ路線にも合致するから、いきなりのクローザー起用もありえます」(夕刊紙デスク)

昨季、新人の栗林良吏(りょうじ)(25)をクローザーに抜擢して成功した広島は、渡米した主砲・鈴木誠也(27)の後釜づくりが急務だが、メドは立っていない。

「普通に考えれば新助っ人のマクブルーム(29)でしょうが、在米スカウトのシュールストロムはここ数年、外ればかり引いているから……昨年のクロン(29)も打率.231、6発と散々でしたからね。大穴はドラフト6位の末包昇大(すえかねしょうた)(25)。豪快なスイング&風貌がチーム内で一目置かれています。新人ながらすでにベテランの風格が漂っており、初見ではほぼ、敬語を使われるそうです(笑)。

ただ顔は老(ふ)けていても先輩はキッチリ敬い、試合では誰より大きな声を出す。そんな姿が佐々岡真司監督(54)のハートを捉えているようで、周囲からブーイングされても4番で起用していました」(スポーツライターの藤本大和氏)

中日再建は「ミスタードラゴンズ立浪和義監督(52)のカリスマ性に託された。新監督は若手の底上げで苦境を乗り切ろうとしているのだ。

「強化指定選手の一番手が高卒2年目の高橋宏斗(19)です。昨年は肩やヒジに不安があり、終盤まで150㎞を連発できる馬力を発揮できずにいましたが、オフに動作解析をしてフォームを見直し。一気に球威が増しました。高卒3年目の岡林勇希(20)もいい。

プロ入り後に打者転向したので、守備も走塁も粗さはありますが、打撃センスは立浪監督からも非常に評価が高い。どんな球種も対応でき、インコースのストレートをライトに引っ張れる力がある。1番ライトを任されることが濃厚です」(スポーツ紙中日担当記者)

今年のドラフト2位、鵜飼航丞(うかいこうすけ)(22)も、飛ばす力や打球の軌道など、これまでの中日にいなかったタイプで高評価だ。

中日担当記者が続ける。

「石川昂弥(たかや)(20)は主力の高橋周平(28)をサードからセカンドに回してまで使おうとしているから相当、期待されています。対照的に、遊撃から外野に回された根尾昂(あきら)(21)は勝負の年となるでしょう。キャンプ中にブルペンで146㎞を出して話題になりましたが、立浪監督は外野もダメならピッチャーにすることをひそかに考えているようです」

下馬評が高いのが、助っ人外国人全員が揃った状態でスタートできるDeNA。だが、元編成幹部がキーマンに挙げるのは、プロ2年目の牧秀悟(23)だ。

「1年目から3割20本を打ったのは村田修一(41・現巨人コーチ)以来。待望の和製4番です。リーダーシップもあり、将来の幹部候補生ですね。今季から名伯楽の石井琢朗コーチ(52)が復帰。スキをついて次の塁を狙う『走る野球』が浸透してきたようで、さらなる成長が望めます」

V2を目指すオリックス侍ジャパン候補になった2年目の技巧派アンダースローの中川颯(はやて)(23)や、OBの岡田彰布氏が「今後10年、ショートは安泰」と惚れ込んだ紅林(くればやし)弘太郎(20)ら若手の成長が著しい。しかし、キーマンはやはりエースの山本由伸(23)だろう。

「昨年、3472球を投げた勤続疲労が心配され、春季キャンプからオープン戦までスロー調整が認められました。しかし、実はこのオフ、山本は師事する矢田修トレーナーの下でハードなトレーニングを積んでいたんです。ブリッジや倒立など、午前中は体づくりのエクササイズ。午後は槍投げや遠投など独自の練習を積んだ。身体を休めるどころか、スケールアップしていますよ」(球団関係者)

球団と話し合いを進めている米移籍を見据えての変身だろう。メジャー注目の剛腕がいる限り、オリックスは強い。

「佐々木はフォークの球速が149㎞出る。ちょっともう異次元ですよね。それでいて、スライダーはもっと良くなる余地がある」(筑波大学准教授の川村卓(たかし)氏)

「令和の怪物」こと千葉ロッテの佐々木朗希(ろうき)(20)がフル回転するときがきた。球団OBで野球評論家の藤田宗一氏は「一年間、しっかりローテーションを守れるか。課題はそれだけ」と語る。

「フォームが安定して抜け球がなくなり、技術的な課題はもう見当たらない。あえて言うならば、往年の斉藤和巳(44)や松坂大輔(41)のようなペース配分、打者によってギアの上げ下げができるか。ダルビッシュ有(35)や大谷翔平(27)クラスに化ける可能性はありますし、数年後はそれ以上のパフォーマンスを出しているかもしれません。普通に投げれば防御率2点台、15は勝てると思います」

8年も優勝から遠ざかっている楽天に足りないピースが大砲だ。キャンプ中から「東北のゴジラ」と球団を挙げて売り出し中の安田悠馬(ゆうま)(22)はファンの期待を一身に背負っている。

「パワーは確かに目を見張るものがありますが、確実性が足りず、オープン戦は苦戦中。キャッチャーに大事なリードに関しては『ごく普通』という評判です。楽天の先発陣は田中将大(33)を筆頭に岸孝之(37)、則本昂大(たかひろ)(31)に涌井秀章(35)と個性派揃い。彼らと組めば、大きく成長できるでしょう。まずは西武の森友哉(26)くらい打ちまくって、チャンスをもらうことです」(パ球団スカウト)

藤本博史新監督(58)のもと、V奪回を目指すソフトバンク。目下の悩みは、「指揮官の地味さ」だという。

新庄剛志監督(50)に比べたら、知名度不足は一目瞭然。唯一の特徴が現役時代からトレードマークのヒゲです。そこで球団はキャンプでファンサービス用に『付けひげシール』を配り、開幕直前キャンペーンとしてBIGBOSSならぬ『BIGFACE藤本』なる巨大オブジェを制作。福岡市内に期間限定で設置することにしました。お披露目イベントで監督は『顔デカっ』と自分でツッコんでましたよ」(夕刊紙デスク)

BIGFACEの懐刀になってくれそうなのが”BIGハート”を手に入れたともっぱらの剛腕・田中正義(27)だ。スポーツ紙ホークス担当記者によれば、「ノミの心臓と言われた男が自信をつけ、ローテ入りする勢い」だという。

「キッカケとなったのが、内川聖一(39・現ヤクルト)が退団試合で彼にかけた『お前以外のみんなが”田中はできる”と思っているのに、お前だけがその可能性を閉ざしている』という言葉。そして今年1月のエースの千賀滉大(こうだい)(29)との自主トレでした。力感のないフォームからズドンとくる直球を投げ込めるようになり、苦手だったカーブも習得。

ノミの心臓時代、目を背けていたランナーを牽制(けんせい)で刺した。今季の抱負はズバリ、『二ケタ勝利』。まだプロ0勝ですけどね」

対するBIGBOSSの秘密兵器はドラフト8位の剛腕、北山亘基(こうき)(22)だ。

「真っ直ぐは156㎞出ますし、カーブやフォークは三振を奪えるキレがある。新人ながらまったく物怖じしない北山を武田勝コーチ(43)は『バケモノ』と呼びました。新人合同自主トレではまったく目立っていなかったから、たしかに化けましたね」(夕刊紙デスク)

抑え候補の杉浦稔大(としひろ)(30)は肉離れで出遅れている。北山のクローザー抜擢は十分あり得そうだ。

連覇から2年で最下位に転げ落ちた西武。秋山翔吾(33)がメジャー移籍して以来、不在だった「切り込み隊長」が今季、ついに誕生しそうだ。オープン戦で3割後半のハイアベレージをマークした6年目の鈴木将平(23)だ。

「鈴木を覚醒させたのは『シークエンスバット』というアイテムです。持ち手が二つある特殊なバットで、両手が離れた状態でバットを持ってスイングすることで手をこねるクセが修正されるという特徴がある。昨季、30歳にして大ブレイクしたオリックスの杉本裕太郎が使っていたことで話題になりました。球界屈指の身体能力を持ちながら、才能を眠らせてきた阪神・江越大賀(たいが)(29)もオフにこのバットを導入して打撃開眼しています」

魔法の杖ならぬバットの一振りで、今季は西武にスター誕生となれば、パ・リーグのペナント争いはさらに混沌とするに違いない。

『FRIDAY』2022年4月1・8日号より
FRIDAYデジタル

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