BMWも、車種構成性能構成を破綻させる?

BMW、1にも2にもFRを増やした。バカな経営層が、売れるんなら作っちゃえとM2に続いて出してしまうのか?

ポルシェはランボルギーニベントレー同様、VWアウディーにイニシアチブを握られ、マトモな車格判断もできない経営層の思いつきの言うがままに、クルマやエンジンを割り振ってしまっている。

BMWはそんなバカ親会社もないのに、むしろ、ミニやロールスロイス他に範を示すべき立場にあるハズなのに、こんなバカなコトをして見せるのだろうか?

1シリーズと2シリーズは、FF化するのではなかったのか?思ったより、評判良くないのか?1や2は、ミニと共用するFFに仕立てる方針だったハズでしょ?3シリーズや4シリーズもデカくし過ぎて、M3やM4などもデカく高額になり、それより安く小さいFRが必要になったのか?

元々、BMWにFFなど必要なかったのだ。メルセデスのAやBやCLAやGLAなどを真似ようとしたのか?

キチンと我が道を行くべきなのに。

 

 

 

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FRの2シリーズ登場を喜ぶ BMW M240i x ポルシェ718ケイマン x AMG CLA 45 3台乗り比べ 後編
2022/04/24 13:47 AUTOCAR JAPAN4

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勢いを維持する走りこそケイマンの喜び

ポルシェ718ケイマンのパワーステアリングはアシストが弱く、ダイレクト感も若干低い。しかし、感触と重み付けはリアル。50km/hも出せば、操舵感は夢見心地だ。シャシーの精巧さが現れる速度域へ迫ると徐々に重さが増し、印象は一層良くなっていく。

【画像】FRをキープした2シリーズ・クーペ 718ケイマン、AMG CLA 45Sと写真でも比較 全90枚

不足ないパワーを得るには、高い回転数を保つ必要がある。だが、その勢いを維持しながら走らせることこそ、718ケイマンの喜びでもある。

フロントノーズの向きが僅かに変化するだけでも、サスペンションへ掛かる負荷の推移を感じ取れる。巧みなクッション性を備えつつ、1度か2度、ささやかにボディがロールする。とても品がいい。

コーナーの曲率などに関わらず、アウト側の2本のタイヤが公平に荷重を受け持つ。最初にフロント側へ負荷が掛かり、それからリアへシフトしていくBMW M240i xドライブ・クーペとは好対照。718ケイマンは、とてつもなく直感的だ。

BMWもクルマとの意思疎通がしやすく、偽りがない。しかし、ボディがひと回り大きく重いことを、雨の下り坂でジワジワと感じる。右側には白線が迫り、左側には水の溜まった路肩が近い。自然と、少し早めに速度を絞っている。

筆者はポルシェ911 ターボより、ベーシックな718ケイマンこそ、チャレンジングな雨の郊外の道を楽しむ究極のモデルだと思う。より小さく有機的で、挙動がクリア。望み通りのスポーツクーペだ。

926ポンド(約15万円)の、トルクベクタリング機能付きリミテッドスリップ・デフがあれば完璧。今回の718ケイマンには、しっかり備わっていた。

AMGの技術力が集結したCLA 45S

まるで身体の延長のように、極僅かな入力のやり取りが面白い。初めて旋回するカーブでも、入り口でステアリングホイールの角度を決めれば、その後に切り増しする必要もない。ポルシェ以外のモデルでは、同じ体験は難しい。

そして、それと明らかに味わいが違うのが、メルセデスAMG CLA 45S 4マティック+ クーペ。分厚いビーフステーキに、ニンニクがたっぷり掛かったようなクルマだ。

ドアを開くと、スーパーカー級のバケットシートが高い位置に並んでいる。ハッチバックが起源であることを匂わせるように、フロントガラスが近い。

フロントには、 M139型と呼ばれる2.0L直列4気筒エンジンが載り、ターボの位置は後方。インテークマニホールドが前方にレイアウトされ、効果的に吸気を冷やし、ターボラグを減らしている。最高出力は、2台を圧倒する422psだ。

メルセデスAMGの技術力が集結している。コーナーでの姿勢制御は、息を呑むほどにフラット。軽快で鋭く反応するステアリングと、ワイルドな加速力。安全性を担保しながら、リアタイヤを思い切り振り回すことすら受け入れてくれる。

M240i xドライブの、グランドツアラー的フィーリングとは異なる。718ケイマンの、ドライバーと一体のような巧みなハンドリングも得てはいない。圧倒的に鮮烈で、ナンセンスさすら感じてしまう。それが魅力でもあるのだが。

10人中7人はM240iを選んで幸せ

AMG CLA 45Sのドライブフィールは、古いスバル・インプレッサWRXと新しいアウディR8とを掛け合わせたようなもの。スーパーカー級の能力を、コンパクトなボディに秘めている。

同時に、やみくもにスピードを追い求めない限りは、穏やかなCLAのようにも振る舞う。ポルシェとBMWは、速度域に関係なく特別な気分を味わえる。普段使いで、運転を楽しめる。

今回の3台の乗り比べ。それぞれの個性に順番を付けるなら、10人中7人は、BMW M240i xドライブ・クーペを選んで幸せを感じるだろう。長距離移動を快適にこなせつつ、腕のなるワインディングでは、ドライバーの期待にしっかり応えてくれる。

秀でたコーナリング性能を備えているが、片道400kmの自動車旅行でも疲れない。BMWのジュニアMとして、もう少しルックスの差別化は欲しいところだが、総合的な訴求力は相当に高い。

残りの3人のうち、2名はポルシェ718ケイマンに満足するだろう。純粋さと質感に、心が奪われるはず。M240i xドライブに劣るパワーと快適性にも、納得できると思う。

そして残りの1人は、メルセデスAMG CLA 45Sに惚れるだろう。カリカリに熱いクルマを望むドライバーのためのクルマだ。ワープするような加速力を、称賛しないわけにはいかない。ただし、英国価格は5万9479ポンド(約955万円)と1番高価でもある。

これは多数決ではない。筆者の場合? その10名では、2名のなかに含まれる。

718ケイマンに240i CLA 45S クーペ3台のスペック

ポルシェ718ケイマン PDK(英国仕様)のスペック

価格:4万8540ポンド(約776万円)
全長:4379mm
全幅:1801mm
全高:1295mm
最高速度:273km/h
0-100km/h加速:4.9秒
燃費:10.9-11.2km/L
CO2排出量:201-208g/km
車両重量:1365kg
パワートレイン:水平対向4気筒1998ccターボチャージャー
使用燃料:ガソリン
最高出力:300ps/6500rpm
最大トルク:38.6kg-m/2150-4500rpm
ギアボックス:7速デュアルクラッチ・オートマティック

BMW 240i xドライブ・クーペ(英国仕様)のスペック

英国価格:4万5795ポンド(約732万円)
全長:4537mm
全幅:1838mm
全高:1390mm
最高速度:249km/h(リミッター)
0-100km/h加速:4.3秒
燃費:11.4-12.2km/L
CO2排出量:186-200g/km
車両重量:1690kg
パワートレイン:直列6気筒2998ccターボチャージャー
使用燃料:ガソリン
最高出力:373ps/5500-6500rpm
最大トルク:50.9kg-m/1900-5000rpm
ギアボックス:8速オートマティック

メルセデスAMG CLA 45S 4マティック+ クーペ(英国仕様)のスペック

価格:5万9479ポンド(約955万円)
全長:4688mm
全幅:1830mm
全高:1439mm
最高速度:270km/h
0-100km/h加速:4.0秒
燃費:11.2km/L
CO2排出量:189g/km
車両重量:1695kg
パワートレイン:直列4気筒1991ccターボチャージャー
使用燃料:ガソリン
最高出力:422ps/6750rpm
最大トルク:50.9kg-m/5000-5250rpm
ギアボックス:8速デュアルクラッチ・オートマティック

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