満塁で申告敬遠?投手心理を顧みない愚策!

満塁で敬遠?直接、現実の野球で見たコトはない。見たコトあるのは、水島新司の「ドカベン」江川学院の中(あたる)が明訓との試合、山田を全打席敬遠、確か3回目が無死満塁で、土井垣監督が殿馬と山岡に"三振"を指示、二死満塁にしても山田と勝負させようとした。結局、敬遠したけど。(中は、左肩の故障を抱えていたという後日談。)

野球ゲームのパワプロなどでやるなら、フツ~にできるだろう。

しかし、元々、敬遠は投手として一番やりたくないコトだ。巨人入団1年目、20勝した上原浩治、最終登板ヤクルト・オマリーへの敬遠指示にマウンド上で泣いていた。その数年前、斉藤雅樹も最終戦完封したら防御率1位だったのに、阪神・バース全打席敬遠を王監督&堀内投手コーチから指示され、数年間ツブれた。

その上、申告敬遠は最もアホな手続だ。投げないで打者を出塁させてしまう。投手心理にもイヤな感じが残る。

もちろん、監督コーチにとって、敬遠のボールを打たれたり、暴投になったり、ホームスチールされるリスクを回避する意図は理解するが。

ヒトがやるスポーツは、ゲームのように粛々とは行かない。監督コーチにとっては、選手はコマで、試合は将棋やチェスだと思ってるかも知れないが。

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エンゼルス・マドン監督、まさかの“奇策” 満塁から申告敬遠で1点献上
4/16(土) 10:41 Yahoo!ニュース
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エンゼルス・ジョー・マドン監督
 「レンジャーズ-エンゼルス」(15日、アーリントン)

 エンゼルス・マドン監督がまさかの“奇策”を繰り出した。

【写真】2号2ランを放った大谷を、マドン監督もハイタッチでお出迎え

 2-1で迎えた四回、2点を失って逆転を許し、なお1死満塁。今季ドジャースからFAで大型契約で加入した強打者・シーガーを迎えたところで、2番手・ウォーレンにスイッチしたが、ここでマドン監督の取った策は、まさかの申告敬遠。スタンドが大きくどよめく中、相手にみすみす1点を与える結果になった。

 思い切った策だったが、4点目を文字通り献上すると、この後も犠飛、ボークでこの回一挙6点を失った。

 マドン監督は、2016年にカブスを率いてワールドシリーズ制覇、さらには3度の最優秀監督に選出された名将。レイズの監督時代の2008年8月17日にも、満塁の場面でレンジャーズの主砲・ハミルトンを敬遠(当時は申告敬遠はなし)している。

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